Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
TerraformでEC2 Auto Scaling構築してみた
Search
tessy
July 25, 2023
Technology
4
1k
TerraformでEC2 Auto Scaling構築してみた
Terraformを利用して、EC2 Auto Scalingを構築してみました。
Terraformの第一歩としての説明や、ベストプラクティス的なフォルダ構成などを簡単に説明しています。
tessy
July 25, 2023
Tweet
Share
More Decks by tessy
See All by tessy
ALBがついに対応したmTLS認証でトラストストア、パススルーを検証してみた
tessy
1
3.5k
Cloudflareで取得したドメインをRoute53+ACMで管理する
tessy
0
250
EC2 AutoScalingでスケーリングポリシー設定を失敗してうまく行かなった件とその対策
tessy
0
840
Other Decks in Technology
See All in Technology
相互運用可能な学修歴クレデンシャルに向けた標準技術と国際動向
fujie
0
200
AI時代の経営、Bet AI Vision #BetAIDay
layerx
PRO
1
1.8k
風が吹けばWHOISが使えなくなる~なぜWHOIS・RDAPはサーバー証明書のメール認証に使えなくなったのか~
orangemorishita
15
5.5k
SRE新規立ち上げ! Hubbleインフラのこれまでと展望
katsuya0515
0
160
Lambda management with ecspresso and Terraform
ijin
2
140
AI関数が早くなったので試してみよう
kumakura
0
120
AI人生苦節10年で会得したAIがやること_人間がやること.pdf
shibuiwilliam
1
270
Unson OS|48時間で「売れるか」を判定する AI 市場検証プラットフォーム
unson
0
170
「AIと一緒にやる」が当たり前になるまでの奮闘記
kakehashi
PRO
3
100
Bet "Bet AI" - Accelerating Our AI Journey #BetAIDay
layerx
PRO
4
1.5k
反脆弱性(アンチフラジャイル)とデータ基盤構築
cuebic9bic
3
160
解消したはずが…技術と人間のエラーが交錯する恐怖体験
lamaglama39
0
190
Featured
See All Featured
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1370
200k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
10
750
Designing for Performance
lara
610
69k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.7k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
524
40k
Visualization
eitanlees
146
16k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
Embracing the Ebb and Flow
colly
86
4.8k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
139
34k
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
26
3k
Transcript
EC2 Auto Scaling ⽇本IBM ⼿嶋 達也 2023/7/25 で 作成してみた。
⾃⼰紹介 @tterima Teshima-Tatsuya 主なAWS資格
IaC(Infrastructure As Code)であり、インフラ環境(主にCloud)をコード化して管理可能なOSS HCL(Hashicorp Configuration Language)という独⾃の⾔語で設定を記述する。 ▪公式サイト https://www.terraform.io/ 主にローカルにterraformコマンドをインストールして実⾏する。 Terraform
Cloudというものもある。
Terraformで出来ること 各種プロバイダを利⽤してインフラを構築することが出来る。 ▪プロバイダ⼀覧 https://registry.terraform.io/browse/providers 各種Cloudやローカルリソース なども扱える ▪AWSプロバイダ https://registry.terraform.io/providers/hashicorp/aws/latest
公式サイトの⾒⽅ Resources →作成対象 Data Sources →既存のリソース情報を参照
初期設定 下記から環境に応じたインストールを⾏う。 • https://www.terraform.io/downloads Macの場合はこれだけ。WindowsはexeをDL可能 各種プロバイダに応じた設定を⾏う。
Terraformはじめの⼀歩 〜サブネットを構築してみる〜
サブネット構築(構成) • VPC内にサブネットが⼀つ存在する例を作成する。
サブネット構築(初期設定) TerraformをAWS上で扱うためには、terraformが必要な権限 を有しているアカウントを利⽤する必要がある。 Terraformはデフォルトでは「~/.aws/credentials」の情報を 利⽤するため、aws cliをインストールして「aws configure」 を実⾏して初期設定する。 もしくは環境変数にアカウント情報を追加する
サブネット構築(フォルダ構成) . └ main.tf
サブネット構築(リソース定義) プロバイダ設定 VPCリソース サブネットリソース Terraformはコマンド実⾏するフォルダに存在する*.tfファイルを⾛査する。 今回は1ファイルだが、上記の設定をファイル分割しても良いし、同じファイルにしても良 い。 ⾒通しを良くするためには、ファイル分割をするのが良い。
サブネット構築(リソース反映) • terraform init • terraformで利⽤するプロバイダ、モジュール等を初期設定
サブネット構築(リソース反映) • terraform plan • 実⾏計画の表⽰(実⾏時エラーは防げないため、過信は禁物) • terraform apply •
環境への反映 未設定の部分は デフォルト値が⼊る ARNなど、実際に作成した後に 確定する値は作成するまで不明
サブネット構築(リソース反映) 反映後は「stateファイル」と呼ばれるファイルに実際の結果 が反映される。
State(構成ファイル)について Terraformは実⾏結果をstateと呼ばれるファイルに記録する。 この記録と現在の設定ファイルをチェックして、差分が存在する場合は差分反映を⾏ う。 同時に、実際のインフラ環境のチェックもして、差分がある場合は、設定ファイルを 基に正しい設定に戻すことも可能。 なお、このファイルには機密データが⼊り込む場合があるため、 絶対にパブリックリポジトリ等にアップしないこと!! (githubとかに置くと簡単に侵⼊されちゃうよ) デフォルトの設定だとローカルにファイルを保存するが、複数⼈で作業する場合は、
同⼀のStateを⾒る必要があるため、通常S3等に配置し、DynamoDBで実⾏時の排他 制御を⾏う。
EC2 Auto Scalingを構築する
EC2 Auto Scaling(構成)
EC2 Auto Scaling(フォルダ構成) . ├── env │ └── prod │
├── backend.tf │ ├── main.tf │ ├── provider.tf │ └── variables_vpc.tf │ └── test │ ├── …. └── modules ├── elb ├── iam ├── s3 ├── vpc │ ├── ….tf └── web-server ├── ….tf mainでモジュール呼び出し 変数はvariables_XXX 設定情報などはその他ファイル それぞれのまとまりをmoduleとして表現 して、環境ごとに同じ設定を使う。 変数でそれぞれの環境の差分を管理してい く
EC2 Auto Scaling(各ファイル抜粋) main.tf variables_vpc.tf aws_subnet.tf これらを作成し、main.tfがあるフォルダに移動して、以下を実⾏すると、 あっという間に環境の出来上がり • terraform
plan • terraform apply
Terraform(その他IaaC)を上⼿に利⽤するために。 • 対象のリソースで何を作成する必要があるのかをコンソール上な どで把握する。 • 作ってみたら、ステップバイステップでapplyまで実施して、 都度、エラーチェック等を⾏う。 • リソース間の作成順序を保つために、「vpc_id =
aws_vpc.main.id」のようにほかリソースを参照する • 、「vpc_id = “xxxxxx”」のような書き⽅だとterraformは順序を検知出来 ない • モジュールを活⽤する。 • とにかく検証を繰り返す!壊して何度も作り直す!
終わり