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PKSHA Technology(パークシャテクノロジー)
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July 13, 2026
Programming
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【SRE NEXT 2026 Lunch Session】一人目専任SREの立ち上げを加速する ― AIと進めたオンボーディングで2分を0.04秒にした話
PKSHA Technology(パークシャテクノロジー)
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July 13, 2026
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Transcript
1 © PKSHA Technology Inc. Confidential 1 © PKSHA Technology
Inc. Confidential SRE NEXT 2026 Lunch Session ⼀⼈⽬専任SREの⽴ち上げを加速する ― AIと進めたオンボーディングで2分を0.04秒にした話 AI Knowledge & Communication カンパニー AI Helpdesk開発グループ SREチーム リーダー 星野 裕紀
2 © PKSHA Technology Inc. Confidential ⾃⼰紹介 2015年 新卒でMSP事業会社へ。 物理/クラウドのサーバー設計‧運⽤‧オンコールまで幅広く担当
2018年 求⼈情報サイトのSREとして転職 AI求職者サポートサービスのSREを担当 2026年 Join PKSHA Technology AIヘルプデスクSaaSの⼀⼈⽬専任SREとして⽴ち上げをリード中 「未来の姿を想像しながら取り組むことが好きです」 星野 裕紀(ほしの ゆうき) MicrosoftBuild2026に6⽉初週に参加 サンフランシスコ最⾼でした
3 © PKSHA Technology Inc. Confidential 3 © PKSHA Technology
Inc. Confidential ってご存知ですか?
© PKSHA Technology Inc. Confidential ミッション / ビジョン ⼈が教えることで進化するAIが、⼈の能⼒を拡張し、双⽅向に進化(共進化)し続ける社会へ 4
Our Mission 未来のソフトウエアを形にする 「ソフトウエアはどうあるべきか」を問い、 ⾃らの⼿で創造と実装をし続けることで、⼈と社会の進化に価値をもたらします Our Vision ⼈とソフトウエアの共進化 私たちは⼈が作る未来のソフトウエアの可能性を信じています ソフトウエアは⼈の意思が形を決める“やわらかな”テクノロジーです 未来のソフトウエアは悲しみではなく、喜びを 分断ではなく、つながりを同調圧⼒ではなく、多様性を社会に増幅することができる パークシャテクノロジーは、⼈と共進化する未来のソフトウエアを社会に実装していきます 共進化: ⼈とソフトウエアが「対話」し、 共に、動的により 良い形 に進化 し続けること ⼈とAIによるインタラクション (対話)により、 双⽅に変容が発⽣し、お互いに拡張していく (共進化)
5 © PKSHA Technology Inc. Confidential 5 AI Powered Worker
⼈×AIのプラットフォーム型への拡張 PKSHAの⼒の源となる複層の事業構造 AI SaaS プロダクトを通じ、DX‧業務の⾼度化を実現 AI Research 研究‧開発を通じ、個別の業務⾼度化を実現 事業 どんな事業か AI Solution 研究‧開発を通じ、個別の業務⾼度化を実現 Layer 0 Layer 1 Layer 2 Layer 3 業界共通課題を解く AIプロダクトの提供 ⼈とAIの連携による 実務⽀援サービスの提供 個別課題を解く AIアルゴリズム提供 ⾃然⾔語処理、機械学習/ 深層学習技術等の研究開発
6 © PKSHA Technology Inc. Confidential AI SaaSのプロダクト一覧
7 © PKSHA Technology Inc. Confidential AI SaaSのプロダクト一覧
8 © PKSHA Technology Inc. Confidential 従業員からの問い合わせを解決するAIヘルプデスク ⼈とAIのハイブリッドで「必ず解決する」社内ヘルプデスク
9 © PKSHA Technology Inc. Confidential 01 問い合せ窓⼝をMicrosoft Teamsに⼀元化 普段お使いのMicrosoft
Teams上に問い合せチャネルを集約することで、普段のコミュニ ケーションと同じ体験、場所で利⽤できることで”使われ続け”ます。
10 © PKSHA Technology Inc. Confidential 02 AI⾃動対応と有⼈対応を合わせ、社内問合せを解決 AIによる⾃動化、有⼈対応、対応ログを⽤いたナレッジの⾃動⽣成による暗黙知の構造化 までをシームレスに繋げ、AIを育てながら問合せに確実に対応します。
11 © PKSHA Technology Inc. Confidential 03 ナレッジを⾃動で学ぶヘルプデスク ⽣成AIによる有⼈対応ログの分析をもとに、FAQを⾃動⽣成し、業務に⾃動適⽤できるた め、使えば使うほど暗黙知を形式知化し、AIが扱える情報が増えます。
12 © PKSHA Technology Inc. Confidential 12 © PKSHA Technology
Inc. Confidential 本⽇どのようなことを話すか
13 © PKSHA Technology Inc. Confidential 13 © PKSHA Technology
Inc. Confidential ⼊社したときのチーム状況 AIヘルプデスクのSREとしてのミッション そして課題に対するアプローチ 即戦⼒化を補助するAI時代のオンボーディング体験
14 © PKSHA Technology Inc. Confidential 私が⼊社したときのプロダクトチーム状況 ソフトウエアエンジニアが各々SREを実践 • 各々SREを実践
• 実践レベルはマチマチ • SRE⽂脈の停滞タスクあり • 専⾨家不在の中、開発とSREの両輪に 苦戦
15 © PKSHA Technology Inc. Confidential 私が⼊社したときのプロダクトチーム状況 SREチームを新設し、各チームに横断的にSREを実践 / Joinしました!
