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Head First モブプログラミング / Head First Mobprogramming

Head First モブプログラミング / Head First Mobprogramming

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TAKAKING22

August 13, 2026

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  1. PROFILE 福岡に移住 AGILE-MONSTER.COM フルリモート 5 人家族 モブプロ歴は 9 年( 2017

    年から) Silver Bullet Club (チーム転職 2 回) 及部 敬雄 @TAKAKING22 制御不能な アジャイルモンスター 株式会社ホロラボ 執行役員 / AGILE-MONSTER.COM アジャイ ルコーチ 現場: 2 から 3 人 × 複数チームで開発中 著書 『アジャイル開発とスクラム』 第 2 版(翔泳社) 平鍋健児・野中郁次郎と共著 『モブプログラミング・ ベストプラクティス』 解説を担当 agile-monster.com 2
  2. アジェンダ AGILE-MONSTER.COM 01 AI 時代の変化 作る速度は上がった。では、理解は? 02 モブプロとは 言葉の定義から、いちど揃える 03

    登場人物と役割 タイピストと、その他のモブ 04 アンチパターン これをやると、うまくいかない 05 もっと知りたい人へ 歴史と、参考リンク 3
  3. いま現場で起きていること AGILE-MONSTER.COM AI が生んだ新しい問題ではなく、もともとあった問題が表に出てきた レビュー負荷が増えた 人との会話が減った 属人化が加速した 理解が追いつかない AI が書いたコードを読む時間が、どん

    どん増えていく 誰が何を知っているのか、ますます見 えなくなる 分担作業がしやすくなり、話さなくて も進んでしまう 動いてはいるが、なぜ動くのかを説明 できない 8
  4. もうひとつ、見えない負債 AGILE-MONSTER.COM AI がコードを書くほど、人間の理解が置いていかれる ① 技術的負債 ② 認知負債 コードに現れる 人とチームに溜まる

    計測できる/指摘できる 「あとで直す」と言葉にできる チケットに積める 動いているので気づけない 「なぜこうなっているか」を 誰も説明できなくなる 見えないほうの負債は、溜まっていることにも気づけない 9
  5. 理解は、チームに貯めていく AGILE-MONSTER.COM ここが、このあとの話につながります 思考は外注できる。でも、理解は外注できない。 — 和田卓人「 Agentic Software Engineering 」(

    2026 ) コードを書く速度は、 AI が上げてくれる。 けれど「なぜこうつくったのか」を持っているのは、人間のチームだけ。 理解を持ったチームがいなくなると、動いているコードでも育てられなくなる。 理解をチームに貯める。それがモブプログラミングです 12
  6. チーム全員で「同じ」を揃える AGILE-MONSTER.COM モブプログラミングの定義。 4 つの「同じ」が揃っている状態 同じ仕事を 同じ時間に 同じ空間で 同じ環境で 1

    つの仕事に、チーム全員で向かう オフライン/オンラインは問わない 同期して働く。あとで合流するのでは ない 同じマシンでなくても、環境は共有で きる 15
  7. 言葉を整理しておきます AGILE-MONSTER.COM 同じものを指す言葉が複数あるので、先に揃えます 呼び方 別の呼び方 意味 モビング ▪ モブプログラミング ▪

    モブワーク 複数人で同じ仕事に向かう働き方 ・プログラミングに限らない総称 タイピスト ▪ ドライバー キーボードをたたく人 ・その場にひとりだけ ▪ ナビゲーター タイピスト以外の全員 ・考えて、判断して、伝える その他のモブ 18
  8. プログラミングだけじゃない AGILE-MONSTER.COM 複数人で同じ目的に向かう仕事なら、どこでもモビングできる 設計 レビュー 調査 障害対応 ドキュメント ふりかえり 採用

