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伝わるプロジェクト_伝わらないプロジェクト.pdf
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シノラー
March 07, 2025
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シノラー
March 07, 2025
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Transcript
伝わるプロジェクト 伝わらないプロジェクト
目次 1. はじめに 2. なぜメンタルヘルスやストレスマネジメントが必要か? 3. 体験談① - 共有資料の不足 4.
体験談② - 質問しづらい環境 5. 体験談③ - 陰口文化の影響 6. 体験談から学んだこと 7. 私がPLとして実施したこと 8. プロジェクトは伝言ゲームである 9. 伝言ゲームを攻略するために 10. まとめ
1. はじめに • プロジェクトにおけるコミュニケーションの重要性 ◦ 仕様のズレ、認識違い、属人化 → 情報共有がカギ ◦ 情報共有を怠ると手戻りが増加 •
私の経験をもとに、問題と改善策を共有します
2. なぜメンタルヘルスやストレスマネジメントが必要か? • コミュニケーションの問題は ストレスの要因 ◦ 質問しづらい環境 → 不安が増える ◦ 引き継ぎが不十分
→ 長時間労働・トラブル ◦ 陰口文化 → チームの心理的安全性低下 • 技術スキルだけでなく、健全な職場環境が重要!
3. 体験談① - 共有資料の不足 • 問題点 ◦ 引き継ぎ資料なし → 仕事の全体像が見えない ◦
属人化が進み、作業の抜け漏れが発生 ◦ 結果:スケジュール遅延、残業増加 • 改善策 ◦ ドキュメントを残す文化を作る ◦ 重要な業務の手順書を標準化
4. 体験談② - 質問しづらい環境 • 問題点 ◦ 有識者の機嫌で、質問できるかが変わる ◦ 確認できずに進めた結果 →
後工程でバグが発生 ◦ 「伝えづらい文化」が品質低下を招く • 改善策 ◦ 質問しやすい環境を整える (心理的安全性の確保) ◦ 情報をオープンに共有し、属人化を防ぐ
5. 体験談③ - 陰口文化の影響 • 問題点 ◦ 直接ではなく、陰で悪口を言う文化 ◦ 「自分も言われているのでは?」 →
ストレス増加 ◦ 信頼関係が築けず、パフォーマンス低下 • 改善策 ◦ 建設的なフィードバック文化を作る → 批判ではなく前向きな意見として活用 ◦ チーム内で対話を促し、心理的安全性を高める
6. 体験から学んだこと 1. 個人の努力だけでは解決できない壁 がある 2. 知識共有と心理的安全性がプロジェクトの成功に直結 3. 情報が伝わらないと、無駄な手戻りやストレスが増加 4. 改善には「仕組み作り」と「文化形成」の両面が必要
7. 私がPLとして実施したこと ✅ オープンなコミュニケーション環境の構築 ✅ メンバーの信頼関係の構築 (顔色を伺わず公平に接する) → 例:新規参画された方がアラートを上げやすいように 初めのうちは「調子どうですか?」と声かけする。 ✅ 資料の標準化と属人化の防止
(口頭+テキスト記録) → 例:個人間で決めた事項は共通のチャットに送信。 例:資料はざっくりフォーマットを決める。 (初めに概要、次に画面レイアウト、 最後に各オブジェクトの挙動 等)
8. プロジェクトは伝言ゲームである • 情報は人を介するごとに変化する • 「伝えたつもり」「聞いたつもり」で進めるとズレが生じる • 伝えたことよりも、「伝わったこと」が重要! • 仕組みで防ぐことが可能
9. 伝言ゲームを攻略するために ✅ 情報の伝達ルールを統一 (決定事項は記録) ✅ テキスト+対面の併用 (後で参照できる形で残す) ✅ 確認の文化を作る (リピート確認)
10. まとめ • 情報共有と心理的安全性がプロジェクトの成功を左右する • 伝言ゲームを防ぐことで、手戻りやストレスを減らせる • 文化と仕組みを整えれば、誰でも働きやすい環境が作れる • あなたの職場では、情報共有の仕組みはどうなっていますか?