\ 新設
16 © PKSHA Technology Inc. Confidential ミッション: SREポジションをゼロから⽴ち上げる プロダクトの成⻑フェーズに合ったSREをリードしてもらいたい •
これまでの AI ヘルプデスク: ◦ SWE が SRE 業務を兼務する形で運⽤ • 事業規模の拡⼤(ARR 拡⼤フェーズ)に合わせて: ◦ 専任 SRE の⼀⼈⽬として着任 ◦ 信頼性への取り組みを「SWEの兼務」から「専任」へ ゼロからの⽴ち上げ = ⼤きな裁量と、⼤きなオーナーシップ / やっていきます! \
17 © PKSHA Technology Inc. Confidential 17 © PKSHA Technology
Inc. Confidential とはいかなかった
18 © PKSHA Technology Inc. Confidential 18 © PKSHA Technology
Inc. Confidential 歩み寄るSLOアラート ⼊社して間もなく速度感の求められる課題に直⾯
19 © PKSHA Technology Inc. Confidential Alert事例: レイテンシSLO違反 (現在は解消済み) 管理者画⾯上のチケット⼀覧表⽰画⾯のレイテンシ違反が発⽣
問い合わせが有⼈連携されチケット化された画⾯のチケット⼀覧表⽰が遅延 表⽰時間: 2分27秒 の時がたまに発⽣ ドメイン知識もシステムの経緯も、まだ完全には揃っていない状態で調査開始
20 © PKSHA Technology Inc. Confidential 20 © PKSHA Technology
Inc. Confidential よし わからん
21 © PKSHA Technology Inc. Confidential 「わからない」の連続、「知る」の圧倒的不⾜ EmbeddedSRE が機能するには、4種類のコンテキストが必要 軸
例 従来の獲得⼿段 対象の軸 ドメイン(事業‧ユーザー‧顧客ごとの構成) システム(アーキテクチャ‧依存関係) 組織 オンボーディング 時間の軸 現在の状態 ⇄ 経緯(歴史)⇄ いま進⾏中の変化 ADRの考古学 設計者やPdM確認 形式の軸 形式知 ⇄ 暗黙知 どの対象‧どの時間の知識にも両形態がある 時間を掛けて察する スタンスの軸 知識とは別に 「何が⼤事か‧どこまでのリスクを許容するか」 PO(Product Owner)に聞く
22 © PKSHA Technology Inc. Confidential ⼀⽅現場では そのコンテキストを得るための導線の細さ • AIで加速した開発現場は新規機能開発の真っ只中
• AIDLC等HOTな開発⼿法の実践や探索による時間的制約の拡⼤ • ただでさえレビューがボトルネックになっている中でオンボーディング⼯数 という新たなボトルネックのジレンマ 今までは慣れた 環境/現場 が EmbeddedSRE としての パフォーマンスを下⽀えしてくれていたと気づく
23 © PKSHA Technology Inc. Confidential 23 © PKSHA Technology
Inc. Confidential 「なるほど、それでこうなっているんだ」の連続 EmbeddedSREの⽴ち上がりは⼀筋縄ではいかない
24 © PKSHA Technology Inc. Confidential 24 © PKSHA Technology
Inc. Confidential そこで選んだ進め⽅ AIとの対話で⾃分の解像度を先に上げ、 限られた同僚の時間を最⼤限活かす
25 © PKSHA Technology Inc. Confidential 種明かし: 社内知識の「ありか」に、AI がつながっていた Devin‧Claude
の接続先を、チームで少しずつ増やしていた時代だった 会社公認で Devin‧Claude が使え、チームでインテグレーション(接続先)を増やしていた 接続先が増えるほど、「対象の軸」に AI の⼿が届く: Notion → PRD‧設計ドキュメント‧議事録(ドメイン) GitHub → コード‧PR‧IaC(システム) Slack → 過去の議論‧障害対応のログ(組織) 誰かが設計した「オンボーディング基盤や資料」があったわけではない 使いながら接続先を増やしていったら、結果として “探索インターフェース” になっていた ※ この体験はのちに、コンテキストを「skill」として体系化する取り組みへつながる 【対象の軸】
26 © PKSHA Technology Inc. Confidential Claude × Notion ―
「経緯」の発掘 課題: 「なぜ今こうなっているのか」は、コードを読んでもわからない アプローチ: Notion に蓄積された ADR‧設計ドキュメントを Claude で横断探索 • 「この構成になった経緯は?」→ 関連 ADR を引き当てて要約 • 議論の背景‧却下された代替案まで含めて把握できる • 設計者の頭の中を、ドキュメントから再構成するイメージ いまの構成だけ⾒ると不合理でも、⼤抵は理由がある ― 「考古学」は AI の得意分野 【時間の軸】
27 © PKSHA Technology Inc. Confidential Devin in Slack ―
