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登壇の心理的ハードルをコントロールする技術

 登壇の心理的ハードルをコントロールする技術

subroh_0508

May 20, 2024
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  1. 自己紹介 / アウトプット活動 3 💬 登壇歴 Kotlin Fest 2019、2022、2024 DroidKaigi

    2019 shibuya.apk、Kotlin愛好会 高専カンファレンス IM@S Engineer Meetup アイマス学会 etc. 📕 執筆歴 C96、第2回技書博にて技術同人誌を頒布 💻 その他 KotlinへのContribute実績 2018年3月に初登壇 → 2020年には登壇数24回 ※同じ話をしたくないので、全て違うネタ 企業スポンサーを出した採用系イベントで 企業紹介LTをすることもしばしば ※予定
  2. 自己紹介 / アウトプット活動 4 💬 登壇歴 Kotlin Fest 2019、2022、2024 DroidKaigi

    2019 shibuya.apk、Kotlin愛好会 高専カンファレンス IM@S Engineer Meetup アイマス学会 etc. 📕 執筆歴 C96、第2回技書博にて技術同人誌を頒布 💻 その他 KotlinへのContribute実績 2018年3月に初登壇 → 2020年には登壇数24回 ※同じ話をしたくないので、全て違うネタ 企業スポンサーを出した採用系イベントで 企業紹介LTをすることもしばしば ※予定 ここで力をつけた💪
  3. 登壇ハードル1 / ネタが見つからない 9 🤔 どうして「ネタが見つからない」のか? ➔ 前提として、価値のある話題が1つもない人は存在しない! ※個人の見解 なぜなら、登壇ネタは1人1人異なる人生経験から探してくるものだから

    ➔ 「ネタがない」のではなく「ネタの存在に気づいていない」 ➔ 「ネタに価値がない」のではなく「ネタの価値に自信が持てていない」 わざわざ人前に出て、伝える価値があるような 話題を持っていないんです…😢
  4. 登壇ハードル1 / ネタが見つからない 11 👀 ネタ探しの例 ➔ 2020年、コロナにより出社からリモートに ➔ 「ただ単純にZoom

    MTG出るのもつまらんな?」 同居している推しの等身大パネルと一緒に映り込むことからスタートし、 最終的には3Dモデルを自作、推しの姿で社内イベントに顔を出すように
  5. 16 🤔 「話す内容をまとめられない」とは、どんな状態か? ➔ スライド資料 = 登壇者のためのカンペ まずは「自分が話しやすい資料」をデザイン気にせず作りきることが重要 ➔ ただし、スライド資料は聴衆にも見える性質がある

    「自分が話しやすい資料」ができてから、分かりやすい資料に整えていく スライド資料、何を書けばいいか わからない…😢 登壇ハードル2 / 話す内容をまとめられない
  6. 登壇ハードル2 / 話す内容をまとめられない 19 👀 資料にまとめるフェーズで意識していること ➔ 文章を短くしすぎない なるべく少ない練習量で、話すべきことを再構成できる長さにする ➔

    自己紹介で伝える情報は、イベントのテーマ・登壇のゴールに 沿ったモノに絞る ➔ 「話すこと」と「まとめ」の文章の間に、齟齬や違和感がないようにする
  7. 登壇ハードル2 / 話す内容をまとめられない 20 👀 資料にまとめるフェーズで意識していること ➔ 文章を短くしすぎない なるべく少ない練習量で、話すべきことを再構成できる長さにする ➔

    自己紹介で伝える情報は、イベントのテーマ・登壇のゴールに 沿ったモノに絞る ➔ 「話すこと」と「まとめ」の文章の間に、齟齬や違和感がないようにする 文章が短ければ短いほど、発表の練習量は増加する 練習に追われ、壇上に立つ量が減ってしまうのはもったいない
  8. 登壇ハードル2 / 話す内容をまとめられない 21 👀 資料にまとめるフェーズで意識していること ➔ 文章を短くしすぎない なるべく少ない練習量で、話すべきことを再構成できる長さにする ➔

    自己紹介で伝える情報は、イベントのテーマ・登壇のゴールに 沿ったモノに絞る ➔ 「話すこと」と「まとめ」の文章の間に、齟齬や違和感がないようにする 自己紹介は、イベント後の懇親会でできればOK 話の中身をしっかり持ち帰らせ、その過程で登壇者自身への 興味を喚起させる順序が理想
  9. 登壇ハードル2 / 話す内容をまとめられない 22 👀 資料にまとめるフェーズで意識していること ➔ 文章を短くしすぎない なるべく少ない練習量で、話すべきことを再構成できる長さにする ➔

    自己紹介で伝える情報は、イベントのテーマ・登壇のゴールに 沿ったモノに絞る ➔ 「話すこと」と「まとめ」のページの間に、齟齬や違和感がないようにする 「登壇のゴール」「聴衆に得てもらいたいモノ」を ダイレクトに言語化しているページ これらのページに齟齬があると、定めたゴールから逸れている可能性が高い
  10. 26 🤔 どうして「人前に出ることがこわい」のか? ➔ 自信がないから!!! これまでの経験になく、失敗した時のダメージが予測できないチャレンジは そもそも誰だってこわい!!! ➔ 対策(1): 資料作成・発表練習に時間をかける

