Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Azureで守るマルチクラウド
Search
Tomoya Amachi
March 29, 2023
Technology
0
720
Azureで守るマルチクラウド
Tokyo Jazug Nightで発表した資料です。
口頭での補足説明を前提としています。
https://jazug.connpass.com/event/275503/
Tomoya Amachi
March 29, 2023
Tweet
Share
More Decks by Tomoya Amachi
See All by Tomoya Amachi
XDPを利用したエッジデバイスでのネットワーク制御
tomoyamachi
0
530
クラウド時代のセキュリティをふりかえる
tomoyamachi
1
1.1k
Integrating Service Mesh with Kubernetes-based connected vehicle platform
tomoyamachi
1
1.1k
Cloud Native Development Design Patterns
tomoyamachi
2
3.9k
Check Container Images with Original Rules@GoConference 2019 Autumn
tomoyamachi
2
3.6k
Dockerセキュリティ対策の現状と対策ツールの仕組み&使い方
tomoyamachi
2
1.9k
GAE FEのdeployストレスを軽減する10の方法
tomoyamachi
0
480
Other Decks in Technology
See All in Technology
フィッシュボウルのやり方 / How to do a fishbowl
pauli
2
340
障害対応訓練、その前に
coconala_engineer
0
150
Fashion×AI「似合う」を届けるためのWEARのAI戦略
zozotech
PRO
2
1.1k
高度サイバー人材育成専科(後半)
nomizone
0
330
業務のトイルをバスターせよ 〜AI時代の生存戦略〜
staka121
PRO
2
240
コンテキスト情報を活用し個社最適化されたAI Agentを実現する4つのポイント
kworkdev
PRO
1
1.8k
CARTAのAI CoE が挑む「事業を進化させる AI エンジニアリング」 / carta ai coe evolution business ai engineering
carta_engineering
0
2.2k
日本Rubyの会: これまでとこれから
snoozer05
PRO
5
220
【ServiceNow SNUG Meetup LT deck】WorkFlow Editorの廃止と Flow Designerへの移行戦略
niwato
0
110
re:Invent 2025 ~何をする者であり、どこへいくのか~
tetutetu214
0
240
AWSに革命を起こすかもしれない新サービス・アップデートについてのお話
yama3133
0
440
AgentCore BrowserとClaude Codeスキルを活用した 『初手AI』を実現する業務自動化AIエージェント基盤
ruzia
7
620
Featured
See All Featured
A Guide to Academic Writing Using Generative AI - A Workshop
ks91
PRO
0
160
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
659
61k
Ethics towards AI in product and experience design
skipperchong
1
140
Being A Developer After 40
akosma
91
590k
We Analyzed 250 Million AI Search Results: Here's What I Found
joshbly
0
220
Designing for Performance
lara
610
69k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
239
140k
Self-Hosted WebAssembly Runtime for Runtime-Neutral Checkpoint/Restore in Edge–Cloud Continuum
chikuwait
0
30
So, you think you're a good person
axbom
PRO
0
1.8k
How To Speak Unicorn (iThemes Webinar)
marktimemedia
1
340
Building Adaptive Systems
keathley
44
2.9k
Breaking role norms: Why Content Design is so much more than writing copy - Taylor Woolridge
uxyall
0
110
Transcript
Azureで守るマルチクラウド @tomoyamachi
ターゲット 1. クラウドサービスを守るための基礎知識がほしい 2. Microsoftが提供するセキュリティサービスが多いので整理したい 3. 複数のクラウドサービス(IaaS/PaaS)を効率よく管理したい
目次 1. 自己紹介 2. クラウドセキュリティの領域を図をつかって説明 3. Microsoftサービスを利用した場合を図で説明 4. 事例紹介 Azureをメインで利用していない場合の改善事例
※ Azure XXXXというサービスであっても、Microsoftサービスと表記します ※ 今回、Endpoint Deviceのセキュリティは対象外です
自己紹介 @tomoyamachi (Tomoya Amachi) Microsoftとの関係 自作OSS (Dockle) をGitHub Actionsにして 利用者を増やしてくれたので一方的に好き
昨年末からMicrosoftのサービスについて学び始めて、無料でいくつか資格取得
クラウドセキュリティの領域 CWPP: Cloud Workload Protection Platform ワークロード(サーバ, コンテナなど)の保護 CSPM: Cloud
