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SingularityNETのWhite Paperを読み解く

singnet
November 29, 2017

SingularityNETのWhite Paperを読み解く

Reading the white paper of the SingularityNET, a discentralized application (DApp) on which A.I.engineers and common bussiness entities(personnels) / individuals can deal (sell or buy) wide range of AI service functions by paying a cryptocurrency issued from SingularityNET DApp.

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November 29, 2017
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  1. SingularityNETとは何か? ( 要点 )  Ethereumの分散アプリケーションである。  誰でも、自作の機械学習・深層学習プログラムを公開できる。  公開した自作プログラム(以下、AI

    Agent)が、 誰か(人間ユーザ or 別のAI Agent)から 使われると、 対価として、暗号通貨を受け取ることができる。  smart contractベースで、AI Agent どうしが作業を依頼しあう “offer network” (「受委託 ネットワーク」)の形成を目指している。  取り組むタスクを解決する上で、必要な機能を提供できるAI Agentを呼び集めて、仕事 の「受委託ネットワーク」(“offer network”)を自動的に編成(formate)する世界を目指し ている。  このなかから、あらゆる課題を人間レベルの精度で解決できる「人間と並ぶ知性」(AGI 汎用人工知能)や、人間の問題解決力を超越した「人工超知性」(Super Intelligence)と 呼べる 高度に組織化された “offer network” が、自律的・自然発生的・自動的に出現す ることを目指している。 10
  2. SingularityNET とは何か? ( Executive summary ) 1) Ethereum上で、世界中のプログラマが自作AIプログラムを、公開できるDappsである。 2) プログラマは、利用料金を暗号通貨(AGI

    token)で受け取ることができる。 3) 無数のAI AgentどうしAI-to-AI が 仕事を受託・委託しあう offer-networkを実現 4) エンジニアではない一般の企業人や個人は、API経由で、専門知識なしに、 必要なAIサービスを簡単に見つ出して、プログラミングなしで(AGI token支払いで)利用可能。 5) 取り組むべきタスクを解決するために、必要な分析機能をもつ(適任の)AI Agent選抜 メンバーで構成される「タスク・フォース」を編成して、タスク・フォースのなかで、AI Agentが 互いに仕事を割り振って、問題解決にあたる offer-network を自動的に編成する。 6) このような、AI2AI の offer-network が重層的に張り巡らされる過程で、あらゆるタスクを 人間並み or 人間以上の精度でこなせる状態=Singularityの出現を目指す。 6) 「人間性に反しない善いAI」を実現させるために、AI Agentを、「人間性に即した善への 貢献度」指標を用いて定量評価し、評価ランクの高いAgentに報酬(Beneficiary reward) を与え、ランクの低いAI Agentにペナルティを与える。 この仕組みによって、AI Agent自身が、内発的に、「人間性に叶うAI」へと成長する インセンティブを埋め込む。 11
  3. AIの使い手(企業・個人)に対する訴求価値  現在、大多数の企業や個人は、 AIサービスを利用したいと思っ ても、簡単に利用できない。  独自開発する場合も、開発に必 要なエンジニアやデータセットを 用意するのは困難。 

    GitHubには、個人エンジニアや 団体が開発したコード資産が公 開されているが、プログラミン グ・スキルがない企業や個人に は、使い方がわからない。 (GotHubにAIモデルを公開した 開発者も、使い手とめぐりあう ことができず、AIモデルを販売 して収入を得ることができない) 15
  4. AIの使い手(企業・個人)に対する訴求価値 SingularityNETは、 これまで非エンジニアの企業人や個人 には容易に手の届かなかったAIモデル と学習用データセットを、専門知識なし に簡単に売買できる市場(market place) を提供する。 sharing-economu marketplace

    for AI を創設することで、 世界中のAIツールやデータセット が互いに知見を共有しあえる世界 を生み出し、「AIの恩恵」 (the benefits of AI)が、 世界中の人々に行き渡る 『AIの民主化』(democratizing) を実現する。 16
  5. SingularityNET ( White Paper ) https://public.singularitynet.io/whitepaper.pdf  AI技術は経済社会活動を規定 する決定的な技術にありつつある。 

