Challenges for QA Engineers at Ubie

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1. UbieのQAエンジニアが取り組む課題 2025年1月21日 Takahide MASUHARA
2. 2 自己紹介 - 名前 - 増原賢秀（ますはらたかひで） @tmasuhara - 経歴 - CyberAgent > freee > note > Ubie - 所属 - 2021年1月入社 - toCプロダクト開発チームで QAエンジニア - Ubieに入社した理由 - 家族が適切な医療に辿り着くのに苦労した経験 - 医療に貢献できるチャンス
3. 3 今日お話すること • UbieのQAエンジニアが直面している課題 • 課題に対してどうアクションしているか、しようとしているか 3
4. 4 UbieのQAエンジニアについて - 人数 - 4名（正社員） - 担当領域とロール - 生活者向けプロダクト - QA、プロダクトデリバリー改善 - モバイルアプリ - QA、開発生産性改善 - 基盤システム - QA、スクラムマスター - 医療機関向けプロダクト - QA、リリースフロー改善
5. 5 会社とプロダクト紹介
6. © Ubie,Inc. 会社概要 テクノロジーで人々を適切な医療に案内する 「どうしてあの時病院に行かなかったのか」と重篤化して後悔する方、最悪の場合命を落と す方がいます。一方で多くの医療従事者は、早期に発見されていれば救えたはずの患者 の死を、無念の思いで見届けています。さらに世界には、医療へのアクセスが困難な地 域、医療資源が不足している国が数多く存在するのが現状です。私たちは医療先進国日 本発の企業としてテクノロジーで世界中の医療に貢献します。 Mission 6
7. 7 症状認知から治療までのペイシェントジャーニーには、さまざまな課題が潜んでいます 症状認知 情報収集 受診 診断 治療 想定行動 • 痛みや違和感を伴う症状を 自覚する • 健康診断などの数値が悪化 しており、背景の病気の可 能性があることを自覚する • Webで症状や思い当たる疾 患名で検索する • 家族や友人に相談する • 近隣のクリニックを受診する • クリニックの紹介で病院を受 診する • 医師から診断を受け、治療 法を聞く • 治療に期間を要するものや 選択肢があるものは治療方 針をすりあわせる • 処方された薬を服薬する • 定期的に医療機関にかかり 検査を受ける • 入院する 落とし穴 × 我慢できる痛みを放置する × 根拠ない情報を過信する × 行くべき医療機関を間違える × 適切な診断がされない × 服薬や定期検査を怠る × 症状を上手く伝えられない × 自分にあった治療法がわからな い × 忙しくて放置する × 副作用に苦しむ ファクト 体調不良者の約4割は、「医療機関に行く べき症状かわからない」（*1） 患者の約2割は「症状を上手く伝えられな い」と悩んでいる（*1） 希少疾患は発症から診断まで 平均2年、最大40年かかる（*2） 体調不良者の約1割は Webの情報を見て行動を決める（*1） 治療を受けた患者の約 4割は「症状が改善せず、 治療や薬が適切か不安」と感じている （*1） 患者の約2割は「症状改善後通院・服薬を止めて いいのか分からない」と悩んでいる（*1） *1 Ubieによるインターネット調査・2021年（n=400） *2 日本製薬工業協会 希少疾患 患者さんの困りごとに関する調査
8. © Ubie,Inc. 8 After Before Ubieはペイシェントジャーニーに関わる多様なステークホルダーをサポートするソリューションを提供 ?
