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Redmineを形作った20年を振り返る

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 Redmineを形作った20年を振り返る

Redmineは長い歴史の中で、さまざまな課題や変化に向き合いながら発展してきました。その過程での出来事や判断は、現在の設計や開発方針にどのような影響を与えているのでしょうか。開発者として、そして19年のユーザーとしての視点から、Redmineの成長の歴史をたどります。

2026年6月26日開催 Redmine Japan vol.5 講演資料
https://redmine-japan.org/#speaker02

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MAEDA Go

June 26, 2026

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Transcript

  1. ▪ Redmine 非 公式情報サイト「Redmine.JP」創 立 者(2007) ▪ 書籍「 入門 Redmine

    第6版」監修者(2024) 第1版〜第5版 著者(2008, 2010, 2012, 2014) ▪ Redmineコミッター(2017-) ▪ ファーエンドテクノロジー株式会社 代表取締役(2008-) x.com/g_maeda fb.me/MAEDA.Go 自己 紹介 前 田 剛 Redmineのクラウドサービスを 提供している会社です Redmineを使い始めてもうすぐ19年です。
  2. 最近のリリース ▪ 2024-11: Redmine 6.0リリース SVGアイコン導 入 、デフォルトテーマのリーダビリティ改善 ▪ 2025-09:

    Redmine 6.1リリース UI改善継続、リアクション機能、Oauth2でのAPIアクセス ▪ まもなく: Redmine 7.0リリース予定 デフォルトテーマ刷新をはじめとしたUI/UX改善、Of fi ce 文 書プレビュー、 Webhookなど外部連携強化
  3. Redmine 7.0の開発状況 ▪ 現在開発中のRedmine 7.0は多数のUI/UX改善により 見 やすさ・使いやすさが向上。 視覚的な印象がRedmineの評価に与えていた負の影響を軽減 ▪ WebhookのサポートによりRedmineから外部システム対するpush型の連携が可能に

    なり連携のあり 方 が進化 ▪ Wikiの 一 括ダウンロード、デフォルト期 日 、メール通知の機能追加、パフォーマンス 改善など地道ながら 日 常利 用 を 支 える改善も多数 ▪ 2026年6 月 25 日 時点で119件のチケットがクローズ済み。
  4. Webhookによる外部システムとの連携 Feature #29664: Webhook triggers in Redmine (by Jens Krämer)

    チケット等の作成・更新・削除を契機に、指定URLへ変更内容のJSON形式データを HTTP POSTで送信します。外部システム側で受信データを処理する仕組みを実装するこ とで、Redmine上の変更をトリガーとした 自 動処理を実現できます。
  5. Microsoft Of fi ce形式ファイルのプレビュー表 示 Feature #8959: Preview support for

    Microsoft Of fi ce and LibreOf fi ce Writer fi les (by Go MAEDA) 添付ファイルのプレビューがMicrosoft Of fi ce (.docx, .xlsx, .pptx)とLibreOf fi ce Writer(.odt)のファイルに対応しました。ファイルをダウンロードすることなく Redmineの画 面 上でおおよその内容を確認できます。
  6. Open Colorの導 入 による 色 彩の整理と標準化 Feature #43256: Introduce Open

    Color to unify and standardize CSS colors (by Go MAEDA) ユーザーインターフェイス 用 に開発されたオー プンソースのカラーパレット「Open Color」 がデフォルトテーマに導 入 されました。 ヘッダなど 一 部の例外を除き、原則として Open Colorで定義された 色 が使われるように なりました。
  7. デフォルトテーマのヘッダデザイン刷新 Feature #43937: Redesign the header with a navigation bar

    and lighter visual weight (by Go MAEDA) ヘッダの 青色 部分を必要 十 分な 高 さに抑えるとともに、メインメニューをナビゲーショ ンバー化して 青色 部分から視覚的に分離。ヘッダの 見 た 目 の重さが軽減されました。 Redmine 6.1 Redmine 7.0(開発中)
  8. 多数の微調整による 見 やすさ改善 Redmine 6.1 Redmine 7.0(開発中) 余 白 の

    見 直し、枠線の除去、 色 の調整、アイコンの追加など細かなUI改善が多数加えら れ、 見 やすさ・使いやすさが向上しました。
  9. 重要な判断1: 柔軟な業務モデルの採 用 ソフトウェア開発を強く意識しながらも、複数プロジェクト、ロールベースアクセス制 御、ワークフローなど業務管理のための機能を最初のバージョンからサポート。 == 2006-06-25 - v0.1.0 *

    multiple users/multiple projects * role based access control * issue tracking system * fully customizable workflow * documents/files repository * email notifications on issue creation and update * multilanguage support (except for error messages):english, french, spanish * online manual in french (unfinished)
  10. ▪ 多様なプラグインが提供されRedmineの 用 途を広げた ▪ Redmineが 長 年使われてきたことに 大 きく貢献

    ▪ 商 用 のプラグイン・テーマも多数 生 まれた ▪ 一方 で、Redmineのバージョンアップごとに相当数のプラグインが壊れることが利 用 者・開発者の離脱の 一 因になった
  11. 現在のRedmine: チケットを中 心 とする汎 用 業務管理基盤へ 当初は開発プロジェクト管理ツールとして 生 まれたRedmine。20年間の判断の積み重 ねを経て、開発

    支 援機能を 高 度化する 方 向ではなく、チケット管理機能を充実させる 方 向へ進化してきた。 チケット管理機能の充実により、セルフホスト可能なチケット管理システムの重要な選 択肢として20年続いてきた。
  12. 時期 主要な変化 v0.1〜v0.5 開発プロジェクト管理ツールでの基本機能を実装。 チケット、ワークフロー、SCM、Wiki、タイムトラッキング v0.6〜v0.9 汎 用 化の構造を獲得。 プラグイン、テーマ、メール起票、クロスプロジェクト、グループ

    v1.x〜v3.x さらなる汎 用 性の強化。 REST API、サブタスク、Git対応、Markdown、カスタムフィールド強化、 CSVインポート、モバイル対応 v4.x〜v5.x 業務管理基盤としての改善の継続。 二 要素認証、グループウォッチャー、メンション、フィルタ強化、既存機能 改善 v6.x ユーザーインターフェイス改善開始。 アイコンのSVG化、デフォルトテーマ改善、リアクション機能
  13. Redmineを形作った20年 当初は開発プロジェクト管理ツールとして 生 まれたRedmine。20年間の判断の積み重 ねを経て、開発 支 援機能を 高 度化する 方

    向ではなく、チケットを中 心 とする幅広い業務 を 支 える基盤へと発展した。 セルフホスト可能な汎 用 的なチケット管理システムとして独 自 のポジションを確 立 。
  14. ▪ Redmine 非 公式情報サイト「Redmine.JP」創 立 者(2007) ▪ 書籍「 入門 Redmine

    第6版」監修者(2024) 第1版〜第5版 著者(2008, 2010, 2012, 2014) ▪ Redmineコミッター(2017-) ▪ ファーエンドテクノロジー株式会社 代表取締役(2008-) x.com/g_maeda fb.me/MAEDA.Go ありがとうございました Redmineのクラウドサービスを 提供している会社です Redmineを使い始めてもうすぐ19年です。