    しかし、現在、AIモデルを開発する 手段(データと既存モデル資産) は、一部の大企業が、閉鎖的に 抱え込んでいる。  SingularityNETは、データと、 これまでに開発されたAIモデルの資産 を開かれた社会の共有資産として 誰もが自由にアクセスできるように することで、すでに開発済みの AIモデルを組み合わせることで、 人間並か人間を超える知性を持つ 汎用人工知能(Artificial General Intelligence)の形成を促します。 19
  6. SingularityNET ( White Paper ) https://public.singularitynet.io/whitepaper.pdf  SingularityNET は、オープンソースの smart

    contract プログラムの集合体 である。  複数の既存のAIサービスをつなぎあわ せて、互いの強みを活かし合い、より 優れたAIサービスを生み出す環境を 提供する。  この環境の中で、世界中のエンジニア が公開したAIモデルは、社会の共有 資産となり、誰もがアクセスして、 利用することができるようになる。  その結果、誰もが、既存のAIモデル を組み合わせて、新たなAIモデルを 開発したり、モデルが提供する サービスを享受する消費者になれる。  誰もが、SingularityNETにモデルを公開 したり公開されたモデルを購入できる。 20
  7. SingularityNET ( White Paper ) https://public.singularitynet.io/whitepaper.pdf  今日、ほとんどの企業は、 事業を展開する上で、自社の ニーズに応えてくれる

    AIモデルを求めている。  しかし、ほとんどの企業は、 ニーズに叶うAIを開発するの に必要な人材を抱えることが できないでいる。  SingularityNETは、既存のAI モデルとデータに、容易に アクセスできる環境を用意 することで、この問題を解消 する。  今日でも、エンジニアが開発 したAIモデルやデータは GitHubで公開されているが、 技術者でないとアクセス方法 がわからない。 21
  8. SingularityNET ( White Paper ) https://public.singularitynet.io/whitepaper.pdf  SingularityNETは、AIモデ ルとデータの売買市場 (marketplace)を提供する

    ことで、企業が SingularityNET独自の暗号 通貨を支払う ことで、必要 なAIモデルとデータを調達 できるようにするのと同時 に、  エンジニアは、自分がつ くったモデルや、 収集・クレンジング・整形 加工したデータを SingularityNET上で販売す ることで、収益を得ること ができる。 22
  9. SingularityNET  Uber や AirBnB が、それまで経済 社会の中で姿が見えなかった、 新しい「サービスの提供者」と「新 しいサービスの消費者」を発掘し たように、個人エンジニアが開発

    したAIモデルとデータセットを、(エ ンジニアでないと使い方がわから ないGitHubではなく)誰もが使え る共有資産(売買可能資産)として、 市場に上場することで、新しい サービスの提供者と消費者を出 現させる。  SingularityNETは、AI Agent(機械 モデル)が、自動的に他のAI Agentに作業依頼したり、データを やりとりしたり、仕事の結果を与え 合ったりできるようにするための smart contractを用意している。  SingularityNETは、AI Agentどうし の機械コミュニケーションだけでな く、人間がAI Agentに呼びかけて、 サービスの提供を依頼することも できるようなsmart contractも用意 する。  SingularityNETでは、独自暗号通貨である AGI token を 用いて、AIモデルやデータを売買したり、分散アプリその ものの運営ガバナンスに参加することができる。 23
  10. SingularityNET ”AI as a Service“ を掲げて、自律型AI Agent が、 他の自律型AI Agent

    や 人間と smart contract プログラム を通じて、やりとりを行う経済社会を実現させる 24
  11. SingularityNET ”AI as a Service“ を掲げて、自律型AI Agent が、 他の自律型AI Agent

    や 人間と smart contract プログラム を通じて、やりとりを行う経済社会を実現させる 2017年11月現在、Blockchain上には、 世界でおよそ800個の自律分散組織(DAOs) がリリースされているが、 その多くが、AIプログラムと連携したサービス の導入に、関心を示している 25
  12. SingularityNET ”AI as a Service“ を掲げて、自律型AI Agent が、 他の自律型AI Agent

