バックオフィスAIエージェントが 社内業務に定着するまでの裏話

2025年11月19日（水）にZENKIGENさんが主催するイベント【BtoB×生成AI推進担当 本音でLT会】の発表資料です。
バックオフィスAIエージェントが社内業務に定着するまでの裏話

資料の構成----------
▷2025年冬に求めるAIエージェントのレベル感
▷Polyscapeが作った稼働管理ちゃん（AIエージェント）
▷開発初期の課題
▷運用後の課題
▷AIエージェントが業務定着するためのコツ

会社紹介-------------
■Polyscapeのホームページはこちら
https://polyscape.io/

■AI駆動開発のサービスサイト
https://polyscape.io/service/ai-driven-dev

■AI駆動開発のお客様事例
https://sf-journal.polyscape.io/2025/08/18/bisho/

■Polyscapeに関する主要な発信
・オウンドメディア：https://sf-journal.polyscape.io/
・公式note：https://note.com/polyscape
・社長note：https://note.com/shimap_sampo
・公式Xアカウント：https://x.com/polyscape_inc
・公式AIキャラの景原いろはXアカウント：https://x.com/iroha_polyscape

■Polyscapeの主な事業
・AI/DX事業：https://aidx.polyscape.io/
・ゲーム事業：https://polyscape.io/service#game

