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CoEリーダーが語るUiPath社内のRPA事情とは?

 CoEリーダーが語るUiPath社内のRPA事情とは?

スピーカー
UiPath遠藤さん

UiPath Friends

December 18, 2020
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Transcript

  1. 2 ⚫ お仕事  某EC企業でシステム開発/運用リード ✓ 広告配信・配信アルゴリズム ✓ DMP(データマネジメントプラットフォーム) ✓

    ビッグデータ解析 ✓ アジャイル・DevOps  UiPath ✓ テクニカルサービス第1部 部長 ✓ 技術コンサルタント ✓ 社内CoEリード ⚫ Twitterはじめました (202010~)  @TetsujiEndo 自己紹介 ⚫ 遠藤 哲重 - Endo Tetsuji ⚫ 最近のお気に入りアクティビティ  ピボットを更新  ダウンロードを待つ ⚫ 2児のパパ
  2. 7 UiPathでの新しい働き方の推進 在宅 オフィス 好きな場所 オフの時間 お客様 訪問先 ⚫ 従業員主導のワーキンググループを会社としてバックアップ

    ⚫ 従業員自らが考えた新しい働き方を、経営陣への提言を通じて実現 1. 人事制度 6. イベント 7. コミュニケーション 2. ワークプレイス 4. ITツール/機器 3. 自動化 5. 執務ルール/Tips 有志14名 with 社長室/CHOによる 7つのワーキンググループ ひとりひとりが 自分らしく もっと生産的に もっとHappyに バーチャルでも繋がる 新しい働き方の実現 新しい働き方を 経営陣へ提言
  3. 9 UiPathにおけるRPAの取組 中央管理 現場主導 の管理・開発 中央開発 UiPathにおける従来のRPA運営 × CoEによるサポート UiPathにおける新しい取組

    製品機能の充実により、現場主導の敷居が低下 現場主導を推進するお客様の声をヒントにUiPathでもチャレンジ ⚫ CoE業務のボトルネック化によりRPAが停滞 ⚫ 現場主導型を推進するお客様の言葉をヒントにUiPathでも現場主導を推進 CoEが全てを管理・監督 専任がいない事でボトルネック化し停滞
  4. 10 RPA運営における業務部門とCoEの役割分担 RPA運営担当 運用担当者 プロフェッショナル開発者 業務 部門 CoE RPA全体統括 業務部門開発支援

    自動化案件評価 方針・ルール策定 OC管理 インフラ障害対応 自動化案件管理 ロボット管理 ライセンス管理 ユーザー管理 共通部品開発・登録 開発Tipsの発信 KPIの取りまとめ 業務担当者 部門開発者 開発・テスト 自動化案件発案 部門RPA管理者 部門OC操作 メンテナンス プロセス実行 RPA責任者 自動化案件承認 リリース判定 効果の検証と報告 ⚫ CoEと業務部門で7つの役割を設定し、Orchestrator と Automation Hub で 適切な権限を付与して運営を行っています。 運営設計のポイント 1. 適切な役割分担・連携・権限委譲 2. OC/AHを使った業務フロー設計 3. 複数ロール兼務もOK Orchestrator / Automation Hub 業務改善はチームワーク ツールを介してひとりひとりが繋がる運営
  5. 11 現場主導RPAの運営イメージ ⚫ 各部門の企画・承認に基づき各部門のメンバーが主体的にRPAを推進 業務 担当者 管理 責任者 2. アイデアを承認

    5. 利用設定 (デプロイ) 開発者 1.アイデアを登録 3. アイデアを実装 4. パッケージアップロード (パブリッシュ) 6. プロセス利用 Automation Hub Orchestrator
  6. 12 現場主導RPAに対するCoEのかかわり方 ⚫ CoEはの役割は、各部門が自由に安全に使って貰う為の枠組みの提供 ⚫ 具体的には権限設定、ルール提供、技術サポートなどを実施 業務 担当者 管理 責任者

    2. アイデアを承認 5. 利用設定 (デプロイ) 開発者 1.アイデアを登録 3. アイデアを実装 4. パッケージアップロード (パブリッシュ) 6. プロセス利用 Automation Hub Orchestrator CoE (運営事務局) 役割 ⚫ 枠組み・ルール提供 ⚫ 権限設定 ⚫ 効果時間のモニタリング ⚫ 相談サポート ルール提供 技術サポート 権限設定、アイデア&効果時間のモニタリング ユーザ登録、権限設定、部門フォルダ作成
  7. 13 実際にやってみての成果と課題 ⚫ 8~11月に一部の部門とパイロット運用を実施 ⚫ フィードバックを貰いながら1歩ずつ進んできて、色々な気づきがありました サポート負担増加 FAQ・ポータルの重要性 自動化アイデア 73件

    開発待ちアイデアの増加 開発者育成の重要性 成果 課題 主務がある為放置すると停滞 定期的な声掛けの重要性 各部門ユーザに AH/OCを使って貰えた ボトムアップ開発らしい 面白いアイデアが出てきた 効果測定の仕組み作り 年間 8,000 時間相当
  8. 14 Automation Hub に集まった熱い想い 成果 ボトムアップ開発らしい 面白いアイデアが出てきた ⚫ ルーチンワークの自動化だけでなく、業務改善のアイデアが集まった 現場の担当者が業務改善を真剣に考え

    知恵を絞ったからこそ出てくるアイデア プロフェッショナルな 仕事をしたい お客様に よろこんで欲しい チームと何かを 成し遂げたい Q. なぜ? A. 何かを成し遂げたい熱い想いがあったから
  9. 15 ボトムアップ開発の面白さと可能性 ⚫ 現場の当事者がRPAを使った業務改善・価値創造が加速 情熱とアイデアを持った当事者がRPAを使う事による化学反応 業務改善・価値創造を、当事者が強力に推進 情熱 × RPA =

    新しい価値 本気で実現したいビジョンをRPAが形に ⚫ 1秒でも早く回答出来るテクサポの実現 → 適任者への自動アサイン・関連情報収集ロボ ⚫ 常に最新の正しい知識でお客様を支援したい → 製品ドキュメント変更の監視ロボ ⚫ コロナ以降の体調不良者のフォローを迅速化したい → 毎朝の健康状態サーベイ&リマインドロボ ⚫ 透明性のある組織運営、各自の主体的改善の実現 → 管理職向けデータを集計し、各メンバーへ共有するロボ
  10. 16 おわりに 早く行きたければ ひとりで行け 遠くまで行きたければ みんなで行け みんなとやるから 気付けた事 A Robot

    for Every Person みんなで進む 難しさと楽しさ ⚫ 現場主導RPA運営のパイロットで、ボトムアップならではの大きな可能性を感じ ました。まだまだ課題は多いですが1歩ずつ前に進んできます! みんなでやるから 実現できる事