After RubyKaigi 2023〜メドピア、ZOZO、Findy〜( https://zozotech-inc.connpass.com/event/281473/ )の発表資料です。
Road to RubyKaigiSpeaker (case sue445)After RubyKaigi 2023〜メドピア、ZOZO、Findy〜 #rubykaigi2023_afterpixiv Inc.sue4452023.5.18
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2About sue445● Go Sueyoshi (a.k.a. sue445, sue-san)○ https://twitter.com/sue445○ https://github.com/sue445● Speaker at Day 2○ https://rubykaigi.org/2023/presentations/sue445.html#day2○ Fix SQL N+1 queries with RuboCopsue445
3My Proposals (3/5 accepted)
● sue445がRubyKaigiに過去2回登壇するためにやったこと○ Proposalネタ出し○ Proposal執筆○ Proposal採択後○ 発表準備● 対象:来年以降RubyKaigiに登壇したい人● 注意点:N=1なので再現性はない4今日話すこと
● 2022年9月:RubyKaigi 2022の頃にはProposalの下書きがだいたいできていた● 2022年12月くらい:翌年1月くらいにCFPがオープンするだろうと思って、igaigaさんにレビューしてもらっていつでも出せる状態にした● 2022年12月27日: Ruby 3.2のリリースパーティの会場でCFPがオープンになったので、会場から急いでProposalを出した○ おそらく1get5今年の流れ (Proposalを出すまで)
● あまりにやることがなさすぎてCFPの締め切りから当落結果が来るまでの平均日数を集計してた● 今までの審査期間は4週間前後だったので今年も2月下旬くらいに結果が来ると予想してた。(だいたい合ってた)6今年の流れ (CFP審査期間中)
73/1 23:48: Proposal採択通知
8あまりに嬉しくて夜中に会社Slackで@hereつける暴挙
● 3月下旬:発表資料がだいたいできたので大倉(@okuramasafumi)さんに英文のレビュー依頼● 4月上旬:最速上映と称して社内勉強会で発表練習● 5月12日:本番9今年の流れ (Proposal採択後)
● 日常生活から見つける● Proposalの募集が始まってネタ出ししてもネタが出ない人は1年間考え続けるといいと思う○ 日に数度、CFPから頭が離れる状態(刃牙ネタ)● 日々業務でRubyを書いてたら1〜2ヶ月で1本くらいLTネタはできるはず○ 自分はここ4~5年くらい業務でRubyを書いていないので毎回CFPネタをひねり出すのに苦労している10Proposalネタ出し
● 人によるけど、僕は「LT換算」か「1つのネタを膨らませる」ことが多い11Proposalネタ出し
● 持ち時間が30分としたらLT 5〜6本分を合体させて1本のトークとして話せるか考える● 2019年の「Best practices in web API client development」がこのパターン○ https://rubykaigi.org/2019/presentations/sue445.html#apr20● メリット:LT慣れしてる人なら作りやすい● デメリット:複数のLTネタを組み合わせて1本のトークとして成立させるための柱を作るのが難しい12LT換算
● 今年がこのパターン○ https://rubykaigi.org/2023/presentations/sue445.html#day2● メリット:トークの柱を作りやすい● デメリット:30分話せるレベルのネタを探すのが難しい131つのネタを膨らませる
● ISUCONネタだと他にもいくつもネタはあったがrubocop-isuconが一番話を膨らませやすかった○ 他は小粒(LTどまり)● gem作成時点で、ISUCON予選に落ちてもRubyKaigiのCFPネタとして使えるという打算はあった○ 自分の中でそれなりに確度も高かった14今年のProposalの裏話
https://speakerdeck.com/sue445/fix-sql-n-plus-one-queries-with-rubocop?slide=2015e.g. 小粒なネタ一覧
