Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
シングルサインオンを導入したら運用がこんなに楽になった!
Search
tockey
March 01, 2025
Technology
0
190
シングルサインオンを導入したら運用がこんなに楽になった!
2025-03-01
JAWS DAYS 2025
tockey
March 01, 2025
Tweet
Share
More Decks by tockey
See All by tockey
パスワードレス認証 パスキーのすべて
tockey
0
30
コミット履歴キレイですか / clean up commit logs
tockey
0
5.8k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Karate+Database RiderによるAPI自動テスト導入工数をCline+GitLab MCPを使って2割削減を目指す! / 20251206 Kazuki Takahashi
shift_evolve
PRO
1
580
ML PM Talk #1 - ML PMの分類に関する考察
lycorptech_jp
PRO
1
740
5分で知るMicrosoft Ignite
taiponrock
PRO
0
230
モダンデータスタック (MDS) の話とデータ分析が起こすビジネス変革
sutotakeshi
0
440
eBPFとwaruiBPF
sat
PRO
4
2.5k
チーリンについて
hirotomotaguchi
4
1.3k
【CEDEC+KYUSHU2025】学生・若手必見!テクニカルアーティスト 大全 ~仕事・スキル・キャリアパス、TAの「わからない」を徹底解剖~
cygames
PRO
0
150
非CUDAの悲哀 〜Claude Code と挑んだ image to 3D “Hunyuan3D”を EVO-X2(Ryzen AI Max+395)で動作させるチャレンジ〜
hawkymisc
1
160
AI時代の開発フローとともに気を付けたいこと
kkamegawa
0
2.4k
日本Rubyの会の構造と実行とあと何か / hokurikurk01
takahashim
4
960
法人支出管理領域におけるソフトウェアアーキテクチャに基づいたテスト戦略の実践
ogugu9
1
210
AI活用によるPRレビュー改善の歩み ― 社内全体に広がる学びと実践
lycorptech_jp
PRO
1
190
Featured
See All Featured
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
28
2.4k
Fireside Chat
paigeccino
41
3.7k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
348
40k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4.1k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
128
54k
BBQ
matthewcrist
89
9.9k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
162
23k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
58
6.1k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2.2k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
12
970
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
273
21k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
55
3.1k
Transcript
シングルサインオンを導入したら運用がこんなに楽になった! ENECHANGE株式会社 CTO室 常盤匠 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b
▪名前 常盤 匠(ときわ たくみ) ▪所属 ENECHANGE株式会社 - 2021/11~ バックエンドエンジニア -
2024/10~ CTO室に異動 インフラ・SRE 開発事業部への技術支援を担当 ▪好きなもの インテリア 自己紹介 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b
1. なぜシングルサインオンの導入を 2. 導入までの道のり 3. 導入して楽になったこと 4. 今後進めること こんな話をします ハッシュタグ:#jawsdays2025
#jawsug #jawsdays2025_b
なぜシングルサインオンの導入を? ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b
ついにマルチアカウントに • 本番環境と非本番環境、そして様々な部署のプロダクトを1つのアカウントに 集約していた • AWS Well-Architected フレームワークに則り、部署や本番・非本番のアカウ ントを分けるプロジェクトが進行した •
マルチアカウント環境でもAWS操作の体験を損なうことなく運用するためにシ ングルサインオンの導入も進めることに ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b ←本番 ←stg ←dev 別部署本番→ 別部署dev1→ 別部署dev2→
AWS IAM Identity Center • ユーザーを一度作成すると、複数のAWSアカウントやアプリケーションへのア クセスを一元管理できる • ユーザーID を直接作成することも、Microsoft
Entra ID などの既存の ID ソー スを接続することもできる • AWS Organizationとの統合でマルチアカウントへシングルサインオンを簡単 に実現できる ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b
導入までの道のり ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b
IDソースの選定 Microsoft Entra IDを採用 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b IAM Identity Center
SAML連携 Entra ID ユーザー 部署や契約形態を問わず会社全体で統一的なIDとして運用されていて、CTO室にも 権限があったため
SCIM(System for Cross-domain Identity Management) 自動プロビジョニングの有効化 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b 自動で作成・同期
Entra ID ユーザー Entra IDのユーザー情報からIAM Identity Centerのユーザーリソースを自動で作 成・同期 IAM Identity Center
許可セットの運用方法の策定 既存のIAMロールの権限を踏襲 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b 今まで IAMユーザー プロダクトA 許可セット これから
Identity Center ユーザー 本番アカウント 非本番アカウント admin プロダクトB プロダクトA プロダクトB プロダクトC IAMロール
ABAC(属性ベースのアクセスコントロール) ABACは採用が難しかった ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b ABAC=ユーザーの属性値に基づいてアクセスをコントロールする Identity Center ユーザー 組織
aaa 部署 bbb チーム ccc ユーザータイプ ddd 1. 設計が難しい 2. 運用に耐えるように属性情報を一から つけていくのは非常に大変 3. メンテナンスコストがそこそこ大きい
適用後のログインのフロー ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b 1. Entra IDの id/pass/MFAを求 められる 2.アクセスポー
タルへログイン 3.ロールを選択し対 象アカウントへログ インできる
導入して楽になったこと ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b
得られたメリット ▪マルチアカウントでもログインが簡単に 開発者が異なるIAMユーザーを管理することなく、ログインが簡単に ▪IAMユーザーの管理から解き放たれた 過去経緯によりIAMユーザーの作成が特定のメンバーしかできない状況であった 外部IdPをIDソースにすることで複数アカウントのIAMユーザー作成の手間が大幅 に軽減された ▪IAMユーザー(開発者)のアクセスキー・シークレットキーが不要に AWS CLIの利用においても外部IdPの認証があるため、AWSでユーザーごとの秘匿
キーが不要になった ロール引き受けのprofile設定は aws configure sso で可能 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b
今後進めること ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b
今後進めること 開発事業部に運用してもらい適宜チューニングを 最適化 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b 許可セット Identity Center ユーザー
本番アカウント 非本番アカウント admin プロダクトB プロダクトA
• 予防的統制・検知 ◦ Control Tower ◦ Organization SCP ◦ Config
◦ Security Hub ◦ etc... 今後進めること AWS Organization を最大限に活用 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b やることはまだまだたくさんある!!!
まとめ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b
シングルサインオンを導入したら運用がこんなに楽になった! • マルチアカウントでシングルサインオンの実現 ◦ IAM管理・ログインが簡単に • 導入に至るまでの判断ポイント ◦ IDソース ◦
SCIM ◦ 許可セット ◦ ABAC • 今後進めること ◦ 運用最適化 ◦ AWS Organization をフル活用する まとめ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b
None