    や 人間と smart contract プログラム を通じて、やりとりを行う経済社会を実現させる AI技術 に Blockchain技術と暗号通貨の技術を適応することで、 現在、利用に際して煩雑な手続きが必要なAIサービスを、 取り扱いが容易なAPI経由で利用できるようになり、ユーザの利便性が飛躍的に高まる。 独占的なAI企業が支配する経済社会で、それを実現することは難しい。 実現には、オープンで開かれた、非中央集権的なAI Agent API流通基盤が必要である。 26
  13. SingularityNET 最初から、魅力的な AI Agents が利用可能な状態で、プラットフォームを提供する ために必要な優秀な人材とパートナー企業を完備した SingularityNET は、 規模の経済(ネットワーク効果) を

    発揮することで、 他の同様なサービスを謳う AI Agent 売買市場型・AI Agent連携基盤型の分散アプリ・プラットフォーム に対して、圧倒的な比較優位性を掌握することができる。 28
  14. 1. 世界中のプログラマが開発した無数のAIモデル(AI Agent)が、 Ethereum上で、特定の問題解決を行うために、人手を借りず に自動的・自律的に仕事を受委託しあう “offer network” を、 実現する。(※ 将来的には、よりスケーラブルな別の基盤への移行を検討)

    2. タスクが変わるたびに、(機械翻訳や物体検出・音声認識な どの)特定の機能に特化したAI Agent が、「タスク・フォース」 ( “offer network”)を自動的に組む(formation)ことで、あらゆ るタスクを、人間並み(AGIか、人間以上の精度で解決できる 「汎用人工知能」(AGI)や「超知性」(Super Intelligence)の到 来を目指す。 SingularityNET とは何か? 32
  15. 3. どのAI Agentがどのような機能(サービス)を提供していて、 どの(node)Addressでアクセスできるのか、(自己紹介)広 告(Ad.)を閲覧することで、瞬時に知ることができる。 (「AIサービスのカテゴリ」リストが、SingularityNET上の共通言語(ontrogy)として、 利用される) 4. すべてのAI AgentのAd.の一覧リストは、register

    nodeと呼ばれる smart contractプログラム によって、管理される。 (リストに掲載されているAI Agentがまだ存在していて、記載されたとおりのAIサービスを提 供しているかどうかは、利用したAI Agentからの報告を受けて、情報更新される。) 5. 以上の仕組みによって、人間のユーザも、機械(プログラム) である AI Agentも、求めている機能(サービス)を提供している AI Agentを見つけて、仕事の委託(・受託)を依頼する コミュニケーションを簡単に取ることができる。 SingularityNET とは何か? 33
  16. 6. SingularityNETにアップロード(登録)した自作AIプログラムが、 SingularityNET上にすでに登録されているすべてのAI Agentや、 参加中の人間ユーザ(個人、企業、団体)とやりとりするために 必要な smart contractとAPI 一式は、すべて用意されている。 7.

    エンジニアによって、新規にSingularityNETにアップロードされた AIプログラム(=AI Agent)は、まず最初に、1つ又は複数の root nodesからメッセージを受信し、以下を受け取る。 ① SingiularityNET上に登録されている(自分以外の)AI Agentsのリスト (a list of peers) ② その時点までのすべてのBlock-chainのcopy ③ smart contract一式(使い方説明書付き) SingularityNET とは何か? 34
  17. AI Agent-to-AI Agent (AI2AI) “offer-network” AI Agent が 別のAI Agentに、

    仕事を依頼したり、別のAI Agentから 仕事を請け負ったりする世界 37
  18. ( AI-to-AI ”offer network” が必要なケースの例) AI Agent間で売買取引の対象となるのは、 ① 計算資源(GPUなど) ②

    データセット(機械学習モデルや深層学習モデルの学習と検証に不可欠) ③ 学習済みのAIモデル(機械学習or深層学習モデル)が提供するサービス である。 38
  19. ( 求めているサービスを提供中のAgentを 検索可能にするための手続き ) AI Agent は、 - 自分がどのようなサービス機能を提供するのか? -

    利用者に、利用料金をどのように請求するのか? - データをどのように受け付けて(関数の引数のデータ型など) - サービスの結果をどのように送り返すか(関数の返り値・戻り値のデータ型など) を、自分を売り込む宣伝(Advertising)として、情報発信すること を義務付けられている。 42
  20. -AI-to-AI (AI2AI)の自動執行プロセス- ( Agent間で、仕事を委託(発注)・受託(受注)しあう手続き) AI Agentが仕事を委託する 取引先のAI Agentを見つける際、 どのような相手方が取引先として 見つかるかは、相手方の過去の

