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2022-11-08_ビジョングロースユーザー価値すべて妥協しない新規プロダクト...
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Takuya Asako
November 08, 2022
Business
0
310
2022-11-08_ビジョングロースユーザー価値すべて妥協しない新規プロダクト開発_浅子拓耶.pdf
Takuya Asako
November 08, 2022
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Transcript
ビジョン・グロース・ユーザー価値 すべて妥協しない?新規プロダクト開発 2022/11/08 #プロ筋conf
note inc. 2 • 浅子 拓耶(あさこ たくや) • 受託オフショア開発のPjM/SM •
外資企業でPgM • PjM@note株式会社 (2020年11月〜) • PjM→PdMにジョブチェンジ(2021年6月〜) 自己紹介 taku_yeah taku_yeah
note inc. クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを 楽しんで応援できるメディアプラットフォーム。だれもが創作を楽しんで続けられ るよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。 3
note inc. 4 はじめに • 新規プロダクト開発を通しての経験とまなびを共有します。 • あくまで1つの事例であって、会社・組織・プロダクトのフェーズ 次第で何を・どこまでやるかの最適解は変わってきます。 •
うちではこんなことやってるよ、こんなフレームワークでプロダ クト開発してるよ。などあれば、ぜひ記事などを通してお話聞か せていただけると嬉しいです!
note inc. ビジョン・グロース・ユーザー価値 すべて妥協せずに新規プロダクト開発を 行うことは可能? 5
note inc. 6 今日おはなしすること 新規プロダクト初期開発フェーズにおいて、 明示的に妥協点・妥協しない点を決め、 健全にトライアングルを機能させて、 プロダクトをリリースしたか?
note inc. 7 こいつを使って考えます。 Dan Schmidt; The Product Management Triangle
note inc. 8 新規プロダクト開発に必要なことを当てはめる Dan Schmidt; The Product Management Triangle
・どうユーザーに届けるかが明確 ・なんかよさそうと思ってもらえる ・実際に使ってみて価値を感じられる ・他人に紹介したくなる ・解決したい課題が明確である ・コアとなる強みが明確である ・ありたい姿が明確である ・ポジショニングが明確 ・マーケットにフィットする ・収益化の戦略、戦術がある ・納得感をもって開発できる ・最低限の機能で価値提供できる ・予定どおりリリースできる
note inc. 9 ご存知、よくあるアンチパターン① スピード狂 超慎重派 残念UX 体験設計もビジネス戦略も あとで考えてカイゼンする とにかくはやくリリースし
ちゃおう ほしいと言われている機能 あったほうがいい要素、ぜ んぶ満たさないとリリース しない 機能要件は満たせたから、 どう知ってもらうか、使っ てもらうか、広めてもらう かは考えない
note inc. 10 ご存知、よくあるアンチパターン② 売れます詐欺 疲弊する現場 グロースや収益化できそう かの見込みが立っていない のに、見栄を切ってとりあ えずリリースしちゃおう
要件多すぎ!期限短すぎ! リリースが終わったら、 しばらくは再起できません
note inc. 新プロダクト開発の初期フェーズ、 なにを、どういった優先順位で、 どの水準まで達成したらリリースする? 11
note inc. 1. あるべき姿のイメージを、ぜんいんで揃える 2. ターゲットユーザーのセンターピンを決める 3. プレスリリースやTwitterの反応から逆算する 4. 潜在・顕在層へのインタビューでの価値検証
5. 体験の検証 12 優先順位・水準を決めるためのツールセット
note inc. 13 1. あるべき姿のイメージを、ぜんいんで揃える • 関係者ぜんいんの向かう方向を揃え、 羅針盤を手にすることで、不要な確認や手戻りを未然に防ぐため なぜやった? •
関係者をオフィスに集めてプチ合宿 • 背景、現状の課題、誰がどうするための機能か、 どうやってユーザーに興味を持ってもらうなどの整理 なにをした?
note inc. 14 1. あるべき姿のイメージを、ぜんいんで揃える
note inc. 15 2. ターゲットユーザーのセンターピンを決める • だれを対象にするかで訴求方法や必要な準備が変わってくるため • 関わるすべての活動のトンマナを決める際の羅針盤にするため なぜやった?
• 中長期を見据えたターゲットユーザー層のリストアップ • どう優先度をつけるかの相談 • どうユーザーコミュニケーションするかの優先順位の相談 なにをした?
note inc. 16 2. ターゲットユーザーのセンターピンを決める
note inc. 17 3. プレスリリースやTwitterの反応から逆算する • 機能・PR・ユーザーコミュニケーションにおける必要最低限の 要素を決め、関係者で認識を揃えるため なぜやった? •
仮想プレスリリースの作成(Amazon Working Backwards) • 仮想ツイートの作成 • 仮想LPの作成 • 必要タスク・関連図の作成 なにをした?
note inc. 18 3. プレスリリースやTwitterの反応から逆算する
note inc. 19 4. 潜在・顕在層へのインタビューでの価値検証 • つくろうとしているプロダクトが価値あるものか、 どんな角度でどう訴求するか、機能は必要十分か確かめるため なぜやった? •
note内でサブスク運営している方へのインタビュー • note内で、かつてサブスク運営していた方へのインタビュー • 身の回りの人にプロダクト名・コンセプトを説明して、 できることがイメージできるかのミニインタビュー なにをした?
note inc. 20 4. 潜在・顕在層へのインタビューでの価値検証
note inc. 21 5. 体験の検証 • 出会ってからはじめて、価値を感じてもらえるところまでの 体験が切れていないか、弱い箇所がないかの検証 なぜやった? •
カスタマージャーニーの作成と、いつまでに何が必要かの整理 • ユーザビリティテストで使い勝手の検証 • 第三者に入ってもらってのウォークスルーでの使い勝手、UXライ ティングの検証 なにをした?
note inc. 22 5. 体験の検証
note inc. ツールセット、実践してみて。 23
note inc. 24 決めたこと 1. 告知して、世の中に印象付けられるよう準備すること 2. ターゲットユーザーが「自分に関係ありそう」と思えること 3. ターゲットユーザーがかんたんにはじめられること
4. ターゲットユーザーが使ってすぐに価値を感じられること 5. なんかよさそう、人に勧めたいと思ってもらえること
note inc. 25 どの水準まで要件を満たすか? 明確に基準をつくるのは、なかなか難しい。 ターゲットユーザーに聞いてみる・社内や身の回りの人に聞いてみる 有識者にフィードバックをもらうなど、素早くアクションを起こし、 「いけそう」な水準を社内ですりあわせる。 足りない要素があれば、爆速で対応する。
note inc. ビジョン・グロース・ユーザー価値 すべて妥協せずに新規プロダクト開発を 行うことは可能? 26
note inc. たぶん不可能だし、オススメしない。 27
note inc. 28 まとめ:妥協する・しないことを適切に決める • 関係者ぜんいんのイメージを揃える • ゴールから逆算して考える • ゆるくてもいいので基準をもうける
note inc. 妥協しないために、妥協して いいプロダクトつくっていきましょう。 29
note inc. 30 宣伝:今日はなした新規プロダクトを紹介
note inc. 31 • noteでの活動の延長線上でコミュニティなどが気軽につくれる • 限られた人と、クローズドな場で交流できる • 多様な職種・用途での活動を収益化できる 宣伝:#noteメンバーシップ
ってなに?
note inc. 32 • まずは雑談してみませんか? ◦ 選考に進む意志がなくてもOK👌 ◦ 詳細は記事をご覧ください 宣伝:PM採用、やってます🙏
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