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【shownet.conf_】持続可能な次世代Wi-Fi運用に向けて

ShowNet
September 30, 2024

 【shownet.conf_】持続可能な次世代Wi-Fi運用に向けて

SPEAKER

ShowNet NOCチームメンバー
金子 直矢(トヨタ自動車)
ShowNet NOCチームメンバー
宮 太地(ソラコム)

ShowNet

September 30, 2024
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Transcript

  1. 本セッションのアジェンダ ❖ ShowNet Free Wi-Fiについて ❖ 2024年の取り組み、見どころ ❖ ShowNet Free

    Wi-Fi構築・運用のベストプラクティス ❖ 2024年の運用結果について ❖ おわりに
  2. ShowNet Free Wi-Fiとは:「触れるShowNet」 ❖来場者、ShowNet関係者へ提供される無線LANサービス 3 HALL 8 HALL 7 HALL

    6 HALL 5 HALL 4 HALL 3 HALL 2 HALL 1 東エントランス (1F) サービス対象エリア 中央 エントランス 幕張イベント ホール 会議棟1F / 2F
  3. ShowNet Free Wi-Fiとは:「触れるShowNet」 ❖来場者、ShowNet関係者へ提供される無線LANサービス 4 SSID パスフレーズ 2024shownet [ Wi-Fi

    サービス ] from-messe 2024shownet-6ghz [6GHz帯サービス: Wi-Fi 6E/7 ] from-messe 2024shownet-operoaming [ OpenRoamingによる接続サービス ] 不要 ご来場の際は、ぜひ接続しご活用ください!
  4. 2024年のWi-Fiテーマ 6 持続可能な次世代Wi-Fi運用に向けて 繋げる Wi-Fi 6E, Wi-Fi 7 無線空間の 見える化とサーベイ

    6E時代のSimple & Tough Wi-Fiの実践 ☞ 運用支援ソリューションの活用 ☞ 可視化・計測ツールで品質チェック ☞ 変わらない本質の見定め ☞ 新しい知見の取り込み ☞ Interop会場ほぼ全域で6GHz帯対応 ☞ 8社14種のAPが勢揃い
  5. 8 Juniper Networks さま AP45-WW (6E) Cisco Systems さま CW9166I

    (6E) CW9166D1 (6E) C9136i (6E) TP-Link さま EAP773 (7/6E) NEC さま QX-W1240 (7/6E) QX-W1130 QX-W1120 ユビキティ×フォーバルカエルワーク さま Ubiquiti U7-Pro (7/6E) Ubiquiti U6-Enterprise (6E) Yamaha さま WLX323 (6E) Juniper Networks さま ユビキティ×フォーバルカエルワークさま (計2箇所) Ubiquiti UniFi Building Bridge XG (UBB-XG) 華為技術さま (計4箇所) AirEngine 8760R-X1E AP33-WW ※ Life 国際会議棟 1F 国際会議棟 2F 国際展示場 ホール6 国際展示場 ホール2 キャット ウォーク 2F連絡通路 ※ LifeはShowNetオペレータ専用のネットワークです 会場中に設置されたアクセスポイント 国内初展示 Fortinet さま FortiAP 431G (6E) 指向性 アンテナ
  6. 9 AP33-WW ※ Life マルチバンドな無線空間デザイン 6GHz帯 5,925MHz〜6,425MHz 5GHz帯 5,180MHz〜5,720MHz 60GHz帯

    57.24GHz~65.88GHz 6GHz帯 5,925MHz 〜6,425MHz 5GHz帯 5,180MHz 〜5,720MHz 6GHz帯 5,925MHz〜6,425MHz 5GHz帯 5,180MHz〜5,720MHz 2.4GHz帯 2,412MHz〜2,472MHz 6GHz帯 5,925MHz〜6,425MHz 5GHz帯 5,180MHz〜5,720MHz 6GHz帯 5,925MHz〜6,425MHz 5GHz帯 5,180MHz〜5,720MHz 2.4GHz帯 2,412MHz〜2,472MHz ミリ波バックホール (IEEE802.11ad) Wi-Fi7 Wi-Fi7
  7. Wi-Fiの新しいテクノロジ x 新しい周波数帯 10 ➢Wi-Fi6をさらに拡張させたWi-Fi7、Wi-Fi6Eの到来 Wi-Fi6のテクノロジ Wi-Fi7のテクノロジ 6GHz帯チャネル 2.4GHz帯 実質3ch

    5GHz帯 19ch 6GHz帯 19ch +35 新たにライセンスフリーで使えるチャネルが+24個 1 6 11 36 48 52 64 100 140 144 1 93 97 189 193 233 日本未認可 OFDMA, MU-MIMO, BSS Coloring, 1024QAM... MLO, Multi-RU & Puncturing, 4096QAM... STA AP 2.4GHz 5GHz 6GHz
  8. Wi-Fi6 vs Wi-Fi6E ❖Pixel 7aからShowNet内SpeedTestサーバへ (6/13催事中) 12 昼間の5GHz帯 (2024shownet) 6GHz帯