    信用度合いや報酬ランクや 人間善への貢献ランク(後述) に基づいて、確率論的に決まる。 以上はデフォルトの設定だが、 人間ユーザは、この相手方を 探索するアルゴリズムの設定を 好きなようにコードを上書きして、 改変することができる。 48
  21. 「人間にとっての善」に反しない AGIやSuper Intelligenceを出現させ るために、  “offer network”を構成する個々のAI Agentに対して、あらかじめ 人の手で定義した「善さ」(Beneficiaries)の度合いを評価する。 

    良さの度合いに応じて、報酬( Beneficiary reward)として、 独自トークン(AGI token)を付与する。  良さの度合いが低い場合は、逆に、罰(ペナルティ)を与える。  どのような機能を提供するAIが、「善い」AIに該当するのか は、有権者Agentによる投票で決める。(一定以上のbeneficiary rank を持つAI Agentを、有権者(Benefit Decider))その後、一般Agentによる投票 で、その結果をSingularityNET全体として承認するかどうかを決 する。 人間にとって「善い」 Singularity を 出現させる ための仕組みを埋め込む 51
  22. 1. AIモデル(AI Agent)が、AIサービスの享受・提供の対価として支払う・受 け取る決済手段は、第一義的には、独自トークンである AGI token で行 う。 2. 「AIサービス」に対する支払いを、「別のAIサービス」で行うことも推奨。

    (”offer network”の形成を促進させるため) 3. ソースコードが公開されている「AGI token売買smart contract」プログラム を元に、価値の変動幅(ボラティリティ)が小幅な派生資産(derivatives) を開発して、仲間内での決済手段として利用することも可能。 価値の変動幅が小さいので、売上・支払い金額の予測可能性が高まる。 (例) AIサービスを高頻度・大量に利用・提供する法人などの大口利用者間での利用 AIサービスの支払い決済手段 54
  23. ( 当初から幅広いラインナップのAIを提供することを 可能にする重厚な布陣のパートナー企業群 ) ロボティクス企業として力のある Hanson Robotics 社 を パートナー企業として、迎えている。

     今後、AIサービスを提供する次世代のインタフェースとして、ロボティクス技術に 注目している。  その認識のもと、SingularityNETとして、多様な種類のロボットを開発することに関心 を寄せている。  ロボティクスはまた、汎用人工知能(AGI)の創出に寄与するものと考えている。 62
  24. ( OpenCog ) 個々の機能に特化したAIモジュールの集合体として、 汎用人工知能の実現を目指している http://goertzel.org/papers/CogPrime_Overview_Paper.pdf 71 人間並みか、人間を上回る知性 (human-like, the

    human level and ultimately beyond ) を実現するやり方(path)は、いくつも(複数)あるはずだ。 CogPrimeは、そのうちの1つの手法 ---私たちが、(計算機上で)動くと信じる方法 を追求するものです。
  25. ( OpenCog ) 問題意識 http://goertzel.org/papers/CogPrime_Overview_Paper.pdf 72 人間並み or 人間を超える知性を出現させるには、 複数のAIアルゴリズム(の実装器)が密に連携して、互いに影響を及ぼしあいながら、

    全体として、ひとつのまとまりをもった系(システム)として動作する アーキテクチャを設計する必要がある。 しかし、この課題は難易度が高いために、正面から取り組んだ事例が数えるほどしかない。
  26. ( OpenCog ) http://goertzel.org/papers/CogPrime_Overview_Paper.pdf 73 人間の脳(human brain)は、 そのような系(システム)を、長い進化の過程を経るなかで、試行錯誤しながら形成してきた。 人工的にそのような「系」(システム、認知アーキテクチャ)を開発するためには、 複数の記号論的

    or 準(半)記号論的な複数の学習モデルを、 (multiple symbolic and subsymbolic learning and memory components) 適切な環境(アーキテクチャ機構)の中のしかるべき位置に配置して、 相互に影響を及ぼしあいながら動作するように統合するアプローチが必要だと考えられる。
  27. ( OpenCog ) one of the central hypothesis http://goertzel.org/papers/CogPrime_Overview_Paper.pdf 77

