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Stripe Connect Standard 利用事例の紹介
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Tomoe Sawai
March 04, 2021
Technology
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Stripe Connect Standard 利用事例の紹介
2021/3/3 JP_Stripes Deep Dive vol.4 での発表資料です。
Tomoe Sawai
March 04, 2021
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Transcript
Connect Standard 利用事例の紹介 JP_Stripes Deep Dive vol.4 澤井 友恵 @tomoeine
自己紹介 フリーランスWebエンジニア 澤井友恵 @tomoeine • 宮崎の山の中でリモートワーク • 東京生まれ • 2016年に宮崎移住 •
2018年〜 フルリモートでフリーランス • Laravel, Vue.js, Ruby on Rails, AWS 等 • Stripe をよく実装する(特にConnect)
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「トポ」という言葉を 知っている人〜?
トポとは? 画像引用元:https://www.edgeandsofa.jp/fs/edgeandsofa/gd15115 クライミングのエリアや岩の情報をまとめたガイドブック
紙のトポの課題 出版に費用がかかる 小さなエリアの公開にそこまでの体力がかけられない・・・ 気軽に増版できない 欲しいのに手に入れられない人がいる 情報の更新ができない 間違いや岩の形状の変化があった場合に伝えられない
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Rock Trip 出金 トポのPDFを渡す 収益を分配 トポの売上 開拓者の アカウント 一部は手数料として サービスに残す
トポを登録 Rock Trip のサービス全体像(イメージ) トポを購入・ダウンロード 出金 開拓者(トポを作る人) プラットフォーマー 一般クライマー
Connect Standard の選定理由
背景 開拓者がニッチ 日本全国でもトポを作っている人は100人もいるかどうか 限られた開発期間 ターゲットとするイベントに間に合わせる必要があった 小さなビジネス規模 数千〜数万円/子アカウント月 程度の売上予測
Connect Standard の選定理由 • 子アカウント=開拓者の登録画面を用意する必要がない • 子アカウントもStripe のダッシュボード機能をフルで利用できる ◦ ダッシュボードでリンクを作成して開拓者に渡せば子アカウントを登録可能
/ 管理画面を用意する必要がない →開発期間を削減できる ◦ その代わりプラットフォーマー(私)にも多少の運用コストが発生するが、 開拓者が少なく多く見積もっても年に数十件の登録しかないと思われるので、 負担は少ないと判断。 • Connect の手数料が発生しない ◦ ベースの売上規模が大きくないので、月額の手数料がかからない方が嬉しい • 開発当時は Express が日本国内で使えなかった
いざリリース!
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振り返り • とにかくスピーディーに実装できた (リリースまでの期間が限られていたが、無事間に合った) • 年数回程度の作業なので、運用の負担は気にならない (コロナ禍で新エリアの公開が難しいため、件数は想定よりさらに少ない) • 以下のようなこともやりたいので、 いずれ
Express への移行を検討する可能性 売上 開拓者 管理者A 管理者B
【おまけ】 Connectのタイプとして Standard を オススメする要件としない要件
Standard をオススメする要件 • 開発期間や予算が限られている • 出金タイミングや送金フローを細かく制御する必要がない • 子アカウントの対象者に最低限の ITリテラシーがある (Stripeのダッシュボードを理解できる)
• 子アカウントに対するUXの一貫性を重視していない • ビジネス規模が大きいのでちょっとした手数料は気にならない ※個人的な感想です
逆に、Standard をオススメしない要件 • 子アカウントの出金タイミングや送金フローを 親アカウント側で制御する必要がある • 子アカウントの対象者の ITリテラシー に不安がある •
子アカウントに対して、一般ユーザー同様に 一貫したUXを提供したい • 余計な手数料は払いたくない ※個人的な感想です