Transcript

1. バックオフィスAIエージェントが 社内業務に定着するまでの裏話
2. 自己紹介 未来のバックオフィスのあるべき姿を形にして今の世の中に届けたい Xアカウント：@lanli_ran 2018年株式会社リクルートに入社。じゃらん遊びのプロダクト責任者としてプロダクト戦略からデータ分析、施策推進まで従事。リクルー トの新規事業提案制度 RING 2020 優勝。2022年、freee株式会社に入社し、freee販売をはじめとした複数の新規事業を立ち上げた後、 Polyscapeに参画。 冉 蘭驪 ゲーム事業 AI技術をゲーム開発に活かして、PC(Steam) 及び モバイル向けにグローバルでオリジナルIPコンテン ツを展開しています。 AI/DX事業 自社のAIエージェントプロダクトを開発すると同時 に、自社のノウハウを活かして、お客様のビジネス ゴールの達成に向けてご支援いたします。 Xアカウント：@lanli_ran
3. 2025年の冬には AIエージェント成功事例が出始めている Xアカウント：@lanli_ran 8月にSoftBankの10億 AI agents宣言 10月に開催されたIf Con Tokyo 2025
4. ゲームの自動QAエンジンを導入し 劇的な業務効率化を実現できた事例も Xアカウント：@lanli_ran スモークテストの工数が75%削減 チーム体制が8名から2名に激変 改善前 改善後 75%削減
5. Xアカウント：@lanli_ran 煩雑だし、工数以前にマインドシェアが取 られて疲弊してしまう 2 ルールを決めても守らない人は出てきがち 3 案件ほど華やかではなく、投下できるリ ソースも限られる 1
6. Xアカウント：@lanli_ran せっかく技術的にイケているものを作っても 使われない運命なんてもありえる 定着せず
7. Polyscapeの公式AIキャラクター IROHA（景原いろは） 稼働管理 X投稿 名刺管理 イベント受け付 コピーライティング ニュースPick Up Xアカウント：@lanli_ran
8. 稼働管理だけでも たくさんのサービスがある Xアカウント：@lanli_ran ZAC freeeプロジェクト管理
9. スコープが広い 案件管理・受発注管理 Xアカウント：@lanli_ran 収支管理 工数管理 業務委託・アサイン管理
10. AIは工数入力に使う 顧客管理DB / 商談管理DB Xアカウント：@lanli_ran 商談管理DB / 月別収支管理表 工数管理DB 工数情報 （ない）
11. 稼働管理 チームメンバーへの共有も兼ねて日々使うSlackで話せば自動登録される Xアカウント：@lanli_ran 登録済のNoiton画面 稼働集計画面
12. Xアカウント：@lanli_ran 新しいことをやろうとすると 様々な意見も出てくる
13. Xアカウント：@lanli_ran こういうのを正確に管理するのが目的であれば 専用のシステムを導入すべきでは？ 入力する内容も全部テキストなのか？案件名は さ選択させたほうがよいのでは？ 今自由な社風が好きな方々は工数管理されてい やになるのでは？ 運用していくと要望が出てきて、そこを改修す る工数は取れるのか？
14. Xアカウント：@lanli_ran 正確に管理するのが目的ではなく、技術力や上流工程 （AI/DXによるビジネスインパクトを出せる）を強みとし ている会社なら、新しい技術を使って社内の課題解決す る取り組みとしてやりたい 入力する内容も全部テキストなのか？案件名は さ選択させたほうがよいのでは？ 今自由な社風が好きな方々は工数管理されてい やになるのでは？ 運用していくと要望が出てきて、そこを改修す る工数は取れるのか？
15. Xアカウント：@lanli_ran
16. Xアカウント：@lanli_ran 正確に管理するのが目的ではなく、技術力や上流工程 （AI/DXによるビジネスインパクトを出せる）を強みとし ている会社なら、新しい技術を使って社内の課題解決す る取り組みとしてやりたい AIエージェントを前提とした場合、「自然言語でのやり 取り」が更に普及した未来を見据えて、操作もUIも自然 言語をベースにしたい 今自由な社風が好きな方々は工数管理されてい やになるのでは？ 運用していくと要望が出てきて、そこを改修す る工数は取れるのか？
17. Xアカウント：@lanli_ran 正確に管理するのが目的ではなく、技術力や上流工程 （AI/DXによるビジネスインパクトを出せる）を強みとし ている会社なら、新しい技術を使って社内の課題解決す る取り組みとしてやりたい AIエージェントを前提とした場合、「自然言語でのやり 取り」が更に普及した未来を見据えて、操作もUIも自然 言語をベースにしたい 会社経営にもプロジェクト管理にも現場にも、 工数管理のメリットを理解していただく。 そしてなによりも経営層に「やる」と決めていただく 運用していくと要望が出てきて、そこを改修す る工数は取れるのか？
18. Xアカウント：@lanli_ran 正確に管理するのが目的ではなく、技術力や上流工程 （AI/DXによるビジネスインパクトを出せる）を強みとし ている会社なら、新しい技術を使って社内の課題解決す る取り組みとしてやりたい AIエージェントを前提とした場合、「自然言語でのやり 取り」が更に普及した未来を見据えて、操作もUIも自然 言語をベースにしたい 会社経営にもプロジェクト管理にも現場にも、 工数管理のメリットを理解していただく。 そしてなによりも経営層に「やる」と決めていただく エンジニアにヒアリングして運用に対してwillを持つ・持 たないことを理解する それに合わせて運用案を設計
19. メンバーの要望を書き留める場 Xアカウント：@lanli_ran
20. Xアカウント：@lanli_ran いざ運用してみたら プロジェクト管理が属人化で しつこくフォローしないと定着しない 運用は意外と開発工数を必要とし 要望がなくてもシステムダウンとかありうる レコード増加によって精度が落ちる slackbotの運用に使っているPCがダウンした slackbotがバグった DifyがSlackにアクセスできないエラー
21. Xアカウント：@lanli_ran AIエージェントが業務定着するには なくなると困る業務に対してAIエージェントを提供すること ※多少の不便があってもみんなが使っていくので自然に磨かれていく 2 オーナーたちの圧倒的当事者意識は不可欠 ※ダウンや精度低下などの問題が起きたらエンジニアが空き時間を使って治す ※決めた業務ルールが守られていなかったら運用側がリマインドする 3 経営層の支持が絶対必要 1