スタートアップのアジャイルは生成AIでどう変わる？

2025年8月27日（水）にStartup in Agileさんが主催するイベント【スタートアップのアジャイルは生成AIでどう変わる？】の発表資料です。
スタートアップのアジャイルは生成AIでどう変わる？

資料の構成----------
▷アジャイル開発が変わっていく背景
▷変わっていくアジャイル

会社紹介-------------
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Transcript

1. 生成AI時代における アジャイルがどう変わるか？
2. 自己紹介 アジャイル開発と2億以内のウォーターフォール開発が得意領域 Xアカウント：@lanli_ran 2018年株式会社リクルートに入社。じゃらん遊びのプロダクト責任者としてプロダクト戦略からデータ分析、施策推進まで従事。リクルー トの新規事業提案制度 RING 2020 優勝。2022年、freee株式会社に入社し、freee販売をはじめとした複数の新規事業を立ち上げた後、 Polyscapeに参画。 冉 蘭驪 ゲーム事業 AI技術をゲーム開発に活かして、PC(Steam) 及び モバイル向けにグローバルでオリジナルIPコンテン ツを展開しています。 AI/DX事業 自社のAIエージェントプロダクトを開発すると同時 に、自社のノウハウを活かして、お客様のビジネス ゴールの達成に向けてご支援いたします。 Xアカ ウント：@lanli_ran
3. アジャイル開発が変わっていく背景 アジャイル手法が採用される一つの理由は仕様の曖昧さにある ビジネスレイヤー １ プロダクトレイヤー 開発レイヤー ２ ３ 売れるプロダクトとはなにか ユーザーの課題解決できる プロダクトとはなにか そのプロダクトを実装できるのか どんな プロダクトなのか どんな 仕様なのか 想定通りに 実装できるか デモ・ノーコードで 短期間で開発し 市場に投入 仕様書（/PRD）や WFを作成し 認識合わせを行う 大きな手戻りを防ぐ ためにスコープを 切り分けて開発する Xアカウント：@lanli_ran
4. アジャイル開発が変わっていく背景 コストが大きく変わらなくなる中、先に開発することを選ぶようになる Xアカウント：@lanli_ran 仕様 デザイン 開発（従来） ソフトウェア開発の手戻りコストの低下 AI駆動開発
5. アジャイル開発が変わっていく背景 上流も含めて開発プロセスが並列進行するように変わっていく Xアカウント：@lanli_ran 要件定義とともに開発が並列で進められる 従来：上流から下流にはいけない 要件定義 デザイン 開発 要件定義 デザイン 開発 現在：開発まで上流側がやれるようになった 同時進行 が可能に
6. 変わっていくアジャイル 現時点ではAI生成のソースコードの品質が商業レベルでは耐えられない Xアカウント：@lanli_ran ハードコートが多い 1 エラーハンドリングが強引 2 全体を見ていない、一貫性がない 3
7. 要件定義 設計 開発 テスト 要件定義 設計 開発 テスト 変わっていくアジャイル プロのエンジニアのリファクタリングを行うことで品質担保される Xアカウント：@lanli_ran 要件定義 設計 設計 開発 テスト リファクタリ ング 今のアジャイル これからのアジャイル
8. 変わっていくアジャイル AIによって「アジャイル」による恩恵がより大きくなっていく ビジネスレイヤー １ プロダクトレイヤー 開発レイヤー ２ ３ 市場feedbackをいち早く知れると当 時に、すぐに作り直す心配がない 社内外が仕様に対する認識齟齬がな くなり、手戻りコスト・確認コスト が大幅に下がる 開発期間が圧倒的に短縮されるほ か、開発品質の保証に集中ができる どんな プロダクトなのか どんな 仕様なのか 想定通りに 実装できるか デモ・ノーコードで 短期間で開発し 市場に投入 仕様書（/PRD）や WFを作成し 認識合わせを行う スコープを 切り分けて 段階的に開発する Xアカウント：@lanli_ran
9. 変わっていくアジャイル 開発期間を4割に短縮できたほか、お客様様の理想に限りなく近いシステ ムの完成ができた Xアカウント：@lanli_ran 理想に限りなく近い操作感の実現 要件定義の初週から、実際に開発予定の画面を手元で操作しながら仕様 を確認できたことは、とても画期的でした。 。 社内でもプロトタイプを共有したところ、「これなら使いやすい」とい う声が現場からすぐに上がり、要件定義フェーズの時点で操作性や導線 の理解が組織全体に浸透した点でも、本プロジェクトは非常に意義深 かったと考えています。 完成形のシステム像が早い 段階で具体化され、ボタン配置や表示タイミングなど細かなUIの挙動ま で私たちの理想に限りなく近い操作感に仕上がったと感じています
10. 変わっていくアジャイル 開発工数の7割をカットできたほか、短期で売上まで直結した Xアカウント：@lanli_ran 理想に限りなく近い操作感の実現 これまでは、新規事業の立ち上げに際して、事業性や市場ニーズを慎重 に見極めたうえで、高額な開発投資を行うかどうかを判断する必要があ りました。今回は、初期コストを抑えてスピーディに開発できたこと で、少数ながらも確度の高いニーズを確認した段階で投資判断を下すこ とができ、大きな機会を逃さずに済んだと感じています。 また、 社内メンバーはもちろん、関心を持ってくださっていたお客様から も早い段階でフィードバックを得ることができました。 。 わずか数週間で実際のプロダクトを社内外で試すことができたた め、 その結果、短期 間で数社の受注を獲得し、市場に受け入れられるプロダクトを創り上げ ることができたと実感しています
11. お持ち帰っていただきたいこと VibeCodingの進化によってアジャイルがより進化していく 1 この2〜3年ではいち早く人間とAIがペアとなって開発していくことをマス ターできる組織・個人が勝ち抜いていく（部分最適から全体最適へ） 2