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すばやくユーザーに価値を届ける! 中規模組織での合意形成と体制今昔話

Takuya Asako
September 28, 2023
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すばやくユーザーに価値を届ける! 中規模組織での合意形成と体制今昔話

Takuya Asako

September 28, 2023
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  1. note inc. 2 フィリピンオフショア開発Webディレクター兼なんでもやる⼈ →モンスター‧ラボでベトナム‧バングラとのオフショアPM  ベトナム ダナンに1年半住んでた(⾜掛け3年くらい通ってた) →Adobeでマーケ製品のプログラムマネージャー →noteにプロジェクトマネージャーとして⼊社 →組織改編に伴いプロダクトマネージャーにジョブチェンジ

    →現在はnoteクリエイターの収益化に関わる機能‧メンバーシップ担当 略歴 X(Twitter): @taku_yeah note: https://note.com/taku_yeah note歴2年8ヶ⽉ 好きなもの:旅‧⾳楽‧写真‧動物 嫌いなもの:ネタバレ‧早起き‧臓物系の⾷べ物 浅⼦ 拓耶 Takuya Asako プロダクトマネージャー
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  3. note inc. 事業概要 だれもがインターネット上で⾃由にコンテンツを発表‧販売できるメディアプラットフォーム「note」と、noteを 基盤に企業の情報発信を簡単かつ効果的に⾏うための⾼機能プラン「note pro」を中⼼に事業を展開。 4 だれもが⽂章やマンガ、⾳声等さまざま なコンテンツを⾃由に投稿‧販売するこ とを可能にするメディアプラットフォー

    ム。 インターネット上での継続的な創作活動 を可能にすることにより、クリエイター エコノミーを促進。 企業のオウンドメディア運営、ホーム ページ構築など、情報発信を簡単に⾏う ことを可能にするnoteの⾼機能プラ ン。noteの標準機能に加え⾃社サイト 構築に必要な機能を提供し、noteを基 盤とする情報発信を⽀援。 法⼈向けサービス ‧コンテスト 企業とコラボレーションし、note上でクリ エイターから作品を募集する企画を開催 ‧イベント note連動イベント等のため、イベントス ペース”note place”を貸出
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  5. note inc. 9 01 前提①:なんのために意思決定をしてるの? • ミッション達成のため ◦ ミッション達成に近づくために、クリエイターにどんなベネフィットを提供できる? ▪ ベネフィットとは?

    • noteを通じて何らかの成功体験が得られる ◦ スキしてもらえる ◦ 仕事につながる ◦ 記事が売れて対価が得られる ◦ 出版につながる…などなど • 使いやすい、かゆいところに⼿が届く ▪ 中⻑期的に事業を継続させるために、クリエイターの活動を通じてnoteが収益を得る • noteでの記事等の販売⼿数料、note proなどの対価を得て、 継続的に事業運営‧サービスカイゼンが⾏える状態を維持しつづける
  6. note inc. 10 02 前提②:noteのプロダクト開発、どんな意思決定をしてる? • 半期‧四半期で、どんな優先度で、どう課題を解くか ◦ 半期‧四半期ロードマップ、プロダクト(実際は課題‧サービスごとの)ロードマップ • どうやって仮説の確からしさを検証するか

    ◦ データ分析‧ユーザインタビュー‧デスクリサーチ‧A/Bテストなど • いかに⼯数少なくユーザーに価値を届けられるか ◦ コンセプトレベルでの仮説検証、開発せずに価値提供‧仮説検証するための⽅法検討 • 何をつくって、何をつくらないか ◦ 施策‧解くべき課題の優先度決め • つくったものをどう届けるか ◦ GTM戦略、時にはユーザーを巻き込んだ機能開発を⾏うことも • どういった体験にすべきか、体験を体現するUIをどうすべきか ◦ カスタマージャーニーマップ、プロトタイピングなど ※その他いろいろ、ユーザーに価値を提供するために必要なことを、周りのメンバーにも頼りながら決めています。
  7. note inc. 12 03 草創期〜現在までの意思決定の変遷 創業〜 拡⼤期 現在 経営陣 = CEO‧CXOが、何を‧ど

    うつくるかまでリードし、スピー ドある意思決定を⾏う。 1週間サイクルでどんどんサービ スがカイゼンされていく。
  8. note inc. 13 03 草創期〜現在までの意思決定の変遷 創業〜 拡⼤期 現在 経営陣 = CEO‧CXOが、何を‧ど

    うつくるかまでリードし、スピー ドある意思決定を⾏う。 1週間サイクルでどんどんサービ スがカイゼンされていく。 事業拡⼤により、やりたいこと‧ やるべきことの規模が徐々に⼤き くなり、経営による把握が難しく なる。専任PjMを設置し、プロ ジェクト型で開発を進める。
  9. note inc. 14 03 草創期〜現在までの意思決定の変遷 創業〜 拡⼤期 現在 経営陣 = CEO‧CXOが、何を‧ど

