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半年開発してわかった自動テストの価値

teamLab
January 22, 2025

 半年開発してわかった自動テストの価値

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January 22, 2025
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Transcript

  1. © teamLab Inc ⾃⼰紹介 宇根 昇汰 Une Shota 2024年 新卒⼊社

    パッケージチーム フロントエンド班 和歌⼭⾼専 専攻科卒業
  2. © teamLab Inc Case 1:新規実装 実装時にログ出⼒などで動作確認する const func = (arg:

    string) => { if(arg === '') { return 'empty' }; return arg; } - console.log(func('lab')) > lab - console.log(func('')) > empty 全て消した状態でPR作成 レビュワーも動作確認するかも 無駄じゃない?
  3. © teamLab Inc Case 2:改修 既存の共通処理を修正する デグレードを引き起こしていないか確認 • 共通処理が使⽤されている画⾯を探す •

    ローカルでサーバーを⽴ち上げる • 該当画⾯のさまざまな機能を⼿動で確認 めんどくさい...
  4. © teamLab Inc デバッグの減少 テストコードによってコードの機能が保証される バグもテストコードによって検出される 変更への信頼の増⼤ リファクタリングなどによる変更が既存機能に影響 を与えたかを検知可能 ドキュメンテーションの改善

    テストコードがコードの挙動を明確に⽰してくれる ドキュメントが古くなっているということもない レビューの単純化 レビュワーは、コードが適切に機能していることを テストが通っている事実だけで判断可能 思慮に富む設計 テストコードを書きやすいように設計することは適 切にモジュール化し、密結合を避けることに繋がる ⾼速で⾼品質なリリース ⼿動テストの⼯数を減らし、新機能だけでなく既存 機能に対しても何回でもテスト可能 Pros Googleのソフトウェアエンジニアリング  p249-250
  5. © teamLab Inc Case 1:新規実装 実装時にテストコードを書いて動作確認 const func = (arg:

    string) => { if(arg === '') { return 'empty' }; return arg; } test('普通の文字列の場合', () => { expect(func('lab')).toBe('lab') }) test('空文字の場合', () => { expect(func('')).toBe('empty') }) テストコードもコミットしてPR作成 レビュワーはテスト結果で動作を確認 Happy… デバッグの減少 レビューの単純化