「暗黙知」の可視化 Slack で @devin とメンションするだけで起動できるインターフェース 他メンバーのプロンプトと対話の流れが全員に⾒える 誰がどう働いているかがわかる = 他⼈の仕事から学べる 気づいた⼈がフラっとサポートしてくれる 新参者にとっては、これ⾃体が⽣きたオンボーディング教材 副次効果: PR‧Linear チケットと⾃動で紐づき、トレーサビリティも向上 質問の「型」そのものが暗黙知 先輩の聞き⽅‧軌道修正の仕⽅が、全部ログに残って読める AIから索引することも可能 【形式の軸】
28 © PKSHA Technology Inc. Confidential 28 © PKSHA Technology
Inc. Confidential ここまでで解像度がかなり⾼まる 事実を裏付ける根拠までは切り分けられた indexが貼られておらず特定ヘビーユーザーの管理チケット数が肥⼤化 そのままレイテンシに直結 あとはfixまでの道のり
29 © PKSHA Technology Inc. Confidential 調査の実⾛: 切り分けの⼀歩⼀歩が、そのままオンボーディング AI で解像度を上げ、⼈には「判断」だけを聞く
フェーズ やったこと 同時に埋まったコンテキスト 状況把握 AI と GitHub‧Notion を辿り、画⾯ → 機能 → 関連テーブルの対応を把握 ドメイン(対象) 原因探索 Devin にクエリと実⾏計画を渡し、テーブル構造‧アクセスパターンを調査 システム(対象) 経緯の確認 Claude で過去の設計ドキュメントを探索し「なぜこのスキーマか」を把握 経緯(時間) 仮説検証 インデックス追加の仮説を⽴て、影響範囲を AI と整理 進⾏中の変化(時間) 同僚への確認 「この2点だけ教えてください」ピンポイントの質問で裏取り 判断基準(スタンス)=⼈からのみ 実装 PR 作成‧レビューを経てリリース チームの作法(形式) 課題解決の副産物として、4つの軸が埋まっていく ― 調査がそのまま研修だった 質問の質が変わる: 「全部教えて」 → 「ここだけ確認させて」 【スタンスの軸】
30 © PKSHA Technology Inc. Confidential 30 © PKSHA Technology
Inc. Confidential 結果 2分27秒 ↓ 0.04秒 打ち⼿は インデックス追加 ― シンプルな結論
31 © PKSHA Technology Inc. Confidential 学び: ⼀般化できる2つの気づき 1. コンテキストが整備された
Agent は、オンボーディング装置になる Embedded SRE は体制上、少数精鋭になりやすい その制約下でも、ドキュメント × Agent で⽴ち上がり速度は⼤きく変えられる そして、索引したいときにいつでも⾃然⾔語で取り出せる ⼀旦つなげるだけでも機能する 2. プロンプトが⾒えるインターフェースは、チームの学習装置になる 他⼈の仕事の進め⽅から学べる環境が、⾃然に⼿に⼊る 新メンバーほど恩恵が⼤きい 「⼩規模チーム」「濃密なロードマップが進⾏中」環境なら、どこでも効くはず
32 © PKSHA Technology Inc. Confidential 32 © PKSHA Technology
Inc. Confidential いまはこの仕組みが進化している 良かった体験のテイストをClaude Skillsへ昇華中
33 © PKSHA Technology Inc. Confidential Claude skills に組織知を型化 ⾃然⾔語で困りごとや知りたいことを⾃動で索引
• 忘れたことを簡単に索引 • 考古学の加速 • エンジニアに限らず組織越境したAgentとして展開することで職能の域を超える
34 © PKSHA Technology Inc. Confidential 34 © PKSHA Technology
Inc. Confidential まとめ コンテキストを整えて、Agent で⾃由に索引‧探索できる インターフェースを⽤意するだけで、 オンボーディング体験は⼤きく変わる ⼀⼈⽬でも、⼀⼈で戦う必要はない
35 © PKSHA Technology Inc. Confidential 越境し、共進化しながら社会を変えよう。 35 私たちは⼈と共進化する未来のソフトウエアを社会に実装しています。 あなたの勇気ある越境が、社会に新たな価値を⽣む
パークシャテクノロジーでは 分野の垣根を超え、協⼒し、ともに成⻑できる未来の仲間との出会いを 楽しみにしています。 採⽤サイト https://www.pkshatech.com/recruitment/ PKSHAでは SRE / SWE / PdM の採⽤を強化しています! 少しでもご興味ございましたら、カジュアル⾯談からお話ししましょう! Techブログ https://zenn.dev/p/pksha PKSHA Technologyの事業・カルチャーがわかる記事 https://voice.pkshatech.com/n/n9641c76a08c2
36 © PKSHA Technology Inc. Confidential ご清聴ありがとうございました 午後のセッションもお楽しみください