gobpfは、eBPFをGoのコードから扱えるようにしたフレームワークである。eBPFを使えば、カーネルレベルのさまざまな処理にフックして任意の処理を動作させることが可能となる。gobpfの使い方の例として、PostgreSQLの動的トレーシングを取り上げ、Goによる低レイヤな分析ツールが容易に作成可能であるかを紹介する。たとえば、実行した個別のクエリが消費したワーキングメモリのサイズであったり、共有バッファに読み込んだブロックサイズをGoのプログラムで取得できるので、パフォーマンスチューニングやトラブルシュートに役立てることができるようになるかもしれない。