● [MUST] RubyKaigiに限ったことではないけど、どんなに素晴らしい内容でもカンファレンスの趣旨や方向性と違う場合は落とされる○ RubyKaigiの場合コードが全て○ 例えば、1年かけてGitLabをGCPに移行した話をRubyKaigiのCFPに出しても落とされると思う■ c.f. https://inside.pixiv.blog/2022/11/29/11000016Proposalを書く時に気をつけたこと
● 意識したこと○ とにかく技術的に頭がおかしいネタ○ 自分以外に話せないこと(自分が第一人者)○ 業務でRubyを書いてない(=業務からはCFPネタを出せない)ので、大江戸RubyKaigi(生活発表会)っぽさを意識した17Proposalを書く時に気をつけたこと
● [SHOULD] 他の人の採択されたCFPをたくさん見る○ https://sue445.hatenablog.com/entry/2019/02/10/102907○ 僕は割とonkさんの影響を受けてる● 今年採択されたProposal○ https://inside.pixiv.blog/2023/04/11/14000018Proposalを書く時に気をつけたこと
● [SHOULD] 他の人にも見てもらう○ 自分で面白いと思っていても他の人がどう思うかは別問題なので○ 可能なら自分よりも圧倒的につよつよな人に見てもらう○ igaigaさんに見てもらったProposalは今の所採択率100%○ 早くProposalを出せばレビュアーからコメントがくることもあるので早く出した方がお得■ 2016(不採択)の時は卜部さんからコメントがきた19Proposalを書く時に気をつけたこと
● [MAY] 可能ならProposalを複数出す○ 自信があるProposalが1つしか出せなければその1つに全力投球するでも全然ok○ ネタがたくさんあっても実際に通せるレベルのトークにできるかどうかは別問題20Proposalを書く時に気をつけたこと
● スライドが全部英語だと緊張で頭がとんだ時に終わりなのでスピーカーノートは手厚く書いた○ 日本語資料の時はスピーカーノートを書いていない● オンサイト登壇だと後ろの方の席からスライドの下の方が見づらいことがあるため、なるべくスライドの下の方に文字を書かないことを気をつけた21スライドを書く時に気をつけたこと
● 発表時間が長いので最初にアウトラインを書くとよい○ c.f. https://inside.pixiv.blog/sue445/6946○ 今年に関しては、以前社内勉強会で発表した資料(後述)がベースになってるのでアウトラインは書いてない22スライドを書く時に気をつけたこと
23参考:社内勉強会の資料
24参考:社内勉強会の資料
● Proposalを出した時にもさっきの資料のリンクを貼った25社内勉強会資料に関して補足https://inside.pixiv.blog/2023/04/11/140000
● ひたすら練習する○ 声に出しながら時間を測った○ 練習で微妙に30分超えることが分かってたので本番は冒頭からちょい早口にしてたら、今度は終盤付近で早く終わりすぎることに気づいてむっちゃ焦ったw26発表前に気をつけたこと
● 自分のことを必要以上に卑下しない○ 日本人は自分のことを必要以上に謙虚に言いがち○ 「他の人の発表に行った方がいいですよ」とか「自分の発表はあまり面白くないですよ」って言うと、Proposalを落ちた人や自分のProposalを選んでくれたレビュアーや自分の発表を見に来てくれた人たちに失礼なので絶対に言わない27発表前に気をつけたこと
● 全部● 会話する時に自己紹介しなくていいのがむっちゃ楽○ Speaker名札を見せるだけでいい● 人見知りなので知らない人に話しかけるのが苦手なんだけど、Speakerなら相手から話しかけてくれる28Speakerの何がいいか?
https://speakerdeck.com/midorikawa/kutukupatudogarubykaigini20ming-yi-shang-noshe-yuan-decan-jia-suruwake?slide=2529登壇してもらうのが一番の技術広報
● A. すごいなんて言ったらそれ以上成長しなくなるのでダメ● 12年前の角谷さんのおかげで今の自分があると思ってる30Q. それってsueさんがすごいだけでは?
● 今回話した内容を見た人から、来年以降のRubyKaigiの新しいSpeakerが出てくれば幸いです● 僕も来年も登壇するぞ!!!!!!31最後に