1. 米国インフレ動向 2. 政策金利利上げ回数およびFEDの保有資産圧縮スタンスによる米 国金利動向 3. 米景気の方向感 1. 原則USDポジションをキープし、USD建運用のメリットを享受 2. ドル建て資産を購入するために必要なUSDの手当てについては、 購入する資産から得られるリターンと、円高リスクとの見合いを検 討(円高抵抗力を考慮) 3. 為替差益獲得が目的ではなく、あくまでも、各々の資産運用ゴール に基づいた、通貨分散及び長期的な分散投資が目的であることを 認識し必要であれば為替リスクをとる ③投資戦略 投資戦略(債券・為替) 1. 9月の利上げペースは次回会合までの雇用や物価動向次第。 2. 協調的なFED高官のタカ派発言とパウエル議長によるジャクソン ホールタカ派講演。(米金融当局を中心としたタカ派的な中央銀行) 3. 7,8月の米雇用統計は堅調。CPIは下振れ。 4. ユーロ圏のインフレ高騰、引き締め観測。(欧州のスタグフレーション 懸念) 1. 米長期金利はレンジ内でインフレ指標に一喜一憂も、金利上昇圧力 がかかりやすく、上方へのレンジブレイクの可能性に注意。 2. インフレと景気減速についてコンセンサス醸成まではFRBのハト期待 (株高・金利低下)⇔タカ懸念(株安・金利上昇)のシーソーゲーム。 3. 8月の資本性証券は金利、信用スプレッド共に単価下落方向に寄与。 引き続き弁済順位が低い債券については、株式に連動してボラティ リティは高く、スプレッドはやや拡大基調(単価下落)が続く見通し。 1. 8月は債券全般に単価が下落しました。円ベースではドル円レート の上昇で損益が相殺。ポートフォリオの中核資産としてポジションを 維持し、中長期目線でキャッシュフローをしっかりと受取るスタンス は維持。 2. 景気減速に伴って単価下落時は、資本性証券新規、追加購入の好 機。収益力があり、資本の厚い銀行(発行体)を選択し、CoCosは不 安定な値動きが続く想定のため、複数回にタイミングを分けてエント リしたい。 3. 利上げ&景気悪化観測の際は、3-5年ゾーン中短期の欧州金融劣 後債(Tier2)に投資妙味が出る可能性有。4%台中盤~後半目線、 持ち切り前提でエントリしたい。 4. 長期金利の上方レンジブレイク時は、将来の景気悪化に伴う金利 低下を想定すると、投資適格(IG)社債への購入好機。また、景気悪 化観測によるスプレッド拡大時は10年近辺の劣後債(Tier2)等、 5% 台中盤~後半目線でエントリしたい。 1. 日米金利差の更なる拡大観測によるドル買いが加速 2. ドル売り円買い介入を警戒しながら、1998年の高値147.66円をトライ する展開