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アジャイル・スクラム勉強会_インセプションデッキ
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Satoshi Harada
June 08, 2020
Programming
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アジャイル・スクラム勉強会_インセプションデッキ
Satoshi Harada
June 08, 2020
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Transcript
アジャイルなプロジェクト計画 “インセプションデッキ” アジャイル・スクラム勉強会 Satoshi Harada
インセプションデッキとは アジャイルプロジェクトにおけるプロジェクト計画 が“インセプションデッキ”である。 しかし、WFのプロジェクト計画書とアジャイルの “インセプションデッキ”は以下の点が異なる。 WFのプロジェクト計画書 アジャイルのインセプションデッキ 目的 初期の計画時点で確定した計画 を記録する
関係者全員で計画づくりを行い、共 通認識を持つ 曖昧さ 曖昧さを排除(計画時点で正確 に記述する) 曖昧さを許容(詳細は開発を繰り返 しながら詰めていく) 作成者 主にプロジェクトマネージャー プロジェクトの関係者全員 リスク リスクは潰してあること・潰せ る見込みがあることを明記する 計画づくりの中でリスクを明らかに し、どのように対応するか話し合う スコープ (開発範囲) スコープを明記し、それ以降不 変のものとして扱う。 スコープは開発途中で変化するもの として扱う。
関係者全員でプロジェクト計画を 作る意味とは? アジャイル・ソフトウェア開発宣言にもある通り、アジャイ ルでは「契約よりも顧客との協調を」重視している。 WFのプロジェクト計画書が開発会社・顧客間の契約(契約 の責任範囲はどこまでなのか)を強く意識しているのに対 し、 アジャイルのインセプションデッキは顧客と対話しながら共 通認識を持つことを重視している。 そのため、アジャイルのインセプションデッキはマネー
ジャーが一人で完成させるものではない。お客様も含めた関 係者全員で話し合いながら作るものであり、話し合いながら 作る過程が重要である。 全員の認識を最初に合わせることを“バスに乗せる”とアジャイルでは言う 全員が同じバスに乗って、始めてプロジェクトを発車させることができる
リスクとかスコープをお客様と話して 大丈夫なの? アジャイルでは、あえてプロジェクトの序盤で“聞きにくい 質問”をするべきだとしている。 プロジェクトの見積は開始時点では1.6倍〜0.6倍までブレ る可能性があり、それを“聞きにくい質問”をすることでブレ 幅を小さくしていくことが目的の一つである。 ステーブ・マコネルの不確実性コーン 出典:アジャイルな見積と計画づくり 聞きにくい質問をすることで、不
確実性を収束させたい。
インセプションデッキのテンプレート 1. 我々はなぜここにいるのか ✔ プロジェクトのゴールを理解する 2. エレベーターピッチ ✔ プロジェクトの背景や目指すべき 方向性を手短に理解する
3. パッケージデザイン ✔ プロジェクトに対する関心を高め る ✔ 受託案件には不向き。自社サービ スならやってもいいかも 4. やらないことリスト ✔ プロジェクトでやること・やらな いことをはっきりさせる ✔ 開発チームが判断に迷ったとき、 ここで認識を合わせたやらないこ とが判断基準になる 5. 「ご近所さん」を探せ ✔ プロジェクトの関係者を洗い出 し、関係者調整の抜け漏れ(品質 審査が必要だった!など)を防ぐ 6. 解決案を描く ✔ システム構成や採用技術にリスク がないかを話し合う(経験者が少 ない、お客様の制約で採用できな いなど) 7. 夜も眠れない問題 ✔ お客様とリスクについて話し合 い、不確実性を収束させる 8. 期間を見極める ✔ プロジェクトの完了に要する期間 をざっくりと検討する ✔ お客様のプロジェクトを始めるか 否かの判断を手助けする 9. 何を諦めるのか ✔ QCD+Scope(開発範囲)について 話し合い、開発範囲を柔軟にして おくことに了承してもらう 10. 何がどれだけ必要化 ✔ 必要な費用・期間・人材を明らか にし、お客様がプロジェクトの開 始をジャッジできるようにする 以下のような10の質問事項のテンプレートがよく使われるが、 目的(お客様との対 話、共通認識を持つ) を達成できるのであれば質問事項を減らしたり聞き方を変え たりすることは自由である。
雑談Time インセプションデッキについてど のような印象を持ちましたか? インセプションデッキが“顧客と の対話”や“共通認識を持つこと”を 目的としていることについて、ど う思いましたか?