⇒ ブロックをブロードキャストする ・Proof of Work(PoW:作業証明)により、改ざん防止 ・マイナーは電気代をかけてハッシュ計算を行う「マイニング」によりブロックを生成 ・現在、ブロック生成報酬は12.5BTC ・ブロック報酬に加え、マイナーはブロックに含めた取引のトランザクション手数料を報酬と合算 でもらえる Transaction IN OUT Transaction 0 1 IN Transaction 0 OUT 未使用:UTXO(Unspent Transaction Output) 使用済
例)Aliceはクリーニング屋を営んでおり、Bobはパン屋を営 んでいて、お互い店を利用する Bob 利用した店 送金者 受取者 支払額 パン屋 Alice Bob ¥1,500 クリーニング屋 Bob Alice ¥2,500 パン屋 Alice Bob ¥2,000 相殺するならAliceがBobに¥1,000払えばよい
・チャネルには有効期限が存在い、有効期限が切れればユーザへ全額返金 ・有効期限内にチャネルをクローズする必要あり 利用用途:動画の視聴を1秒単位で課金、Wi-Fiの使用量に応じて課金などマイクロペイメント 双方向マイクロペイメントチャネル HTLC (Hashed Timelock Contract) HTLCを利用した双方向ペイメントチャネル この応用の一つがライトニングネットワーク Alice Bob Alice Bob Alice Bob Carol Alice Bob Carol
中間者を介した取引 ・AliceからBobにチャネルが貼られている ・BobからCarolにもチャネルが張られている ・AliceからCarolにチャネルは貼られていないが、送金したい ・Bobを仲介すれば、送金できそう Alice Bob Carol 中間者のBobがお金を持ち逃げしない仕組みが必要
・単方向でオンチェーンだけで完結できる取引を考える 山崎重一郎, 安土茂亨, 田中俊太郎『ブロックチェーン・プログラミング 仮想通貨入門』, 講談社, 2017, P.308 「図11.4 HTLCでの取引の流れ」を元に編集 オンチェーン Alice Bob AliceからBob Bobから Carol Aliceから Bob ① ② ③ ④ ⑤ Carol Secret R Hash R HTLC TX A1 IN:Alice OUT:どちらかの条件を満たす宛先 (a)Secret R and Bobの秘密鍵 (b)2週間経過後、Aliceの秘密鍵 HTLC TX B1 IN:Bob OUT:どちらかの条件を満たす宛先 (a)Secret R and Carolの秘密鍵 (b)2週間経過後、Bobの秘密鍵 HTLC TX C1 IN:B1のOutput(a) OUT:Carol HTLC TX B2 IN:A1のOutput(a) OUT:Bob
・ネットワーク上の任意の参加者同士がペイメントチャネルを直接開いていなくても、資金の 送金が可能 ・一つのノードから複数のノードに対してチャネルを貼れる ・2018年3月27日時点で、ノード数は1,000を超え、チャネル数は2,300を超える https://lnmainnet.gaben.win/ ・当初危惧されていたハブ(ノード)の中央集権化はなく、分散ネットワークが形成できている Alice Bob Carol David Edward メインネットのノードとチャネルの様子