    登壇における「武器」を磨き込み、失敗の発生確率を下げるアプローチ ➔ 対策(2): 事前に話す内容を誰かにレビューしてもらう 自分以外の誰か(可能なら複数人)に登壇練習を見せ、フィードバックをもらう 事前に失敗し、壇上でのリスクを潰すアプローチ 登壇ハードル3 / 人前に出ることがこわい
  11. 登壇ハードル3 / 人前に出ることがこわい 27 👀 最初の登壇の恐怖をどう乗り越えたか ➔ 2018年3月、人生初の外部登壇のタイトルは 「高専時代に作った不真面目なモノ」 ➔

    普通の飲み会では大スベリしたが、 高専卒業生だけの飲み会では大ウケした持ちネタ、これを5分に凝縮したもの ➔ 高専関係者がメインの「高専カンファレンス」 会場は母校の東京高専、「とにかく楽しんでもらう」ことだけを目的に登壇
  12. 登壇ハードル3 / 人前に出ることがこわい 28 👀 最初の登壇の恐怖をどう乗り越えたか ➔ 2018年3月、人生初の外部登壇のタイトルは 「高専時代に作った不真面目なモノ」 ➔

    普通の飲み会では大スベリしたが、 高専卒業生だけの飲み会では大ウケした持ちネタ、これを5分に凝縮したもの ➔ 高専関係者がメインの「高専カンファレンス」 会場は母校の東京高専、「とにかく楽しんでもらう」ことだけを目的に登壇 対策(2)のフィードバック
  13. 登壇ハードル3 / 人前に出ることがこわい 29 👀 最初の登壇の恐怖をどう乗り越えたか ➔ 2018年3月、人生初の外部登壇のタイトルは 「高専時代に作った不真面目なモノ」 ➔

    普通の飲み会では大スベリしたが、 高専卒業生だけの飲み会では大ウケした持ちネタ、これを5分に凝縮したもの ➔ 高専関係者がメインの「高専カンファレンス」 会場は母校の東京高専、「とにかく楽しんでもらう」ことだけを目的に登壇 自己紹介と話すことの提示を1分に収め 残り4分はウケに全振り 結構練習した記憶もあるため、対策(1)が徹底できていた
  14. 登壇ハードル3 / 人前に出ることがこわい 30 👀 最初の登壇の恐怖をどう乗り越えたか ➔ 2018年3月、人生初の外部登壇のタイトルは 「高専時代に作った不真面目なモノ」 ➔

    普通の飲み会では大スベリしたが、 高専卒業生だけの飲み会では大ウケした持ちネタ、これを5分に凝縮したもの ➔ 高専関係者がメインの「高専カンファレンス」 会場は母校の東京高専、「とにかく楽しんでもらう」ことだけを目的に登壇 「大ウケ確約のネタと聴衆」「勝手を知る会場」「シンプルな目的」 ここまでガチガチに固めて、ようやく恐怖を乗り越えられた😅
  15. 登壇ハードル3 / 人前に出ることがこわい 31 👀 最初の登壇の恐怖をどう乗り越えたか ➔ 2018年3月、人生初の外部登壇のタイトルは 「高専時代に作った不真面目なモノ」 ➔

    普通の飲み会では大スベリしたが、 高専卒業生だけの飲み会では大ウケした持ちネタ、これを5分に凝縮したもの ➔ 高専関係者がメインの「高専カンファレンス」 会場は母校の東京高専、「とにかく楽しんでもらう」ことだけを目的に登壇 狙い通り大ウケ!当初の目的は十分すぎるほどに達成! 適切な準備によって、「恐怖心が制御可能になること」 「アウトプットの結果は狙って良い方向に導けること」を学んだ
  16. まとめ 32 👍 知識と事前の準備によって、「登壇」へのハードルは狙って下げることができる ➔ なぜハードルに感じるのか、何が解消されたら負荷が下がるのかを言語化 ➔ 数回成功体験が積めると、成功体験が更に心理的なハードルを大きく下げ より大きなイベントやカンファレンスにも挑戦しやすい状態ができる 👍

    登壇すると、他の登壇経験者との距離も近くなり、成長が加速する ➔ 登壇による外部露出が多い著名人との、共通の話題ができる エンジニアとして自信につながり、成長や挑戦機会の創出につながる アウトプットは得意・不得意の要素も大きいため、自分に合うアウトプットを見つけ 取り組むことが最も重要!無理せずマイペースに挑戦してみてください😉
  17. 宣伝 33 Kotlin Fest 2024で登壇します✌ 開催日: 2024/06/22(Sat) 場所: ベルサール渋谷ファースト なんと3回目の登壇です😲

    チケット販売中なので 興味がある方は是非! エンジニア積極採用中! Rails / React / AWS Kotlin / Swift 3月に採用サイトを リニューアル! 見に来てもらえると🙏 Thank you for listening!