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20180809_MT_Kansai_Study.pdf
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Takeshi Nick Osanai
August 09, 2018
Technology
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320
20180809_MT_Kansai_Study.pdf
2018年8月9日 MT関西での勉強会資料です。
Takeshi Nick Osanai
August 09, 2018
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Transcript
「Movable Type 7」 の新機能と概要 2018年8月9日 シックス・アパート株式会社 長内毅志
自己紹介 •長内毅志 • Movable Type ディベロッパーリレーションマネージャー • エバンジェリスト –趣味 ジョギング
(サブフォー) 英語の勉強 (TOEIC 875, 英検準1級) スプラトゥーン2 家族と過ごすこと
最近ハマっていること •スプラ2ガチ勢
アジェンダ •Movable Type 7 の概要 •「ページ」と「コンテンツ」 –ウェブ制作者・開発者の視点からおさらい •新機能「コンテンツタイプ」の詳細 •「コンテンツタイプ」をより深く学ぶために •Movable
Type クラウド版の特徴
Movable Type 7 の概要
Movable Typeとは • 10年以上利用されているブログ・CMS(通称MT) • MTタグ組み合わせでロジック生成 • テンプレートとDBが完全に分離している (MVCライク) •
プラグインで拡張可能 • どんなコードも生成可能
最新10件のブログ記事をリンク付きで生成 <ul> <MT:Entries limit="10"> <li> <a href="<MT:EntryPermalink>"> <MT:EntryTitle> </a> </li>
</MT:Entries> </ul>
特徴1 •静的生成でhtmlを出力 (スタティックパブリッシング) •動的生成も対応可能 (ダイナミックパブリッシング)
•動的、静的生成どちらも対応することで、様々な サーバー構成に対して柔軟に対応できる
基本的な構成 公開サーバー兼 CMSサーバー 管理者 閲覧者 (サイト訪問者)
ステージング環境 ステージング サーバー兼 CMSサーバー 公開 サーバー 管理者 閲覧者 (サイト訪問者)
冗長構成 CMS サーバー 公開 サーバー (冗長構成) ロード バランサ
クラウド環境 –CMSサーバーをVMイメージで構築(Amazon EC2など) –公開ページはコンテンツサーバーで構築 –AmazonS3 など VMサーバー AmazonEC2など Amazon S3など
特徴2 •柔軟なテンプレートタグ –四則計算なども可能 •Data API でデータを利用することが可能 –データはJSON形式で出力、RESTで取得可能 –独自アプリも開発可能
Data APIを利用したアプリ例:Movable Type Writer
Data API を利用したアプリ例:Movable Type for iOS
Data API を利用したサイト実装例:東京書籍様
特徴3 •中小企業から中-大規模企業、官公庁まで幅広い 導入実績
•ブログから数万ページに及び大規模サイトまで 5万件以上の導入実績 ECサイト イントラサイト・WEB社内報 メディアサイト・企業オウンドメディア 会員制サイト・コミュニティサイト 実績 コーポレートサイト 5万件以上の導入実績 5万件以上!
5万件以上!
