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AIで楽になるはずが、なぜ疲れる?

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 AIで楽になるはずが、なぜ疲れる?

27社の現場に学ぶ「5つのAI疲れ」と、
明日から試したくなる処方箋

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kinopee

July 25, 2026

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Transcript

  1. QIITA TECH FESTA DAY AI FATIGUE AIで楽になるはずが、 なぜ疲れる? 5 SYMPTOMS

    27社の現場に学ぶ「5つのAI疲れ」と、 明日から試したくなる処方箋 Kinopee / 木下 雄一朗 株式会社キー・プランニング 代表取締役 Qiita Tech Festa Day / Kinopee 1 / 18
  2. ABOUT ME / 本日のテーマ AI導入後の「現場のリアル」を話します 自己紹介 氏名 木下 雄一朗(Kinopee) 所属

    株式会社キー・プランニング 代表取締役 書籍 「AIエディタCursor完全ガイド」ほか7冊 「AIを開発チームに採用する技術」(8月末発売予定) 連載 Software Design「プログラミング×AIの最前線」 アンバサダー Cursor Ambassador Regional Leader (East Asia) Devin Ambassador X https://x.com/kinopee_ai Qiita Tech Festa Day / Kinopee 2 / 18
  3. 01 / 問いかけ AIを導入して、 圧倒的に楽に なりましたか? 期待 楽になる 現実 新しい疲れ

    コーディングは速くなった。 でも、なぜか疲れる。 27社の現場で共通して見えた 「新たな疲弊」を5つに分解します Qiita Tech Festa Day / Kinopee 3 / 18
  4. 02 / AGENDA AI疲れの「5つの正体」 単一の問題ではなく、5つの症状に分けられる。そして、それぞれに処方箋がある。 01 02 03 04 05

    レビュー負荷 情報追跡 やりがい喪失 隙間時間 孤立化 リスク層でレビュー介入 度を変える 専任・横串チームで情報 を体制化 基礎力と働きがいを再定 義する 個人速度からチームスル ープットへ 最初は一緒にAIを使う時 間を設計する TAKEAWAY Qiita Tech Festa Day / Kinopee 「個人の気合い」ではなく、「仕組み」でどう乗り越えたか ─ 先行事例から学ぶ。 4 / 18
  5. 01 / 正体 No.1 SYMPTOM レビュー負荷による消耗 AIが大量にコードを生成 詰まり、疲弊する。 → 上位エンジニアのレビューが

    “ 1日20〜30件のレビューが集中して、しんどい 01 レビュー負荷 “ PR数は増えたが、リードタイムはむしろ悪化した 疲れのシグナル Qiita Tech Festa Day / Kinopee 5 / 18
  6. 01 / 処方箋 No.1 PRESCRIPTION 「グラデーション」で設計する 「人間がすべて見る」か「AIに任せる」かのゼロイチにしない。リスク層に応じた介入度合いを設計する。 Rx 先行企業の打ち手 TAKEAWAY

    Qiita Tech Festa Day / Kinopee 1 2 段階的レビューの3層構え 対象によって厳格さを変える 自動レビューと人間レビューを組み合わせ、 最初の関門をAIが担う。人の目は本当に必要 な箇所へ集中させる。 リスク許容度に応じ、社内向けツール等は「 AIレビューのみ」でマージ可能に。すべてを 同じ厳格さで扱わない。 対象のリスク層に応じて、人間の介入度合い(グラデーション)を設計する。 6 / 18
  7. 02 / 正体 No.2 SYMPTOM 情報追跡の疲弊 ツールの進化が速すぎ、情報の津波に推進者自身が飲み込 まれてしまう。 “ 情報の津波に飲み込まれてしまう

    02 情報追跡 “ 推進する立場の私自身でも、正直、疲れている 疲れのシグナル Qiita Tech Festa Day / Kinopee 7 / 18
  8. 02 / 処方箋 No.2 PRESCRIPTION 属人化からの脱却と「体制化」 個人の「熱狂」だけに頼らず、組織・仕組みへ移行する。専任・横串で時間を確保する。 Rx 先行企業の打ち手 TAKEAWAY

    Qiita Tech Festa Day / Kinopee 1 2 推進担当を「専任化」する 横串チームで情報を集約する 誰の業務でもないものは進まない。「専任担 当」を置くまでは、組織として推進が前に進 まなかったケースは多い。 「AIやっていき」を担う横断チームをつくる 。情報収集と展開を一手に担う社内エンジン を置く。 1人で抱え込まない。推進のためのチームと時間を、正式に確保する。 8 / 18
  9. 03 / 正体 No.3 SYMPTOM やりがいの喪失 手でコードを書く喜び、考える楽しい部分をAIに奪われたよ うな喪失感。 “ 使いこなす人ほど、辛い部分が手元に残る。楽しいところ

    はAIに取られる 03 やりがい “ 「AIに聞けばわかるからやらなくていい」と言われるのが 悲しい 疲れのシグナル Qiita Tech Festa Day / Kinopee 9 / 18
  10. 03 / 処方箋 No.3 PRESCRIPTION 新たな「欲求」へ転換する 「AIのせい」にせず、組織の対話の入り口にする。基礎力の定義そのものを問い直す。 Rx 先行企業の打ち手 TAKEAWAY

