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第2回 SQL勉強会 (社外公開用)

第2回 SQL勉強会 (社外公開用)

社内向けに実施した第2回 SQL勉強会の内容を社外公開用に一部加工したものです。

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Saiid Al-Halawi

December 06, 2021
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Transcript

  1. ©2021 crassone 第2回 SQL勉強会 2021/11/25

  2. 1 0. はじめに

  3. 2 この会の趣旨 エンジニア / 非エンジニアを問わず、データのさらなる利活 用によって業務の幅を広げていくことを目的に知識ゼロから SQLを少しずつ学んでいこうというイベントです。 たぶん全4回くらい実施できると一通りのことができるように なりそう。

  4. 3 今日のゴール 1. 表結合についてなんとなく理解できる 2. 簡単な結合表現を利用して複数テーブルにまたがるク エリを書けるようになる 3. 集計関数の基本的な使い方がわかる

  5. 4 1. 前回のおさらい

  6. 5 SQLとは ... データベースに対する問い合わせ言語 そしてSELCT文は読取のための構文

  7. 6 基本的なSELECT文 SELECT ID, 名前, メールアドレス, 作成日時 FROM ユーザー WHERE

    名前 LIKE ‘佐藤%’ ORDER BY 作成日時 DESC LIMIT 10
  8. 7 基本的なSELECT文 SELECT ID, 名前, メールアドレス, 作成日時 FROM ユーザー WHERE

    名前 LIKE ‘佐藤%’ ORDER BY 作成日時 DESC LIMIT 10 ユーザーの中から「佐藤」という名前で始まる 人を最新10名分ください
  9. 8 基本的なSELECT文 SELECT ID, 名前, メールアドレス, 作成日時 FROM ユーザー WHERE

    名前 LIKE ‘佐藤%’ ORDER BY 作成日時 DESC LIMIT 10 ユーザーの中から (対象のテーブル) 「佐藤」から始まる名前の人を (抽出条件) 「作成日時」新しい順に (結果の取得順序の指定 ) 10件まで (結果の最大取得件数 )
  10. 9 さて じゃあ、次に表結合の話をします

  11. 10 2. 表... 結合...?

  12. 11 とりあえず表結合とは ... 表(テーブル)同士を結合する(つなぐ)こと

  13. 12 例えばこんなデータがあったとします とあるECサイト ID 名前 メアド 1 田中 tanaka@... 2

    佐藤 sato@... 3 高橋 takahashi@... ユーザー ID 名前 価格 1 シャツ 3,500 2 ズボン 4,000 3 くつ 8,500 商品
  14. 13 要求 ???「誰に何が売れたのか教えてくれ」

  15. 14 疑問 先ほどの情報から取り出せそうですか?

  16. 15 注文データの登場 ECサイトなのでユーザーの注文もデータとして記録しなければならないのでした ID 名前 メアド 1 田中 tanak... 2

    佐藤 sato@... 3 高橋 takaha... ユーザー ID 名前 価格 1 シャツ 3,500 2 ズボン 4,000 3 くつ 8,500 商品 ユーザーID 商品ID 購入日 1 2 2021-10-30 1 2 2021-10-30 3 1 2021-11-04 注文 New!
  17. 16 疑問 こうじゃないの??? ユーザー名 商品名 購入日 田中 ズボン 2021-10-30 田中

    ズボン 2021-10-30 高橋 シャツ 2021-11-04 注文
  18. 17 そうじゃないんです こうじゃないの??? ユーザー名 商品名 購入日 田中 ズボン 2021-10-30 田中

    ズボン 2021-10-30 高橋 シャツ 2021-11-04 注文 同姓同名の人がいると異なるユーザーが混ざってしまったり、逆に注文時に別名を入 力されたら別ユーザーとして扱われてしまったり … 「1人のユーザー」として追跡するためには、ひとりひとりのユーザーが独立した1レ コードとして存在する必要があるのです。
  19. 18 テーブル同士の「関連付け」 ECサイトなのでユーザーの注文も記録しなければならないのでした ID 名前 メアド 1 田中 tanak... 2

    佐藤 sato@... 3 高橋 takaha... ユーザー ID 名前 価格 1 シャツ 3,500 2 ズボン 4,000 3 くつ 8,500 商品 ユーザーID 商品ID 購入日 1 2 2021-10-30 1 2 2021-10-30 3 1 2021-11-04 注文 注文とユーザーの関連付けを表す 注文と商品の関連付けを表す
  20. 19 では注文データを取り出してみる SELECT ユーザーID, 商品ID, 購入日 FROM 注文 ORDER BY

    購入日 DESC LIMIT 10
  21. 20 注文データを取り出してみた SELECT ユーザーID, 商品ID, 購入日 FROM 購入 ORDER BY

    購入日 DESC LIMIT 10 ユーザーID 商品ID 購入日 1 2 2021-11-20 1 3 2021-11-11 3 1 2021-11-10 2 2 2021-11-10 1 1 2021-11-08 3 3 2021-11-06
  22. 21 注文データを取り出してみた、結果 SELECT ユーザーID, 商品ID, 購入日 FROM 購入 ORDER BY