9. © Ubie,Inc. 事業紹介 9 自分の症状を答えるだけで、 参考病名や近くの医療機関等 「受診の手がかり」が調べられます 医療現場で実際に使われ鍛えられた AIを、 生活者が適切な医療にかかる目安として開放しています (2020年提供開始 ) 無料で 誰でも いつでも ほぼ全ての症状で ＊ ＊99% (1.3万超)の症状に対応 生活者 医療機関 製薬企業 生活者向け事業 情報 アクセシビリティ 好事例2023 選出 総務省 症状検索エンジン「ユビー」ダウンロードリンク https://ubie.go.link?adj_t=1c2ifxv9
10. © Ubie,Inc. 事業紹介 ユビーがきっかけで、 適切な治療に辿り着けました 幸田さん（仮名）30代女性 消化器内科で心因性の腹痛と診断されまし たが、症状は改善せず悪化。食事もできず 体重も減ってしまうほどでした。ユビーで症状 を検索したところ、婦人科系疾患との関連性 が示され、婦人科を受診した結果、子宮内膜 症と診断。その後すぐに適切な治療を受け、 今ではすっかり元気になっています。現在は 家族全員でユビーを活用。症状チェックはも ちろん病歴や受診の記録など通院ノートのよ うに利用しています。 ユビーは「長生きする ための伴侶」です 宮川さん（仮名）70代男性 「AIで症状を調べるというのは面白そう」と、 ダウンロード。手軽な症状チェックとして使っ ています。特に関連する病名や近隣の医療 機関が表示される機能は便利で、実際にユ ビーで出た結果をもとに表示された診療科や 病院を受診しています。また、痛みや強さな どを細かく聞いてくれるので、医師に症状を 伝えるのが難しい場合でも、質問に答えるだ けで状態が明確化され、受診の準備ができ るのがいいですね。 指定難病が見つかり、 長年の症状が改善されました 二見さん（仮名）40代女性 喘息と診断され、日常生活に支障がでるほ ど長年苦しんでいました。ある時ユビーで症 状を調べたところ、副鼻腔炎との関連性が。 耳鼻咽喉科を受診した後に大病院を紹介さ れ、好酸性副鼻腔炎という指定難病であるこ とが判明しました、手術後は喘息の発作が 全く出なくなり快適な生活を取り戻していま す。ユビーで表示された「副鼻腔炎」を見過 ごし、「耳鼻咽喉科」を受診していなかった ら、今でも症状に苦しんでいたと思います。 10 生活者 医療機関 製薬企業 「ユビー」は、さまざまな症状の皆様の健康をサポートしています
11. Ubieはプラットフォーム 11 創業者の思いから 生まれ独自のプラット フォームにより磨かれた 問診エンジン - 50名以上の医師監修のもと、 国内外5万本の医学論文を元に 作られた問診エンジン - 1800以上の医療機関からの フィードバックにより 問診エンジンの精度を向上 問診エンジンをコア技術に据えたプラットフォーム 問診エンジン 月間1200万人以上の生活者が利用 メガファーマの約8割が活用 15,000件以上の医療機関と連携 生活者向け 医療機関向け 製薬企業向け
12. 12 2020年のサービス提供開始以来、多くの方の適切な医療へのアクセスを支援しています 月間利用者数 1200万人 提携医療機関数 1万5000以上 累計利用回数 1億 8000 万回以上 対応する症状 3500以上 ユビーを利用した後 実際に受診した人数（推計） 1838万人 対応する病名 1100以上 ユビーを利用したうち 「受診してよかった」 91.1% アカウント登録数 500万人
13. 13 13 課題
14. Ubieはプラットフォーム 14 創業者の思いから 生まれ独自のプラット フォームにより磨かれた 問診エンジン - 50名以上の医師監修のもと、 国内外5万本の医学論文を元に 作られた問診エンジン - 1800以上の医療機関からの フィードバックにより 問診エンジンの精度を向上 問診エンジンをコア技術に据えたプラットフォーム 問診エンジン 月間1200万人以上の生活者が利用 メガファーマの約8割が活用 15,000件以上の医療機関と連携 生活者向け 医療機関向け 製薬企業向け
15. 15 新規フロー SEO ブランド 事業拡⼤ 事業機会‧ データ 価値向上 The Ubie Flywheel ユーザー体験のループ（⽣活者‧患者さん）と事業のループで構成 医療機関事業 予約連携 製薬事業 MS データ 登録 ユーザー 拡⼤ 患者さん 中⼼の医療 プラット フォーム UX∕ ⾏動変容 ユーザー体験 のループ 事業 のループ ⾼いUXによりユーザー拡⼤‧⾏動変容‧データ集約を実現し、事業機会‧データ価値向上による事業拡⼤を狙う 外部 サービス 連携 マイナ API Google 事業紹介
16. 16 症状検索から受診の流れでみてみると • ユーザー向けにパーソナライズされた体験を最適なタイミングで提供する必要がある
17. 17 課題、むずかしいところ 1. プロダクト・システムがいい感じに連携しつづけることが必須 2. それぞれのユーザーに寄り添った最適な体験を提供しつづける必要がある 3. 環境変化への適応