    Qiita Tech Festa Day / Kinopee 1 2 基礎力の「定義」を更新する 別の場で「書きたい欲」を満たす 「ゼロから書ける力」から、「AIが出したコ ードを説明できる力 / 設計を語れる力」へと シフトしていく。 AI企業であっても「コードを書きたい欲」は 別物として残る。Kaggle等のサイドチャネル で満たす設計を組む。 働きがいの変化を無視しない。チーム内で正直に話す場を作る。 10 / 18
  11. 04 / 正体 No.4 SYMPTOM 隙間時間の消失 AIを使わないと「損をしている」ような強迫観念。息を抜く 隙間がない。 “ ソーシャルゲームのスタミナと同じ。溢れさせると損をし

    ている感覚 04 隙間時間 “ 常にAIを動かし続けなきゃ、という空気が出てきている 疲れのシグナル Qiita Tech Festa Day / Kinopee 11 / 18
  12. 04 / 処方箋 No.4 PRESCRIPTION ボトルネックの「移動」に気づく コーディングだけが加速しても、リードタイム全体は縮まらない。視点を「個人の速度」から 「チームのスループット」へ。 Rx 先行企業の打ち手

    TAKEAWAY Qiita Tech Festa Day / Kinopee 1 2 テスト / QA を再設計する 上流と下流を並行で見直す コード生成が速くなった分、検証・確認の工 程が新たな詰まりになる。ここをAIで再設計 し、流れを取り戻す。 要件定義やレビューといった前後工程も並行 して再設計しないと、せっかくの加速が活き ない。 個人のタイピング速度ではなく、チームのスループットを最大化する。 12 / 18
  13. 04 / 処方箋 No.4 +α PRESCRIPTION 「ハンドオフ」して机から離れる 指示したら完遂まで任せられるクラウド系エージェントを活用し、机の前から自分を解放する。 Rx 先行企業の打ち手

    TAKEAWAY Qiita Tech Festa Day / Kinopee 1 2 クラウド系エージェントに委任 「見張る時間」を手放す Cursor Cloud Agents や Devin など、指示す ればクラウド側で自律的に完遂するタイプ。 手元のPCに縛られない。 進捗の張り付き監視をやめ、完了通知を待つ スタイルへ。移動中や休憩中も、タスクは進 み続ける。 ハンドオフして席を立つ。机の前から解放されることも、立派な処方箋。 13 / 18
  14. 05 / 正体 No.5 SYMPTOM 孤立化・助け合いの減少 「人に聞くよりAIに任せた方が早い」── チーム内のコミ ュニケーションが減っていく。 “

    詰まったとき、まず隣の人ではなくAIに聞く文化になった 05 孤立化 “ 新人が周囲に質問する機会が、目に見えて減った 疲れのシグナル Qiita Tech Festa Day / Kinopee 14 / 18
  15. 05 / 処方箋 No.5 PRESCRIPTION 共に走る「補助輪」期間を設ける 個人プレーに閉じさせない。最初はあえて、チームでAI活用を体験するプロセスを挟む。 Rx 先行企業の打ち手 TAKEAWAY

    Qiita Tech Festa Day / Kinopee 1 2 最初の1ヶ月はペアワークで走る 立ち上がりに人を貼り付ける 全員で集まってペアでAIを使い、共通言語を 作ってから、各自の分担作業へ移行する。 「One to One」で個別に張り付いてフォロー 。立ち上がりに人を投じることで、後の自走 が変わる。 最初はあえて、「一緒にAIを使う時間」を設ける。 15 / 18
  16. BONUS / 究極のオチ 本当に具合が悪いときは… AIには「フィジカル」 で対抗せよ。 “ チーム内で筋トレが流行している。そして全員、二郎系ラーメ Vibe Training

    ンを大盛りで食べている。 プロンプトを打つ前に、まず医者へ。 休んで、肉を食って、筋トレしましょう。 Qiita Tech Festa Day / Kinopee 16 / 18
  17. WRAP UP / まとめ AI疲れは「過渡期の摩擦」 個人のスキル不足ではなく、組織の仕組みやプロセスが変化に追いつく途中で起きる正常な現象。 01 02 03 5つに名前をつける

    処方箋を小さく試す 仕組みで乗り越える 自チームの疲れが、5つのどれに当 てはまるか言語化してみる。 先行企業のヒントを、1人でも試せ るものから1つずつ試す。 「個人の気合い」ではなく、組織の 対話と設計で前に進む。 TAKEAWAY Qiita Tech Festa Day / Kinopee 疲れに名前をつけると、対話と設計の対象になる。 17 / 18
  18. For Qiita Tech Festa Day 試した軌跡こそ、 誰かのための 最高の知見になる。 Qiita Tech

    Festa 「上手くいった」も、「やっぱり疲れた」も。 書くこと自体が、いちばん確実な情報整理になります。 「うちのAI疲れは5つのどれか」から、ぜひ Qiita へ。 ご清聴ありがとうございました。 Kinopee / 木下 雄一朗 株式会社キー・プランニング 代表取締役 Qiita Tech Festa Day / Kinopee 18 / 18