    OpenCogの「作業中心仮説のひとつ」は、 複数の異なる原理(principles)に基づく 複数のAIアルゴリズムを、 単一のアーキテクチャの中で、相互に影響を及ぼしあいながら動作させることで、 cognitive synergy を 引き起こす必要がある という考え である。 複雑ネットワークにおける創発現象のように、 系全体が、ある閾値を超えると、部分の総和以上の 性質を帯びた秩序構造が出現する
  28. ( OpenCog ) one of the central hypothesis http://goertzel.org/papers/CogPrime_Overview_Paper.pdf 78

    OpenCogの「作業中心仮説のひとつ」は、 複数の異なる原理(principles)に基づく 複数のAIアルゴリズムを、 単一のアーキテクチャの中で、相互に影響を及ぼしあいながら動作させることで、 cognitive synergy を 引き起こす必要がある という考え である。
  29. ( OpenCog ) Cognitive synergy Ben Goertzel ( Novamente LLC

    ) COGNITIVE SYNERGY: A UNIVERSAL PRINCIPLE FOR FEASIBLE GENERAL INTELLIGENCE ? ( http://goertzel.org/dynapsyc/2009/CognitiveSynergy.pdf ) 79
  30. ( OpenCog ) Cognitive synergy Ben Goertzel ( Novamente LLC

    ) COGNITIVE SYNERGY: A UNIVERSAL PRINCIPLE FOR FEASIBLE GENERAL INTELLIGENCE ? ( http://goertzel.org/dynapsyc/2009/CognitiveSynergy.pdf ) 80
  31. OpenCog onto SingularityNET 82 SingularityNET に 、OpenCog (の知見)を搭載するということは、 以下を、人間の設計者がデザイン(設計)するのではなく、 Smart

    contract通信プロトコルを用いた、AI Agent間の自律的・内発的な仕事の受委託 が無数に発生することで、系全体として、汎用知性を生み出す最適なアーキテクチャ構造が、 AI2AIのoffer-networkとして、内発的・自然発生的に、いわば自己組織化的に、 ある種の複雑系における創発現象によって、自律的に編成されるアプローチを取る ということだろうか? AI2AI offer network
  32. Ben Goertzel (Novamente LLC) OPENCOG PRIME: A COGNITIVE SYNERGY BASED

    ARCHITECTURE FOR ARTIFICIAL GENERAL INTELLIGENCE http://goertzel.org/dynapsyc/2009/OpenCogPrime.pdf 93
  33. Ben Goertzel (Novamente LLC) OPENCOG PRIME: A COGNITIVE SYNERGY BASED

    ARCHITECTURE FOR ARTIFICIAL GENERAL INTELLIGENCE http://goertzel.org/dynapsyc/2009/OpenCogPrime.pdf 94
  34. Ben Goertzel , Cassio Pennachin, Samir Araujo & Fabricio Silva1

    (Novamente LLC & Artificial Brain Laboratory) A General Intelligence Oriented Architecture for Embodied Natural Language Processing https://linas.org/nlp/Embodied_NLP.pdf 95
  35. Ben Goertzel , Cassio Pennachin, Samir Araujo & Fabricio Silva1

    (Novamente LLC & Artificial Brain Laboratory) A General Intelligence Oriented Architecture for Embodied Natural Language Processing https://linas.org/nlp/Embodied_NLP.pdf 96 照応関係
  36. OpenCogを拡張したシステムの導入 ( SingularityNETのsmart contractの特徴 )  確率論的論理推論エンジンで処理可能 な ルール・ロジック を、

     宣言型(declarative)プログラミング様式で記述できる。 ( 得られるメリット )  確率論的論理推論により、柔軟なAI Agent-to-AI Agent (AI2AI)協調動作が可能になる。  宣言型(declarative)プログラミングで、意図しない挙動が発生しないことを、「形式証 明」的に数学的に証明できる。 99
  37. SingularityNET 最初から、魅力的な AI Agents が利用可能な状態で、プラットフォームを提供する ために必要な優秀な人材とパートナー企業を完備した SingularityNET は、 規模の経済(ネットワーク効果) を

