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SHIFT EVOLVE
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June 26, 2026
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40代で“やっとエンジニアになれた”――閉じた学びを開き、空の青さを知る / 20260628 Naoki Takahashi
2026/6/28 きのこカンファレンス2026
https://kinoko-conf.dev/index.html
製造ソリューションサービス部
髙橋 直規
SHIFT EVOLVE
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June 26, 2026
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Transcript
#きのこ2026 #きのこセッションb 髙橋直規 株式会社SHIFT Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved.
2026.6.28 エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス2026 40代で”やっとエンジニアになれた” ― 閉じた学びを開き、空の青さを知る
2 髙橋直規(幡ヶ谷亭直吉) @asagayanaoki 著書 主催コミュニティ • 大学生の頃 :経営学部 経営学科 •
エンジニア歴 :19年目 20代はSES、30代以降は準委任での開発に従事 • 役割 :プロジェクトマネージャー、エンジニア • 大切 :経験主義、プロダクト思考、チーム開発
この登壇でお話ししたいこと https://fortee.jp/kinoko-2026/proposal/e04e2ce0-31cf-4e97-a8e5-be4086da3530 3
この登壇でお話ししたいこと 4 長年、自分をエンジニアだと思うことができなかった。 自分の中に軸が持てず、後ろめたさを感じていた。 外の世界と交流することで、その後ろめたさから解放され、 自分をエンジニアだと思えるようになった。
アジェンダ 5 第1章:自分をエンジニアだと思えなかった日々 第2章:「プロジェクトの成功」の中にあった失敗 第3章:エンジニアリングにオーナーシップを持つ
アジェンダ 6 第1章:自分をエンジニアだと思えなかった日々 第2章:「プロジェクトの成功」の中にあった失敗 第3章:エンジニアリングにオーナーシップを持つ
自分をエンジニアだと思えなかった日々 7 契約やプロジェクトに閉じた環境にいた。 求められることを実現することに終始し、 自分がどうありたいかを持てていなかった。
長年、自分を「エンジニア」と思えなかった 40歳を越えるまで、自分をエンジニアと思えなかった。 勉強会やエンジニアイベントに参加する人たちが、 専門性の高さや、技術への向き合い方によって、 自分とは遠い世界の人たちのように見えた。 自分ではエンジニアリングにこだわりを持てず、 同じエンジニアを名乗ることに後ろめたさを感じていた。 8
向き合ってきたのは納期や契約だった 20代の頃はSES、30代から現在まで準委任契約で 受発注の関係を前提にエンジニアとして働いてきた。 求められていたのは、 契約で期待された成果を達成し、 次の契約につなげ、規模を拡大していくことだった。 9 20代 30代 SES
与えられた工程で成果を出す 準委任 与えられた環境で成果を出す 40代
契約をもとにしたエンジニアリングの学習 10 プロジェクトで求められる役割は一定ではなかった。 与えられた環境下で活躍できるよう学習を続けた。 ただ、習得したスキルを、次も活用できるとは限らず、 エンジニアとしての成長が断片的になる印象も持っていた。 経験案件数 24 担当顧客数 19
参画期間 2ヶ月〜 約3年半 経験業界数 11 6 経験言語数 8 資格保有数 19 経験役割数 担当範囲 ユニットテスト実装、 フルスクラッチ、 0→1、適応型開発
プロダクトやチームの成長が遠い世界に見えた 11 30代前半、DDDやXPという開発手法に憧れた。 ただ、顧客との契約やプロジェクトに向き合うなかでは、 どちらも遠い世界に見えていた。 プロジェクトの完遂だけではなく、 プロダクトやチームを育てていくための話だった。 DDD ドメイン知識を深め、 プロダクトを成長させていく
ための考え方 XP プロダクトに合った開発スタイル を、チームで選び、改善していく 考え方
学びは自然と自分の環境に閉じていった 12 契約やプロジェクトでの活躍に意識は向き、 評価はそれを肯定した。 結果、遠い世界は遠い世界のまま、 エンジニアリングそのものより、 与えられた役割を果たす意識が強くなった。
第1章 まとめ 学びの必要性は、 置かれた環境に影響を受ける。 どういうエンジニアでありたいかを 考えることができていなかった。 13
アジェンダ 14 第1章:自分をエンジニアだと思えなかった日々 第2章: 「プロジェクトの成功」の中にあった失敗 第3章:エンジニアリングにオーナーシップを持つ