    うつくるかまでリードし、スピー ドある意思決定を⾏う。 1週間サイクルでどんどんサービ スがカイゼンされていく。 事業拡⼤により、やりたいこと‧ やるべきことの規模が徐々に⼤き くなり、経営による把握が難しく なる。専任PjMを設置し、プロ ジェクト型で開発を進める。 よりスケールさせられるよう、プ ロダクトマネージャー‧マネー ジャーなどに意思決定を移譲。 まだまだチャレンジ期。よかった ことも、うまくいかないことも。
  10. note inc. 15 04 いまのnoteの意思決定プロセス、どうなってる? 数年単位でのビジョン‧事業計画 ↑ここまでは経営 + マネージャーで経営合宿をして考える 1年‧半期‧四半期単位で解くべき課題 解くべき課題が妥当か否か

    課題をどう解くか 課題を解くために具体的に何をするか ↓ここからはPM‧マネージャー + 経営で⼀緒に考える ※課題の粒度参考 ‧クリエイターが売上伸ばせるようにする ‧クリエイターの創作を適切な読者に届けるために、  マッチングを強化する いまは、基本は戦略にアラインする形がメイン。 ボトムアップで⽅向転換‧優先度上げて取り組む施策もある
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  12. note inc. Value 20 クリエイター視点で考えよう クリエイティブでいこう noteの事業の原点はクリエイターにあります。noteのメンバー は、創作にかかわるすべてのひとと対話しながら、作品をつく ること、つなげること、とどけることを⼿助けする⽅法を考え て実⾏します。

    私たちは多様性を重視します。幅広いクリエイター、幅広い ユーザーが集まることで、より多彩なコンテンツが⽣まれ、そ れをもとに交流が始まることで、社会全体がより豊かで幸福な 場所になることを信じています。 クリエイティブというのは、ある状況に対して、前向きに楽し く問題を解決しようとする姿勢を指します。どんなに困難に⾒ える課題でも、クリエイティブに解決する⽷⼝は必ずありま す。noteのメンバーはそれを追い求めます。 多様性を後押ししよう つねにリーダーシップを おおきな視点で考えよう すばやく試そう noteのメンバーは、あらゆることに当事者意識を持って、率先して⾏ 動します。傍観でも、感想でも、批評でもなく、まず⾃分が⾏動する ことを重視します。どんなときも問題を解決する意志を持ってことに 望みます。 新しいことに取り組む時、まず、すばやく、⼩さく、試すことからは じめます。⼤きな問題は分割し、議論が⻑引きそうなときには、どん どん⼿を動かして、動くものを前に議論します。⼤事なのは事業を具 体的に前にすすめることです。 さまざまな課題に出会ったときに、短期的なことにとらわれずに、⻑ 期的な視点と顧客視点を持って、⼤きな視点で考えるようにします。 売り上げも利益も、サービスに持続可能性をもたらす燃料にすぎませ ん。⾃分⾃⾝と、家族、友⼈、そして社会に誇れる仕事をしよう。 noteのメンバーは、以下のバリューを⾏動指針に、常に顧客への貢献を⽬指して⾏ 動します。どんな課題に対してもクリエイティブに解決する⽅法を追い求めます。
  13. note inc. 22 05 意思決定‧合意形成にじんわり効く、MVVのチカラ • ミッション‧ビジョン‧バリュー(MVV)への共感が強い⼈を採⽤している • ⼊社後、MVV浸透のためにCEOと話す場がある • ⼤きなプロジェクトの場合、プロジェクトで意識するバリューが設定されることもある

    • 評価にもMVVに関する項⽬がある • Slackにバリューを称えるリアクションがある • 週次の全体会で、バリューを体現した⼈を称える場がある などなど…。 「ミッション達成のために、こういうバリューを発揮していこうぜ!」という共通認識があるので、 合意形成はそんなに困ることはない。というのがnoteのよいところの1つ。
  14. note inc. 23 05 意思決定‧合意形成にじんわり効く、MVVのチカラ • ミッション‧ビジョン‧バリュー(MVV)への共感が強い⼈を採⽤している • ⼊社後、MVV浸透のためにCEOと話す場がある • ⼤きなプロジェクトの場合、プロジェクトで意識するバリューが設定されることもある

    • 評価にもMVVに関する項⽬がある • Slackにバリューを称えるリアクションがある • 週次の全体会で、バリューを体現した⼈を称える場がある などなど…。 「ミッション達成のために、こういうバリューを発揮していこうぜ!」という共通認識があるので、 合意形成はそんなに困ることはない。というのがnoteのよいところの1つ。 MVVがよくできている、ビジネスモデル的に収益のみを追求できるようにはなっていない、 ⽬標がコンフリクトしないように組織‧⽬標のもたせ⽅を⼯夫している、採⽤‧カルチャー浸透がんばってる …などなど、全社での取り組みの賜物💡
  15. note inc. 25 プロダクトマネージャー、募集中です 📫カジュアル⾯談フォーム or   @taku_yeah まで 採⽤情報

    toBシニアPM‧機械学習バックグラウンドのPM‧toCシニアPM を 絶賛募集中です! 興味がある⽅、話を聞いてみたい⽅、 まずはカジュアル⾯談だけでもどうですか?