    (2024shownet-6ghz): 80MHz幅 会場内AP、来場者が 多数でも300Mbps越え < 夜間の5GHz帯 (2024shownet)
  9. 13 屋外向け指向性アンテナの活用 ホール3北西/南東とホール5-6南東キャットウォークに屋外向け指向性アンテナ(11dBi)を設置 あわせてミリ波バックホール技術・光電気ハイブリッドケーブルを活用し設置作業の省力化を実現 ユビキティ×フォーバルカエルワークさま / UniFi Building Bridge XG

    2台のUBB-XGをAP/STAモードで起動し60GHz帯で無線ブリッジ (120メートル) AirEngine8760R-X1Eにデータリンクを供給 華為技術さま / AirEngine8760R-X1E AirEngineの屋外向け機種に42x45cmの指向性パッチアンテナを接続 例年電波強度が弱かったホール中央部への5GHz帯スポット提供を実現 NECさま / 電源ケーブル一体型光ケーブル Pod#3Nからホール3南東キャットウォークへ電力とデータ リンクを1本のケーブルで供給。PoEメディアコンバータ IPC-3012-PoE++(CTSさま)経由でAPに接続
  10. 無線空間の見える化 14 その他多数、sideviewで運用中の画面をリアルタイム展示 Juniperさま Mist AI Ciscoさま Catalyst Center Fortinetさま

    FortiAIOps NECさま NetMeister TP-Linkさま Omada Controller ヤマハさま YNO APコントリビュータ各社の無線リソース管理・可視化ソリューション。AIによる運用支援も
  11. 18 APを支えるバックホールネットワーク 2台のルータ・18台のVPN機器・27台のL2スイッチ・29本の光トランシーバ・ 1台の品質計測装置 4台のPoEインジェクタ/メディアコンバータ・1本の光電気ハイブリッドケーブルと無数のUTPケーブルで会場の95台のAPを接続 Yamaha RTXシリーズ / NEC UNIVERGE

    IXシリーズ ShowNetバックボーンをL2VPNで貫通しホール全域でのL2ローミングを実現 PoEスイッチ・PoEインジェクタ・メディアコンバータ 802.3bt/UPOE対応機種多数。Wi-Fi6/7の最新電力需要に応える設計 会議棟 基調講演会場のWi-Fi/有線ネットワークを提供 NECさま IX-R2530, IX2107, IX2235, IX2310, QX-S4312XT-4X-PW TP-Linkさま POE380S Juniperさま EX4100-24MP Ciscoさま Catalyst 9300X-48HX Yamahaさま RTX3510, RTX1300, SWX2220P-26NT, SWX2220P-18NT Fortinetさま FortiSwitch 624F-FPOE Huaweiさま S5732-H48UM4Y2CZ-V2 フォーバルカエルワークさま USW-Pro-Max-24-PoE CTSさま FOS-5128, EPS-5112, IPC-3012-PoE++ 大電さま DN5161E-AC-120W, DN5161E-AC-60W, DN5162E-AC-60W
  12. Wi-Fiの規格・製品が変わっても... • 新たに得たチャネルを無駄にしないために “汚れた”無線 クライアントの偏り 有線区間の複雑化 ・配線制約とのバランス ・APの電力需要vsPoE SWの供給 ・キャプティブポータルとの相性

    ・Sticky Client問題による エリアスループットの低下 ・頻繁なロスによる通信断 ・公衆Wi-Fi、モバイルルータ、 Bluetoothとの干渉 ・DFSによるチャネル移動
  13. モノを知る: APの場合 • 静的な特性の例 ✓APの管理方式 (単体? コントローラ? クラウド?) ✓サポートしている同時接続数 ✓アンテナの特性

    ✓取り付け方法 ✓必要な電力 • 動的な特性の例 ✓実際にサポートしている接続端末数 ✓最大端末数で接続時の実効スループット ✓接続台数増加時のスループット低下 ?
  14. PoE給電設計 ❖APの電力需要 :シングルバンド→トライバンドへ 23 機材の特性と配置・結線を密に連携させた設計 PoE規格 供給電力 需要電力 トラブル1: PoE規格の不一致

    トラブル2: 供給電力 << 需要電力 配置設計 PoE SW 割当表 80W供給 30W必要 30W必要 30W必要 802.3bt 50Wで給電してほしい 802.3at (30W)しか対応してない ◦ ◦ × IF速度 ポート需求
  15. 6GHz / OpenRoaming 接続端末数 ❖6GHz 239端末(最大) / OpenRoaming 150端末(最大) ➢

    昨年実績:6GHz 17端末(最大) / OpenRoaming 19端末(最大) 31
  16. Wi-Fiまとめ ❖ ほぼ全域でWi-Fi6E (6GHz帯)、一部ではWi-Fi7をサービス ➢ クリアな周波数帯での実力は、会場でも発揮できていた ➢ APの高電力化に伴いPoE設計は難易度↑ ❖ Wi-Fi6E,

    OpenRoamingともに昨年度より接続数が大幅UP ➢ Wi-Fi7はまだ端末なし (海外製品持ち込みがあったらしい?) ❖ Wi-Fi6で導入された新技術が本格的に試される ➢ 来年以降、6GHz帯が混雑した時にどうなっていくか ➢ Multi Link Operation(MLO)含めた、Wi-Fi7新しい技術にも期待 33