再現性のないリリース 40代で従事した新規プロダクト開発が転機になった。 プロジェクトマネージャーを担当し、複数の役割を担い、 自分の経験を頼りに、最適と判断したやり方で進行した。 結果、強い属人化を生み、高稼働によってなんとかリリース。 成果は得たが、再現性のなさを痛感した。 15 新規プロダクト開発 プロジェクトマネージャー プロダクトオーナーアシスタント
スクラムマスター リリース DEVサポート QAリード
プロダクトリリースから得た痛み リリースに向けたプロジェクト進行では、 効率化を目的に、合理的な判断だと信じチームを細分化した。 結果、プロダクトに対する知識や判断の属人化だけでなく、 チームの学びや自律も阻害していた。 リリース後のプロダクト成長に向けた大きな課題を作った。 16 リリース QAチーム 実装チーム
仕様策定チーム
リリースより先も続く開発 契約も役割も成し遂げることはできた。 ただ、それだけではプロダクトは成長できないことを知った。 プロジェクトの後に苦しさが残るのなら、 その先も続くプロダクトの成長に、 向き合えるエンジニアでありたいと思った。 17 リリース プロダクト成長 ユーザー価値
事業成長 プロダクト成功
第2章 まとめ プロジェクトの成功の中にも、 プロダクトに残る課題はある。 リリース後も続くプロダクトの成功に 向き合えるエンジニアでいたいと思った。 18
アジェンダ 19 第1章:自分をエンジニアだと思えなかった日々 第2章:「プロジェクトの成功」の中にあった失敗 第3章:エンジニアリングにオーナーシップを持つ
知らないことを知る必要があった 20 自分の環境を離れて学びを得に外に出た。 誰かに求められたことではなく、 自分が求めることを実現するために学び始めた。
知ったつもりになっていたことを学び直した 21 改めてプロダクト開発について学び直した。 特に、DevOpsやスクラムから大きな学びを得た。 自分がぶつかっていた問題や失敗は、 アンチパターンとして語られていた。 失敗があったからこそ、その価値に納得することができた。 DevOps 役割による分断をなくし、 組織やチームが一丸となって
価値を届けるための考え方 スクラム チームでプロダクトの価値実現を 目指し、協働しながら進むための フレームワーク
自分と異なる環境の取り組みを知りに外に出た 22 自分の経験にない知見を得るために、 勉強会やカンファレンスに積極的に参加した。 自分と異なる開発組織で働く人たちの話でも、 自分たちの環境でも挑戦できる多くの学びがあった。 2024 1-4月 2 5-8月
4 9-12月 14 1-4月 18 2025 5-8月 27 9-12月 27 … オフライン参加数
世界の広さを知った 23 自分が求めるものを得るために、 役割やテーマにとらわれず、とにかく話を聞きに行った。 世界の広さと知識の豊かさを知った。 • アジャイル・スクラム・チーム開発 • プロダクト・PdM・PdE •
QA・テスト・品質・SRE • EM・組織・マネジメント • アーキテクチャ・設計・言語 • 生成AI
世界は繋がっていた 24 遠いと思っていた世界は、地続きの世界だった。 いろいろな人たちと交流を重ねるごとに、 どの環境にも、それぞれの前提と挑戦があり、 自分が何を選び、何に向き合うかが重要だと分かった。 自分の世界は孤立していないと知った。 そして、その世界は変えていけると知った。
学びを、自分の日常に持ち帰る 25 外で得た知識を自分の環境に適用していった。 うまくいかないことも含め、その試行錯誤には価値があった。 実現したいものを探索し続けることが重要だと知った。 その試行錯誤が、自分の世界を豊かにしていった。 そして、自分の環境を越えた学びの場を、 もっと日常に作りたいと思うようになった。 2026
第3章 まとめ 26 異なる環境の人たちとの交流は、 自分の経験を相対化する。 役割に閉じず、プロダクトに必要な 判断を自分たちで持てることが分かった。
27 まとめ
空の青さを知る 28 40歳まで企業や契約の目的に応えるエンジニアだった。 40代になり、自分の環境だけでは越えられない壁を知った。 その壁を越えるため、外に学びを求めた。
空の青さを知る 29 外の世界に大きな壁はなく、地続きの世界だと知った。 交流を重ねるごとに、自分を相対化して捉えることができた。 置かれた環境や与えられた役割で自分を定義するのではなく、 何を実現したいかを考えることができるようになった。
エンジニアがこの先生きのこるために 30 私の19年のエンジニア生活から、お伝えできること。 環境の影響 エンジニアとしての在り方は、 置かれた環境や評価に 影響を受ける。 交流によって視野は拡張する 環境が異なる人たちとの交流 は、視野と選択肢を広げる。
経験の見直し 世界が広がると、失敗も含め、 経験に価値が見えてくる。 年齢は制約にならない 40歳を越えても、 オーナーシップは持てる。
いまから、ここからでも 31 何歳からでも、自分がなりたい姿になれる。 いまから、ここからでも、未来は更新できる。
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