    購入日 DESC LIMIT 10 ユーザーID 商品ID 購入日 1 2 2021-11-20 1 3 2021-11-11 3 1 2021-11-10 2 2 2021-11-10 1 1 2021-11-08 3 3 2021-11-06 え、誰? え、何?
  23. 22 3. そこで「結合」ですよ

  24. 23 表結合とは … (再掲) 表(テーブル)同士を結合する(つなぐ)こと

  25. 24 今回やりたいこと ユーザー、商品、注文のすべてをつなげて一緒に見れればよさそう ID 名前 メアド 1 田中 tanak... 2

    佐藤 sato@... 3 高橋 takaha... ユーザー ID 名前 価格 1 シャツ 3,500 2 ズボン 4,000 3 くつ 8,500 商品 ユーザーID 商品ID 購入日 1 2 2021-10-30 1 2 2021-10-30 3 1 2021-11-04 注文
  26. 25 (内部)結合の基礎 SELECT [見たいフィールド] FROM [結合元のテーブル] INNER JOIN [結合先のテーブル] ON

    [結合先のキー] = [結合元のキー]
  27. 26 今回のケースでいうと ... SELECT ユーザー.名前, 商品.名前, 注文.購入日 FROM 注文 INNER

    JOIN ユーザー ON ユーザー.ID = 注文.ユーザーID INNER JOIN 商品 ON 商品.ID = 注文.商品ID
  28. 27 結合させてる箇所 SELECT ユーザー.名前, 商品.名前, 注文.購入日 FROM 注文 INNER JOIN

    ユーザー ON ユーザー.ID = 注文.ユーザーID INNER JOIN 商品 ON 商品.ID = 注文.商品ID この部分が結合のための記述
  29. 28 注文 - ユーザーの結合 SELECT ユーザー.名前, 商品.名前, 注文.購入日 FROM 注文

    INNER JOIN ユーザー ON ユーザー.ID = 注文.ユーザーID INNER JOIN 商品 ON 商品.ID = 注文.商品ID ユーザーテーブルの「 ID」 注文テーブルの「ユーザー ID」 の二つは、どちらもユーザーに割り当てられた固有の ID を表すフィールドで、同じものなのでこの二つを結び付 けてユーザーと注文を結合しますよ
  30. 29 注文 - 商品の結合 SELECT ユーザー.名前, 商品.名前, 注文.購入日 FROM 注文

    INNER JOIN ユーザー ON ユーザー.ID = 注文.ユーザーID INNER JOIN 商品 ON 商品.ID = 注文.商品ID 商品テーブルの「ID」 注文テーブルの「商品 ID」 は、どちらも商品ごとに割り当てられた固有の IDを 表すフィールドで、同じものなのでこの二つを結び 付けて商品と注文を結合しますよ
  31. 30 総じて ... SELECT ユーザー.名前, 商品.名前, 注文.購入日 FROM 注文 INNER

    JOIN ユーザー ON ユーザー.ID = 注文.ユーザーID INNER JOIN 商品 ON 商品.ID = 注文.商品ID 注文テーブルを「起点」に ユーザーと商品を結び付けて 結果を取得しますよ
  32. 31 取得結果 SELECT ユーザー.名前, 商品.名前, 注文.購入日 FROM 注文 INNER JOIN

    ユーザー ON ユーザー.ID = 注文.ユーザーID INNER JOIN 商品 ON 商品.ID = 注文.商品ID ユーザー.名前 商品.名前 注文.購入日 田中 ズボン 2021-11-20 田中 くつ 2021-11-11 高橋 シャツ 2021-11-10 佐藤 ズボン 2021-11-10 田中 シャツ 2021-11-08 高橋 くつ 2021-11-06
  33. 32 結合の結果 誰が何を買ったのかわかった!

  34. 33 SELECTの中身について SELECT ユーザー.名前, 商品.名前, 注文.購入日 FROM 注文 INNER JOIN

    ユーザー ON ユーザー.ID = 注文.ユーザーID INNER JOIN 商品 ON 商品.ID = 注文.商品ID ユーザー.名前 商品.名前 注文.購入日 田中 ズボン 2021-11-20 田中 くつ 2021-11-11 高橋 シャツ 2021-11-10 佐藤 ズボン 2021-11-10 田中 シャツ 2021-11-08 高橋 くつ 2021-11-06 この部分について見ていきます
  35. 34 元のデータベース ID 名前 メアド 1 田中 tanak... 2 佐藤

    sato@... 3 高橋 takaha... ユーザー ID 名前 価格 1 シャツ 3,500 2 ズボン 4,000 3 くつ 8,500 商品 ユーザーID 商品ID 購入日 1 2 2021-10-30 1 2 2021-10-30 3 1 2021-11-04 注文
  36. 35 注文. ユー ザーID 注文. 商品ID 注文. 購入日 ユーザー .ID