商用CMSシェアナンバーワン(富士キメラ総研調べ)
ビジネスユーザーに絶大な支持 日経平均225社の 半数以上がMTユーザー 日経平均225社の 半数以上がMTユーザー
Movable Type 7 •2018年5月16日リリース
Movable Type 7 で変わったところ •新機能「コンテンツタイプ」の実装 –コンテンツタイプ専用の「カテゴリセット」搭載 •ブログという名称を廃止、「サイト」に統一 •UIを一新(BootStrapベース)
Movable Type 6と変わらない点 •記事・ウェブページが利用可能 •静的出力、再構築 •MTタグを利用したサイト構築
Movable Type 7 の管理画面
•新しいインターフェースを見ていきましょう
Movable Type 7 のサイトとは • サイト –登録したコンテンツを管理するための仕組み、入れもの • 従来のウェブサイト、ブログに当たる –記事・ページの管理も可能
–コンテンツタイプの管理も可能
1つのWebサイトを構成する例
複数のWebサイトを構成する例
コンテンツタイプを主とした構造化
「ページ」と「コンテンツ」
ウェブサイトの構造、htmlの構造
None
タイトル 見出し 段落
title Heading Paragraph
<h1> <h2> <p>
htmlの構造 •論文の構造に非常に近い •ロジカルに情報を伝える •まとまった情報を「ページ」という単位で表示す ることに長けている •「ページ」をまとめることで「ウェブサイト」が できた
ウェブサイトの構造
•[ページ]という概念では捉えづらいコンテンツが 増え始めている
None
None
•「ページ」の概念とは異なるコンテンツ設計
http://www.nadeshikoleague.jp/
https://www.sixapart.jp/business/nadeshikoleague.html
現在のコンテンツ ネット上のコンテンツ≠ページ
•ネット上のコンテンツ ≠ ウェブページ •細かい粒度でデータを管理する必要性 •「ページ」ではなく、「コンテンツ」を適切な形 で設計・配信できるシステム =CMS
Movable Type 7 の概要と コンテンツタイプ
• コンテンツを管理しやすいシステムへ • Content Type (コンテンツタイプ) 機能を新規搭載
•自由にコンテンツをデザインして管理する •MTタグで利用可能 •アーカイブマッピングの柔軟性、多様性はそのま まに •サイト管理の柔軟さの実現
ネット上のあらゆるコンテンツの配信システムとして
コンテンツタイプとは •0 からすべての要素を設計可能 •「ウェブページ」も、複雑な「コンテンツ」も
これまでのコンテンツ設計 •記事フィールド +カスタムフィールド •「ページ」をベースに した画面設計
コンテンツタイプのコンテンツ設計 •ドラッグ&ドロップで自由にフィールドを定義
•数値、文字列、画像、ファイル、日時、 Content-Type など… •プラグインで拡張可能 •複雑なコンテンツでも、一定のルールに誘導
ページの編集で良く聞く質問 写真=>文字⇒写真のよう にレイアウトしたい…
ブロックエディタ
•DEMO
コンテンツタイプに対応した「Data API Ver.4」 •「ヘッドレス」CMS •コンテンツタイプのデータをAPIで操作
•コンテンツごとの可用性、可搬性を高め •コンテンツをより大きな価値に変えられる •「Reusable」なコンテンツ管理を目指して
•コンテンツタイプを利用したサイト開発のデモ •DEMO
クラウド版独自の機能を 理解する
Movable Type クラウド版とは •シックス・アパートがサーバー管理 •管理画面の動作が速く快適 •常に最新版を使用可能 •テクニカルサポート付き •独自機能
•2種類のウェブサーバー –nginx版 •低価格、高速。 •5000円/月から –Apache版 •一般的なウェブサーバー、マルチドメイン対応。 •19000円/月から
MTクラウド版の構成 •クラウド版独自の構成で高速化を実現 –管理画面、再構築ともに最適化されている •クラウド版独自機能 –後述します
MTクラウドのドキュメント •http://www.movabletype.jp/documentation/cl oud
サーバー配信機能
サーバー配信機能とは •MTクラウドで生成したコンテンツを外部のサー バーへ配信して公開する機能 •MTクラウドをステージング環境として利用可能 •FTP(S)で配信
サーバー配信機能 •設定=>サーバー配信
Basic認証
Basic認証でできること •公開しているウェブサイト・ブログに対して Basic認証の設定ができます •ファイルに対しても設定できます •複数設定が可能です
Basic認証 • 左メニューから クラウドサービス=>Basic認証
設定例 設定例 認証設定したいURL 設定内容 サイト全体に Basic 認証を設定したい http://www.example.com/ / 一部のディレクトリ
に Basic 認証を設定 したい http://www.example.com/secret/ /secret/ 一部のファイルに Basic 認証を設定し たい http://www.example.com/secret/fil e.html /secret/file.htm l 利用しているMTクラウドのドメインが 「www.example.com」の場合
HTTPリダイレクト
HTTPリダイレクトとは •あるディレクトリやファイルへのアクセスを、自 動的に他のURLに転送する仕組み
