探索空間 • 問題によっては実⾏可能領域とは異なる探索空間を定義する⽅が有効 な場合も多い. • 探索空間の定義は⼤きく以下の3通りに分類できる. a. 実⾏可能解のみ探索する. b. 実⾏不可能解も含めて探索する →実⾏不可能解の評価が必要 c. 解空間とは異なる探索空間を導⼊して,探索空間から解空間へ の写像を⽤いて探索する. 11 a. 実⾏可能解のみ探索 b. 実⾏不可能解も探索 c. 解空間と異なる探索空間を導⼊ 実⾏可能領域 実⾏不可能領域 実⾏可能領域 探索空間 解空間
メタヒューリスティクスの枠組み • 局所探索法を1回適⽤しただけでは精度の悪い局所最適解しか得られ ないので,探索の集中化と多様化を実現する⼿法を導⼊する. • 集中化︓過去の探索で得られた良い解に似通った構造を持つ解を集中 的に探索する. • 多様化︓探索が狭い領域で停滞するのを避けるために,未探索の領域 を強制的に探索する. 18 ① 複数の初期解に対して局所探索法を適⽤する. a. ランダムに初期解を⽣成する. b. 貪欲法を適⽤する. c. 過去の探索で得られた良い解に変形を加える. ② 改悪解への移動を許容して局所最適解から探索を再開する. ③ ⽬的関数 f と異なる評価関数を解の評価に⽤いて探索を制御する.