    ユーザー. 名前 ユーザー. メアド 商品.ID 商品.名前 商品.価格 1 2 2021-10-30 1 田中 tanaka@. .. 2 ズボン 4,000 1 2 2021-10-30 1 田中 tanaka@. .. 2 ズボン 4,000 3 1 2021-11-04 2 高橋 takahashi @... 1 シャツ 3,500 JOINされるとこういう形になります 注文を起点に結合された擬似テーブル
  37. 36 注文. ユー ザーID 注文. 商品ID 注文. 購入日 ユーザー .ID

    ユーザー. 名前 ユーザー. メアド 商品.ID 商品.名前 商品.価格 1 2 2021-10-30 1 田中 tanaka@. .. 2 ズボン 4,000 1 2 2021-10-30 1 田中 tanaka@. .. 2 ズボン 4,000 3 1 2021-11-04 2 高橋 takahashi @... 1 シャツ 3,500 擬似テーブルの内訳 注文を起点に結合された擬似テーブル 注文テーブルの属性 ユーザーテーブルの属性 商品テーブルの属性
  38. 37 注文. ユー ザーID 注文. 商品ID 注文. 購入日 ユーザー .ID

    ユーザー. 名前 ユーザー. メアド 商品.ID 商品.名前 商品.価格 1 2 2021-10-30 1 田中 tanaka@. .. 2 ズボン 4,000 1 2 2021-10-30 1 田中 tanaka@. .. 2 ズボン 4,000 3 1 2021-11-04 2 高橋 takahashi @... 1 シャツ 3,500 先のselect句の中身はつまりこういうこと SELECT ユーザー.名前, 商品.名前, 注文.購入日
  39. 38 (ちなみに) 参照カラムをIDに変えると ... SELECT ユーザー.ID, 商品.ID, 注文.購入日 FROM 注文

    INNER JOIN ユーザー ON ユーザー.ID = 注文.ユーザーID INNER JOIN 商品 ON 商品.ID = 注文.商品ID ユーザー.ID 商品.ID 注文.購入日 1 2 2021-11-20 1 3 2021-11-11 3 1 2021-11-10 2 2 2021-11-10 1 1 2021-11-08 3 3 2021-11-06
  40. 39 4. ここでワークショップ

  41. 40 5. 集計の基本

  42. 41 基本的な集計関数 COUNT() … 指定フィールドの総件数を取得 SUM() … 指定フィールドの合計値を取得 AVG() …

    指定フィールドの平均値を取得 MAX() … 指定フィールドの最大値を取得 MIN() … 指定フィールドの最小値を取得
  43. 42 使うデータ 先ほどのECサイトのDB ID 名前 メアド 1 田中 tanak... 2

    佐藤 sato@... 3 高橋 takaha... ユーザー ID 名前 価格 1 シャツ 3,500 2 ズボン 4,000 3 くつ 8,500 商品 ユーザーID 商品ID 購入日 1 2 2021-10-30 1 2 2021-10-30 3 1 2021-11-04 注文
  44. 43 SELECT COUNT(ID) FROM ユーザー 集計関数の例 1. - COUNT() COUNT(ID)

    3
  45. 44 SELECT COUNT(ID) FROM ユーザー 集計関数の例 1. - COUNT() COUNT(ID)

    3 このクエリからわかること : このECサイトのユーザー総数は 3人!
  46. 45 SELECT AVG(価格) FROM 商品 集計関数の例 2. - AVG() AVG(価格)

    53333.3333 ....
  47. 46 SELECT AVG(価格) FROM 商品 集計関数の例 2. - AVG() AVG(価格)

    5,333.3333 .... このクエリからわかること : このECサイトの平均商品価格は 5,3333.3333 ...円
  48. 47 またも要求 ???「11月の総売上を教えてくれ」

  49. 48 SELECT SUM(商品.価格) FROM 注文 INNER JOIN 商品 ON 商品.ID

    = 注文.商品ID WHRE 注文.購入日 BETWEEN ‘2021-11-01’ AND ‘2021-11-31’ 余裕 SUM(商品.価格) 32,000
  50. 49 SELECT SUM(商品.価格) FROM 注文 INNER JOIN 商品 ON 商品.ID

    = 注文.商品ID WHRE 注文.購入日 BETWEEN ‘2021-11-01’ AND ‘2021-11-31’ 余裕 SUM(商品.価格) 32,000 注文ごとに買われた商品の価格を引っ張り出して合計している感じ (ズボン価格 + ズボン価格 + シャツ価格 + くつ価格 … etc)
  51. 50 要は ... フィールド(セル)の値を集計するって意味では だいたいSpreadsheetと一緒

  52. 51 6. ここでワークショップ

  53. 52 7. おわりに

  54. 53 今日のゴール 1. 表結合についてなんとなく理解できる 2. 簡単な結合表現を利用して複数テーブルにまたがるク エリを書けるようになる 3. 集計関数の基本的な使い方がわかる どうだったでしょうか?

  55. 54 次回予告 1. 結合の種類と原理 2. 表結合と集計の組み合わせ 3. データの構造を理解する