Security Posture Management セキュリティリソースの一覧と、設定の監視 SIEM: Security Information and Event Management セキュリティに関する情報 /イベントを収集し、分析 SOAR: Security Orchestration,Automation,and Response これまでの製品で特定した脅威への対応を自動化 SASE: Secure Access Service Edge ネットワーク通信で必要なセキュリティ機能を統合
クラウドセキュリティの領域 CWPP: Cloud Workload Protection Platform ワークロード(サーバ, コンテナなど)の保護 • サーバー/アプリケーションのソフトウェア脆弱性
• サーバー/アプリケーションの設定による脆弱性 • 外部からの侵入を検知し、防御 • ふるまい検知による不正プロセス検知 • 許可していないアクションの検知
クラウドセキュリティの領域 CSPM: Cloud Security Posture Management セキュリティリソースの一覧と、設定の監視 • クラウドにあるリソースの管理台帳 •
設定変更の際に、ポリシー違反を監視 ◦ CIS Benchmark ◦ PCI DSS など
クラウドセキュリティの領域 SIEM: Security Information and Event Management セキュリティに関する情報 /イベントを収集し、分析 •
監査ログ, アプリケーションログ, ネットワークトラフィックなどを集め る • データをもとに脅威を検出 ◦ 事前に定義したしきい値で検知する方法 ◦ ふるまいを学習し、アノマリーな挙動を検知する方法
クラウドセキュリティの領域 SOAR: Security Orchestration,Automation,and Response これまでの製品で特定した脅威への対応を自動化 • 対応プロセスの自動化 ◦ 脅威の共有/連絡
◦ 事前に定義した状態への移行 ▪ 設定などの修復 ▪ 脅威対象のブロック
クラウドセキュリティの領域 SASE: Secure Access Service Edge ネットワーク通信で必要なセキュリティ機能を統合 • すべての通信に対し、検証を行う ◦
本人かどうかをコンテキストで判断 • クラウドサービスアクセスの可視化と制御 • 機密データの漏洩防止 • サンドボックスを用意し、マルウェアのダウンロードを防止
クラウドセキュリティの領域 CWPP: Cloud Workload Protection Platform ワークロード(サーバ, コンテナなど)の保護 CSPM: Cloud
Security Posture Management セキュリティリソースの一覧と、設定の監視 SIEM: Security Information and Event Management セキュリティに関する情報 /イベントを収集し、分析 SOAR: Security Orchestration,Automation,and Response これまでの製品で特定した脅威への対応を自動化 SASE: Secure Access Service Edge ネットワーク通信で必要なセキュリティ機能を統合
Microsoftサービスで実現するクラウドセキュリティ CWPP: ワークロードの保護 Azure Arc (VM, マシン, K8s, DB), Microsoft
Defender for Cloud統合 CSPM: リソースの把握と設定の監視 Microsoft Defender for Cloud (AWS, GCP, Azureのみ) SIEM: セキュリティに関する情報収集と分析 Microsoft Sentinel SOAR: 特定した問題への対応を自動化 Azure Logic Apps SASE: ネットワーク通信の秘匿化、安全性チェック Azure ADでのSSOと、Defender for Cloud Appsを利用することで、利用 しているサイトの把握と、アクセス制御ができる。 ただし、SASEの機能をすべて実現できるわけではない。
ここまでのまとめ • 代表的なクラウドセキュリティの領域として、 CWPP, CSPM, SIEM, SOAR, SASEがある • Microsoftのサービスだけで、
代表的なクラウドセキュリティサービスをカバーできる ◦ 他のクラウドサービスの情報も統合できる
事例紹介 • Google Workspaceをメインで利用 ◦ 今後もWorkspaceを利用したい • AWS / GCP
/ Azureをそれぞれ管理 ◦ 検証環境などを共有している
Microsoftサービスを利用して改善 • ユーザプロビジョニング/SSOにより、 管理すべきIDを集約 • 利用者ごとに検証環境を自動作成 • Microsoft Defender for
Cloudを利用 ◦ 指示通りに連携すれば、自動で CSPMを 実行し、CWPPのエージェントをデプロイし てくれる ◦ 新規作成した環境にも自動で適用してく れる • Microsoft Sentinelにログを集約 ◦ コネクタを利用することで簡単に導入 ◦ syslogを利用することで、社内機器もログ 送信可能 • Logic Appsを利用して、 発見できた課題を当事者に連絡
評価 • Google WorkspaceアカウントをメインのIDで利用しながら、 Microsoftサービスを組み合わせることでセキュリティを向上できる ◦ Context-Aware Accessで、デバイス、場所などのコンテキスト情報に基づきアクセス制御 ◦ 各サービスへのログインでは、
SSOを強制する。 その際に必要なリソースは、 User Provisioningなどで自動作成できる • 環境を細かく区切ることで、リソースの責任者が明確になる ◦ 利用者ごとの検証環境 (可能なかぎり権限を渡す ) ◦ 複数人で共有する場合は、別途それぞれ環境をつくる (最小権限を都度申請 ) • Microsoftサービスを利用し、環境が多くても、セキュリティ保全できる ◦ 検証段階から、セキュリティの課題を発見できる • Logic Appsを利用しセキュリティの課題に対して、責任者に連絡できる ◦ 今後、知見が溜まれば、自動で修復なども行いたい
Microsoft / Azureのセキュリティ学習に役立つ資料 Microsoft Cybersecurity リファレンス アーキテクチャ https://learn.microsoft.com/ja-jp/security/cybersecurity-reference-architecture/mcra Product Name
Changes: サービス名の変更履歴がわかる https://m365maps.com/renames.htm