Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Sierのアジャイルとジレンマとパラダイムシフト
Search
terahide
August 23, 2014
Technology
0
68
Sierのアジャイルとジレンマとパラダイムシフト
devlove 甲子園 2014 隊トラック 2回表 の資料です
terahide
August 23, 2014
Tweet
Share
More Decks by terahide
See All by terahide
アニメに学ぶチームの多様性とコンピテンシー
terahide
0
470
テスト駆動開発でダイエットに挑戦して失敗した話
terahide
0
1.2k
コミュニケーション不全はなぜ起きるか
terahide
0
130
オレオレになりがちなテスト計画を見直した話
terahide
0
140
和服を普段着にするようになって気づいたアジャイルの心
terahide
0
39
Management3.0のワークを受けてから会社の偉い人へM3.0のワークショップをするまでにやったこと
terahide
0
120
一番アジャイルな料理人はソーマくんだと思うんだ
terahide
0
57
Att
terahide
0
24
受託開発でテストファーストしたらXXXを早期発見できてハイアジリティになったはなし
terahide
0
38
Other Decks in Technology
See All in Technology
Browser
recruitengineers
PRO
5
1.3k
JOAI発表資料 @ 関東kaggler会
joai_committee
1
430
生成AI利用プログラミング:誰でもプログラムが書けると 世の中どうなる?/opencampus202508
okana2ki
0
200
『FailNet~やらかし共有SNS~』エレベーターピッチ
yokomachi
1
130
帳票Vibe Coding
terurou
0
150
会社にデータエンジニアがいることでできるようになること
10xinc
9
1.6k
VPC Latticeのサービスエンドポイント機能を使用した複数VPCアクセス
duelist2020jp
0
310
ドキュメントはAIの味方!スタートアップのアジャイルを加速するADR
kawauso
3
420
我々は雰囲気で仕事をしている / How can we do vibe coding as well
naospon
2
220
イオン店舗一覧ページのパフォーマンスチューニング事例 / Performance tuning example for AEON store list page
aeonpeople
2
330
.NET開発者のためのAzureの概要
tomokusaba
0
230
RAID6 を楔形文字で組んで現代人を怖がらせましょう(実装編)
mimifuwa
1
320
Featured
See All Featured
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.4k
Writing Fast Ruby
sferik
628
62k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
161
15k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
279
23k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
173
14k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
358
30k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
8
900
It's Worth the Effort
3n
187
28k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
351
21k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
23
1.4k
Transcript
てらひで #devolve #devlove隊 2014/08/23 SIerのアジャイルと ジレンマと パラダイムシフト
てらひで @terahide27 認定スクラムマスター アジャイルコーチ アーキテクト
てらひで @terahide27 http://gigazine.net/news/20140601-anime-2014summer/ 深夜アニメの カバレッジ90%以上
はじめに
buzzword このセッションにおける用語の定義 • SI 他社のソフトウェア(システム)を請負って製造す るサービスの総称 • アジャイル開発 旧来のソフトウェア開発プロセスに比べてライト ウェイトな開発プロセスの総称
e.g. scrum, XP, Lean, etc.
契約がー 会社がー 組織がー 上司がー 顧客がー 規模がー
うんうん そうだよね
パラダイムシフト 要求 リソース 日程 日程 リソース 要求 固定 調整 従来
アジャイル開発 アジャイル開発の本質とスケールアップより
こんなことをがんばってました アジャイル開発の啓蒙 – チームへ・上司へ・顧客へ アジャイル開発の下地の教育(チームへ) – Scrum・Lean・カンバン・KPT・自己組織化・チーム ビルディング – ユニットテスト・テスト駆動開発・CI・ペアプログラミ
ング・意図を伝えるコード・柔軟なアーキテクチャ 営業 – 契約前に関われる案件の獲得(これが一番難しかった) – アジャイル開発をしてるぞという実績作り – 世間への露出
ア ニ メ 面 白 い で す
どうして こうなったん だっけ?
アジャイル開発はSIに必要? 会社 – 仕事を平準化してたくさん人をいれればいい – onlyOneな会社として目指す方向は特殊な業務に強く なることだ 上司 – お客さん(商流的に上位のSIer)が求めてないんだから
– お上のやり方に波風は起こさないで 同僚 – 今のままでも仕事できてて給料もらってるんだからな んでそんなことする必要があるの?
アジャイル開発はSIに必要? 自分 – 従来の開発プロセスでは、現代のビジネスのスピードに ついていけない – 時間経過に伴う要求の変化は必ず発生するから「作っ て最後に見てもらう方式」ではムダが多い – システムがもたらす価値の議論を行わないから「現行
踏襲」に代表されるように、必要ない機能の整理がで きない – 世の中でアジャイルが当たり前になったとき、やったこ とのない自分たちはアジャイルできるのか?
ギャップとジレンマ 受託開発と人月 多重下請 サラリーマン なエンジニア エンジニアと しての危機感 VS
ア ニ メ 面 白 い で す
保守・運用のお仕事 写真提供:ペイレスイメージズ
あれ? • 固定の少人数でお仕事 • お客さんが優先順位を決めて随時新し い開発の依頼をする • 一定期間毎の契約 • 開発の規模によってリリース日が決定
• 基本は定期リリース
これ 見たことある! • 固定化された小さな開発チームが • 価値が高いと顧客が判断した順に • 現実的なデリバリ能力の範囲で • タイムボックスを決めて
• 継続的に開発・リリースしている
パラダイムシフト(再掲) 要求 リソース 日程 日程 リソース 要求 固定 調整 従来
アジャイル開発 アジャイル開発の本質とスケールアップより
解決しちゃった • 契約 • 組織 • 規模 • 顧客 •
etc.
DevOps
サラリーマンとしての考え 保守とか運用は単価が安いか ら俺の仕事じゃない 大勢の開発者を使う仕事をし た方が会社から高評価
現実にある問題 • 安い単価 – サービスインしてからの時間の方が開発時より圧 倒的に長い – ランニングコストを抑えたい → 単価の低下
• レガシーコード – 修正・追加が困難なソースコードの山 • 障害と責任 – 障害が起こると大変な事態になる – 積極的な攻めの開発を行いにくくなる
一番気に するのは 「品質」
本当に大切なのは 顧客に「価値」を 継続的に提供する こと エンジニアとしての考え
評価とアピール •高い品質を維持 •継続的にリリース •必要な時にリリース
保守・運用をするのに知ってると いいかもしれない知識・本 • ITIL • 継続的デリバリ • 派生開発(XDDP) • 「レガシーコード改善ガイド」
まとめ • 大切なのは × do Agile (アジャイル開発する) ◦ be Agile
(アジャイルに変えていく) • 喜びを顧客への価値提供に見出 すこと • 発想を変えてみると道が開くかも
be Agile!