18. 18 1.プロダクト・システムがいい感じに連携しつづけることが必須 - ユーザー向けの機能が正しく動作したうえで、データが正しく貯まっていないとユーザーに最適なソリュー ションが提供できない - テストをするときにデータへの影響を考慮してテストする必要がある
19. 19 1.プロダクト・システムがいい感じに連携しつづけることが必須 - パーソナライズ基盤プロジェクトではリスクストーミングでリスク箇所を洗い出し、データ周りも含めてテス トを実施
20. 20 2.それぞれのユーザーに寄り添った最適な体験を提供しつづける必要がある - データと良質な体験は事業の両輪 - プロダクト上で良い体験ができないとユーザーはデータを登録してくれない
21. 21 2.それぞれのユーザーに寄り添った最適な体験を提供しつづける必要がある - ユーザー体験を支えるのは Ubieの全員 - QAエンジニアも体験作りに積極的に参加することが求められる - ユーザビリティテストのモデレーターとして参加し、施策の質の向上に貢献した例 - “QAエンジニアでもさまざまな手段を活用して、主体的にプロダクトやチームに価値を生み出せることを実感しました。その一つ の手段として、ユーザーリサーチはとても効果的だと思います。 ” 「QAエンジニアが挑むユーザビリティテスト：気づきと学びの記 録」 https://zenn.dev/ubie_dev/articles/d5222c1459536a - 　何かやってみる - 後追いでも ABテストをキャッチアップして触ってみてフィードバック。自分から関わること で自分ごと化する
22. 22 3.環境変化への適応 - Ubie全職種で生成 AI活用がmust - 生成AI活用を前提に、既存の業務を再構築していく必要がある
23. 23 3.環境変化への適応 - エンジニア職種での活用事例 - devin, Cursur, Roo-Clineを使った開発 - 社内向け webサービス（ Dev Genius）の活発な機能拡張 - 生成AIアドベントカレンダーを実施 - Ubie 生成AI Advent Calendar 2024 https://adventar.org/calendars/10324
24. 24 3.環境変化への適応 - QAエンジニアによる活用事例 - 不具合分析とテスト戦略案作成 - UbieにおけるLLMを活用した不具合分析とテスト戦略立案プロセス https://zenn.dev/ubie_dev/articles/6b73f18420861f - Cursor/Clineでテスト生成時の提案精度改善 - 「それ、設定ファイルに書いておいたよ」〜 AIエージェントCursor/Clineでのテスト生成改善の記録〜 (2025年1月現在) https://zenn.dev/ubie_dev/articles/7bade4112054c8
25. 25 ここまでを踏まえて 25 UbieのQAエンジニアに求められる変化の方向性
26. 26 UbieのQAエンジニアに求められる変化の方向性 - 前提 - 生成AI活用によって開発スピードが上がる - それに合わせて効率的かつ効果的なテストの仕組みの整備が不可欠
27. 27 UbieのQAエンジニアに求められる変化の方向性 - (生成AIを前提に )業務再構築のプランニング。人がやる箇所の見極め - AIの効果を最大化するためのテストの戦略作り・方針決めの強化 - With 生成AIで、チームの開発生産性を上げる仕組み作り・浸透活動の推進
28. 28 なので、こういう方を求めています - toBシステム・プラットフォームビジネスでの QA/Test経験の豊富な方 - 既存のやり方にとらわれない柔軟な思考をお持ちの方 - ※生成AI周りは入ってからいくらでもキャッチアップできます 参考)UbieのQAエンジニアとして働くということ｜ May https://note.com/hinatours/n/nfae65b597ccc
29. 29 最後に宣伝 仲間になろう
30. 30 参考リンク集 - 会社紹介資料 (各事業の詳細など ) - https://speakerdeck.com/ubie/ubie-hui-she-an-nei-202211 - QAエンジニアの働き方についての補足資料 - UbieのQAエンジニアとして働くということ https://note.com/hinatours/n/nfae65b597ccc - QAEのスキルを生かした QA以外のしごと https://note.com/hinatours/n/n5c19babbd373 - データ基盤についての紹介 - 「Ubieのプロダクトとビジネスを支える、 PHRデータ戦略と基盤」 https://note.com/matsumura_naoki/n/n872a5e68512a