    発揮することで、 他の同様なサービスを謳う AI Agent 売買市場型・AI Agent連携基盤型の分散アプリ・プラットフォーム に対して、圧倒的な比較優位性を掌握することができる。 111
  38. 2018年12月に予定するRelease 1.0 (ver 1.0のリリース)の段階で、 (汎用人工知能を構成する)複数の「AIのサブシステム」において、 世界最高水準(best –in-the-world functionality)の性能を、 (複数のサブシステムで)追求する。 「Neural

    networkモデル」搭載型Agentと「記号論的な確率モデル」 搭載型Agent を統合させるアプローチで、この目標を達成する。 「曖昧性解消NeuralNetworkモデル」と「音声認識モデル」と「記号論理的な構文解析器」 を組み合わせて(combine)、言語自動学習器(automoated language learning)を実現する。 SingularityNETは、 他のどこも提供 しえないAI機能 を提供する 「画像の意味を解釈するモデル」および 「ラベルなし自然言語文から、文法を自動学習するモデル」 SingularityNET (2018年12月) 116
  39. BriCA onto SingularityNET 142 SingularityNET に 、BriCA (の知見)を搭載するということは、 以下の「カリキュラム」を、人間の設計者がデザイン(設計)するのではなく、 Smart

    contract通信プロトコルを用いた、AI Agent間の局所的な仕事の受委託契約の発生に よって、全体をデザインする統括者が不在の条件、内発的・自己組織化的に形成される) AI2AIのoffer-networkによって、自律的に編成されるアプローチを取るということだろうか? AI2AI offer network
  40. Sophia ロボットには、OpenCogの知識DB “Atomspace”, 論理推論エンジン“PLS” 、, OpenCogの機械学習エンジン “Moses”, Gravity (“Economic Space

    Agency”), 日本 の全脳アーキテクチャ・イニシアティブ(WBAI)のBrICA, そして分散台帳上の世界 中のエンジニアがAIプログラムを公開・有償共有するAI2AI “offer network”の SingularityNET が 集中投下される。 https://arxiv.org/pdf/1709.07791.pdf 155
  41. Sophia ロボットには、OpenCogの知識DB “Atomspace”, 論理推論エンジン“PLS” 、, OpenCogの機械学習エンジン “Moses”, Gravity (“Economic Space

    Agency”), 日本 の全脳アーキテクチャ・イニシアティブ(WBAI)のBrICA, そして分散台帳上の世界 中のエンジニアがAIプログラムを公開・有償共有するAI2AI “offer network”の SingularityNET が 集中投下される。 https://arxiv.org/pdf/1709.07791.pdf 156
  42. SingularityNET ( 当面の重点領域 ) ロボティクス企業として力のある Hanson Robotics 社 を パートナー企業として、迎えている。

     今後、AIサービスを提供する次世代のインタフェースとして、ロボティクス技術に 注目している。  その認識のもと、SingularityNETとして、多様な種類のロボットを開発することに関心 を寄せている。  ロボティクスはまた、汎用人工知能(AGI)の創出に寄与するものと考えている。 165
  43. 民主的な投票 ( 投票権できる票数は、「評判」や「善への貢献度合い」など、複数の 評価ランクに応じて比例配分する) 上記の計算式の第1項に、 対数(log)が組み込まれている 理由: AGI token を多くもつAgent

    を保有しているオーナー (人間 or AI Agent?) の投票票数を増やす。 ⇒ Proof of stake の概念 第2項の意味: 評判や善の指標ランクが高い Agentを保有しているオーナー の投票票数を増やす。 ※ ここで、評判や善ランクの 高いAgentを、オーナーが複数 のAgentに分割することで、 第2項の値を水増しできないように、 φ項が工夫されている。 174
  44. SingularityNET ( 体制)  Foundation (運営組織) を創設予定 (※ 登記に向けて法律顧問と準備中) 

    外部監査役(機関)が、Foundationの活動を倫理面、公益性担保の観点から監視  スタート当初は、Foundation理事会Board が 全体設計 と日々の運営を主導的に担う。  参加ユーザ(企業、個人)の数と活動量が十分に増えた段階で、 ユーザ・コミュニティ主導の運営に移行する(予定) Foundation (運営組織) は、登記に向けて法律顧問と準備中 177