    オンボーディング エンジニアリングの外にも広がっています(モビング × ◦◦ の実践事例) × 総務 求人票づくり、スカウ トメール、面接同席ま で全員で × QA スプリントの最初から QA が参加。モブの一 員として入る × デザイン ペアデザイン/モブデ ザインでスピードを上 げる 19
  9. 貢献の仕方は、ひとつじゃない AGILE-MONSTER.COM 「その他のモブ」とひとくくりにしていますが、やれることはたくさんあります 考えて判断する タイムキープ 口に出す 質問する ファシリテーション 調べる 記録を残す

    エンパワーメント 「わからない」と言う 普通のチームで仕事を前に進めるのに色々な機能が必要なのと、まったく同じです。 タイピスト以外の全員が「その他のモブ」ですが、 その中でどう貢献するかは、決まっていません。 どれか 1 つでも担えていれば、それはチームへの貢献です 出典: Mob Programming RPG ( Willem Larsen ) 24
  10. 交代は時間で決める AGILE-MONSTER.COM 「キリのいいところで」と言っていると、いつまでも交代しない 順番を決める インターバルを決める タイマーを使う 時間が来たら即交代 全員にタイピストが回るように、最初 に決めておく Mobster

    ( mobster.cc )/ Remote Mob ( remotemob.io ) 7 分/ 10 分/ 15 分。はじめは 10 分 がおすすめ 書きかけでも交代する。キリのいいと ころは待たない 慣れてきたら自由に 「代われ!」と言った人と交代する “我が家”方式もあり 25
  11. この 4 つで、だいたい失敗する AGILE-MONSTER.COM アンチパターンと、その抜け方 パターン 見学モード 一人が仕切る 交代しない AI

    に丸投げ こうなりがち こうする ▪ 黙って画面を見ているだけ 考えを口に出す ・わからないと言う ▪ 詳しい人が全部指示している チームで判断する ・決めるのはモブ ▪ 打てる人がタイピストを続ける 時間で機械的に交代 ・全員に回す ▪ 誰も読まないまま次へ進む 合意してから渡す ・全員で読む 28
  12. うまく始める 4 つのコツ AGILE-MONSTER.COM 今日いちばん意識してほしいこと とにかく口に出す 「わからない」と言う HRT (謙虚・尊敬・信頼) 小さな

    YATTA!! を重ねる 頭の中で考えていることを、そのまま 声にする 相手の考えを一度受け取ってから返す それはサボりではなく、チームへの貢 献です テストが 1 本通ったら、その都度みん なで喜ぶ 29
  13. モブプログラミングの歴史 AGILE-MONSTER.COM 10 年ちょっと。まだ育っている最中のやり方です 2011 米 Hunter Industries のチームで生まれる 2014

    Agile2014 で Woody Zuill が発表し、世界に広がる 2014 Llewellyn Falco が Strong-style pairing を提唱 2017 及部が楽天で実践を開始(このあと 5 年以上続く) 2018 Mark Pearl 『 Code with the Wisdom of the Crowd 』 2019 邦訳『モブプログラミング・ベストプラクティス』(日経 BP ) 2020 「 Ensemble Programming 」という呼び方も提案される 出典: mobprogramming.org / Agile Alliance / 各書誌情報 32
  14. もっと深く知るために AGILE-MONSTER.COM この資料のあとに、読む・見るとよいもの(リンクから飛べます) 書籍 モブプログラミング・ベストプラクティス(日経 BP ・ 2019 ) https://www.amazon.co.jp/dp/4822289648

    記事 「一緒に働く」を戦略的に仕事に取り入れよう( Agile Journey ) https://agilejourney.uzabase.com/entry/2022/09/27/103000 動画 Mob Programming, A Whole Team Approach ( GOTO 2017 ) https://www.youtube.com/watch?v=SHOVVnRB4h0 サイト mobprogramming.org ( Woody Zuill 本人が運営) https://mobprogramming.org/ 登壇 及部敬雄 Speaker Deck https://speakerdeck.com/takaking22 33