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Strands Decider 2BでAWSアップデートの目利きをしてみた

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October 29, 2026

Strands Decider 2BでAWSアップデートの目利きをしてみた

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October 29, 2026

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Transcript

  1. 自己紹介 佐藤成珠 • 所属:SIer (AWSインフラ設計構築) • 2025-2026 Japan All AWS

    Certifications Engineer • 2026 AWS Community Builder - Data • 好きなAWSサービス:Quick、Transform、ALB 2
  2. 「意思決定モデル」とは? LLM = 自由作文タイプ(テキストを生成する) 意思決定モデル(decision model / "system one" model)は選ぶ・採点するだけ

    choice noul score 選択肢から 1つ選ぶ Yes/Noの確率を返す 段階で採点する テキストは生成しない、その代わり → 応答が速い・モデルサイズが小さい・指定された型で答える ひとことで言えば「書くAI」ではなく「決めるAI」 なぜ "system one"? ── 行動経済学の「 system one / system two」思考にちなんだ呼び名 System 1 System 2 速くて直感的な判断 → 意思決定モデル じっくり考える → 従来のLLM 4
  3. 意思決定モデルの登場 2026/09/15 TypeSafe AI の Jev が登場( system one モデルとして話題に)

    2026/10/01 Strands Labs で Strands Decider 2B をオープンソースで公開 2026/10/01 Cloudflare が Clef / Clef-flash を公開 2026/10/06 OpenAI が Decisions API をベータ公開 2026/10/09 Microsoft が Microsoft-Decision-1 を公開 Strands Decider 2B の構造: LLM の本体から LMヘッドを外し、選択肢をスコアリングする「ポインターヘッド」に差し替え APIは Jev の公開API仕様に沿って設計(noul / score / choice) ※ Jev API との互換性は未検証と明記されている 「小さく速い判定専用モデル」という新しいカテゴリに各社が乗ってきている 5
  4. 今回作ったもの ― AWS Update Judge AWS What's New の RSSフィードを取得

    → 各アップデートを Strands Decider 2B で判定 → 注目度順に並べるWebア プリ 判定は、1記事につき次の3つの質問を1回のリクエストでまとめて投げる 質問 種類 答え 幅広いAWSユーザーにとって、注目に値するアップデート か? Yes/No確率(noul) 0〜1の確率 本番ワークロードにとって、どれくらい重要か? 点数(score) Low(0) / Medium(1) / High(2) の基 準で 0〜2 の値 主な影響カテゴリは何か? 選択肢(choice) 6選から1つ security / cost / performance / newService / breaking / other 6
  5. 今回作ったもの ― AWS Update Judge AWS What's New の RSSフィードを取得

    → 各アップデートを Strands Decider 2B で判定 → 注目度順に並べるWebア プリ 7
  6. Jev版 → Strands Decider 2B版への移植 • もともと Jev で動かしていたものを Strands

    Decider 2B に載せ替えた • コードの変更点は少ない Before After @typesafe-ai/sdk の client.systemOne({state, questions}) を呼ぶ 同じ形のJSONをセルフホストした サーバーにPOSTする • Jev SDK のままでも接続先を手元のサーバーに向けるだけで動いた • 質問定義(noul / score / choice)は文言ごとそのまま流用 8
  7. 動かしてみた所感 • セットアップは pip install strands-decider → strands-decider serve で立ち上がる手軽さ

    • APIキー不要・従量課金なしでローカルで自由に試せる • Mac では MLX の方が MPS より速い(ウォーム時 1.7秒/件 vs 2.5秒/件、約1.4倍) • 出力が常に決まった型で返ってくる(パース失敗がない) 9
  8. サービス / セルフホストの使い分け ちょっと使うだけ / 試すだけ • 素直にサービスAPI(従量課金)が手軽。サーバー維持・固定費ゼロ • Jev

    のようなSaaSや、オープンな意思決定モデルをAPIで提供するサードパーティ ※ Strands Decider 2B にはAWS公式のマネージドAPIがないので、自分でホストするのが基本 セルフホストが活きるケース • 機密性の高いデータを自社から出したくない • 大量に処理する(従量課金だと高くつく規模) • レイテンシやレート制限を自分でコントロールしたい • カスタムの学習・チューニングをしたい セルフホストの価値は、コストよりも主権や自由度にある 11
  9. まとめ • 意思決定モデルは「生成しない・選ぶ」新カテゴリのAI • LLMを使うときのような malformed な出力が起きない • LLMと比べて低コスト・低レイテンシ •

    Jev → Strands Decider 2B の載せ替えはスムーズだった • CPUでも動くが、速さを求めてGPUにするとコストが上がる • コールドスタートも重い • まずは pip install strands-decider でローカルから触ってみるのがおすすめ 12