(2011) および Patrick et at. (2011) の結果である。 De Luna et al. (2011) and Patrick et al. (2011) 結果変数には影響を与えず、処置のみに影響を与える変数を傾向スコアの モデルに含めると、平均処置効果の推定量の分散が大きくなり、バイアス の原因となることがある。 (⇒)処置変数にのみ影響を与える変数はモデルに含めない方が良い。 Brookhart et al. (2006) 結果変数のみに影響を与える変数を傾向スコアのモデルに含めると、平均 処置効果の推定量の分散が小さくなる。 (⇒)交絡変数ではないが結果変数のみに影響を与える変数は、傾向スコアの モデルに含めるほうが良い。 3
lasso by Shortreed and Ertefaie (2017) • Propensity Score Adapted Covariate selection (PACS) by Zhou and Jia (2021) これらのほかにも、 • penalized credible regions (Wilson and Reigh, 2014) • sufficient dimension reduction を用いた次元削減の方法 (Ma et al., 2019) などが提案されているが、ここでの紹介にとどめる。 4
..., d} でグル ープに分けることができる。 • X C : 潜在結果変数 Ya と、処置変 数 A の両方に影響を与える共変量 • X P : 潜在結果変数 Ya に影響を与 えるが、処置変数 A には影響を与 えない共変量 • X I : 潜在結果変数 Ya に影響を与 えないが、処置変数 A には影響を 与える共変量 • X S : 潜在結果変数 Ya と、 処置変数 A の両方に影響を与えない共変量 Variables Ya A X C ◦ ◦ X P ◦ × X I × ◦ X S × × このとき、De Luna et al. (2011) の結果から、傾向スコアのモデルは X C , X P を 含み、X I , X S をモデルに含まないようにモデル選択をすることを目指す。 10
(Shortreed and Ertefaie, 2017)。 wAMD(λn) = d j=1 ˜ βj n i=1 ˆ τλn i Ai Xi n i=1 ˆ τλn i Ai − n i=1 ˆ τλn i {1 − Ai}Xi n i=1 ˆ τλn i {1 − Ai} (6) ここで、ˆ τλn i は、λn のもとで Outcome-adaptive lasso によって推定された傾 向スコア ˆ πλn i (·) から作られる inverse weights である。 ˆ τλn i = Ai ˆ πλn i {Xi, ˆ α(OAL)} + 1 − Ai 1 − ˆ πλn i {Xi, ˆ α(OAL)} (7) 改めて、 ˜ βj は、Y に対する X と A の罰則なし条件付き回帰モデルにおける、 X の回帰係数である。すなわち、wAMD は結果変数 Y に対して影響を与える 共変量 X A を強く釣り合わせるような λn を選択するための基準である。 16
π(x) P −→ π(x) より、結果変数に対する線形モデルが正しいかどうかに関わら ず ˆ βtreat PACS および ˆ βctrl PACS は、それぞれ適当な ˆ βtreat∗ および ˆ βctrl∗ に収束する。 ここで、先程同様に confounder と結果変数にのみ影響を与える変数の添字 集合を A で表し、|A| = p0 < p とする。このとき、次の条件を仮定する。 Assumption: Instrumental variable X A ⊥ ⊥ X A⌋ Assumption: Exclusion restrection Ya=1 ⊥ ⊥ X Ac and Ya=0 ⊥ ⊥ X Ac Linear association condition for Ya=1 すべての j = 1, 2, ..., p0 に対して、Cov(X A , X A )−1Cov(X A , Ya=1)j ̸= 0 Linear association condition for Ya=0 すべての j = 1, 2, ..., p0 に対して、Cov(X A , X A )−1Cov(X A , Ya=0)j ̸= 0 22