HTTPリダイレクト • 左メニューから クラウドサービス => Redirect
管理画面のセキュリティ設定
ブルートフォースアタック(総当り攻撃) イラスト:「2014年版 情報セキュリティ10大脅威」より http://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2014.html
管理画面のセキュリティ設定とは •管理画面のURLを任意に変更することができます
•システム => クラウドサービス => セキュリティ
その他 •管理画面にBasic認証の設定が可能 •IP制限も可能
MT環境変数
MT環境変数とは •MTの環境変数を管理画面から設定することがで きます。 –http://www.movabletype.jp/documentation/appendices /config-directives/ •設定不可能な環境変数もあります –http://www.movabletype.jp/documentation/cloud/specification s/config-directives.html
•システム => クラウドサービス => MT環境変数
環境のリストア
環境のリストアでできること •MTクラウドおよび公開済みのWebサイトのデー タをすべて任意の時点の状態に戻す機能
環境のリストア •システム => クラウドサービス => 環境のリストア
•その他の機能
ディスクの使用量 •現在利用しているディスク容量が一目でわかるサ ービス •システム => クラウドサービス => ディスクの使用量
自動アップデート •MTを自動的に最新版にアップデートする機能。 無効にすることも可能。
サンドボックスサービス
サンドボックスサービスとは •MTクラウドで構築した仮想マシンデータを複製 して使えるサービス
サービス利用料金 ご契約中のプランの月額料金1カ月分 (+消費税) サンドボックス利用 可能期間 お申し込み月の翌月末日まで 申し込み期限 毎月25日まで(25日が休業の場合は直 前の前の営業日) ※
26日以降のお申し込みは翌月1日のお 申し込み扱いとなります。 作成可能なサンド ボックスの数 Movable Type クラウド版 1契約につき 1つまで
•http://www.sixapart.jp/movabletype/cloud/sa ndbox.html
Movable Type ソフトウェア版との違い
クラウド版でできて、ソフトウェア版でできないこと •サーバー配信機能 •Basic認証 •HTTPリダイレクト •環境リストア(定期バックアップ) •自動バージョンアップ、他
ソフトウェア版でできて、クラウド版でできないこと •ブログの公開パスに制限があります –クラウド版は「/data/file/static」以下の み –FTPからアクセスすると「/static」ディレ クトリのみ確認できます
•Movable Type のプログラムファイルの改変はで きません。 –alt-search、alt-tmpl などの設定は可能
•サーバーへのSSH接続は不許可 –クラウド版は許可していません •一部環境変数は使用できない –StaticWebPathなどのファイルシステム関連 –SQLSetNamesなど、DB関連
その他の制限事項 •http://www.sixapart.jp/movabletype/cloud/sp ecification.html
ソフトウェア版からの 移行時のポイント
留意点 •DBデータレベルの移行はできない –MTの標準機能「バックアップと復元」を基本とした移行を –移行後は「blogId」の変更に注意
例 •MT6のサイトデータ移行 1. MT6のバックアップデータをMT6でバージョンを合わせ て復元 1. バージョンに注意(6.2.4=>6.2.4など) 2. MT6からMT7へバージョンアップ 3.
MTクラウドへ投入
コメントやトラックバックがない場合 •MTのテーマ機能+データのエクスポートによる 移行も選択肢
移行用のテンプレート •「バックアップと復元」や「エクスポート」が使 えない場合、テンプレートを利用したデータ作成 という手がある –https://github.com/movabletype/mt- recipes/blob/master/Export%20entry%20data%20in%2 0MT%20format.md
無料引越サービス •MTクラウド版を契約した方に対して、一回のみ 提供 –https://www.sixapart.jp/movabletype/cloud/migration-service.html
•価格
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None
プライベートプラン •より大規模なサイトを運用の場合、個別相談をお 受けします。
Movable Type 7 をより詳しく理解する ために
•https://goo.gl/E7zdcA
プロダクトマネージャーの詳説資料 https://goo.gl/mYtJGN
サンプルテーマ「Jungfrau」 https://demo.movabletype.jp/jungfrau/
ダウンロード https://goo.gl/s9xkPU
マニュアル https://goo.gl/VVBhG8
プラグイン開発者のためのスタイルガイド https://goo.gl/hVzyuy