Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
KAGが関わるアカウント全てにSecurity Hubを導入した(い)話
Search
wkm2
April 15, 2024
Technology
0
87
KAGが関わるアカウント全てにSecurity Hubを導入した(い)話
JAWS-UG情シス支部 第30回 登壇資料
wkm2
April 15, 2024
Tweet
Share
More Decks by wkm2
See All by wkm2
AWSネイティブなセキュリティを考える
wkm2
1
220
地方在住フルリモートワークエンジニアのリアル 〜ジモトで_活きる_エンジニアライフ〜
wkm2
1
500
Keynote以外のアップデートピックアップ!
wkm2
1
71
Bedrock素人がKnowledgeBaseでRAGを構築するまで
wkm2
2
290
EC2を再起動したいがためにNew Relicを使った話
wkm2
1
290
ネットワークサービスフル活用で実現するハイブリッド構成 〜コープさっぽろのネットワーク全体像〜
wkm2
2
1.7k
AWS SSO でログインを簡単に〜IAMユーザ管理をしたくない〜
wkm2
1
510
固定IPでLambdaにHTTPリクエストを投げる経路を試してみた
wkm2
1
610
AWS SSOとGoogle Idpのおいしい関係 ~ QuickSightに楽してログインしたい ~
wkm2
0
1.2k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Adopting Jetpack Compose in Your Existing Project - GDG DevFest Bangkok 2024
akexorcist
0
110
100 名超が参加した日経グループ横断の競技型 AWS 学習イベント「Nikkei Group AWS GameDay」の紹介/mediajaws202411
nikkei_engineer_recruiting
1
170
ExaDB-D dbaascli で出来ること
oracle4engineer
PRO
0
3.8k
DynamoDB でスロットリングが発生したとき_大盛りver/when_throttling_occurs_in_dynamodb_long
emiki
1
190
AGIについてChatGPTに聞いてみた
blueb
0
130
強いチームと開発生産性
onk
PRO
34
11k
これまでの計測・開発・デプロイ方法全部見せます! / Findy ISUCON 2024-11-14
tohutohu
3
370
20241120_JAWS_東京_ランチタイムLT#17_AWS認定全冠の先へ
tsumita
2
270
信頼性に挑む中で拡張できる・得られる1人のスキルセットとは?
ken5scal
2
530
プロダクト活用度で見えた真実 ホリゾンタルSaaSでの顧客解像度の高め方
tadaken3
0
100
開発生産性を上げながらビジネスも30倍成長させてきたチームの姿
kamina_zzz
2
1.7k
マルチモーダル / AI Agent / LLMOps 3つの技術トレンドで理解するLLMの今後の展望
hirosatogamo
37
12k
Featured
See All Featured
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
159
15k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
341
39k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
33
2.4k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
136
6.6k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
93
16k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
459
33k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
33
1.9k
A better future with KSS
kneath
238
17k
Scaling GitHub
holman
458
140k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
44
2.2k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
788
250k
Transcript
KAGが関わるアカウント全てに Security Hubを導入した(い)話 JAWS-UG情シス支部 第30回 KDDIアジャイル開発センター 若松剛志
Who am I ? 若松 剛志 AWS チョットデキル エンジニア 秋田出身、札幌在住
@t_wkm2
Who am I ? ぽんず 生後6ヶ月 北海道足寄町生まれ 趣味:新築の家を破壊すること
KAGが関わるアカウント全てに Security Hubを導入した話
KAG= KDDIアジャイル開発センター
KAGはアジャイル開発にこだわる開発会社 • KDDIの部署として10年の実績 • 2022年にKDDIの子会社として独立した • KDDIグループの開発プロジェクトに加え、 外部から受注するプロジェクトも増えてきた
開発プロジェクトがたくさんある
開発プロジェクトがたくさんあると... • プロジェクト毎に開発品質を担保をしてるが、セ キュリティの専門家が各プロジェクトにいるわけ じゃない • KAGとして一定以上のセキュリティ品質の担保を 保証したい • KAGのプロジェクトのほとんどはAWS上で行われ
るが、AWSの専門家が各プロジェクトにいるわけ じゃない
AWS Security Hub
AWS Security Hub を使用すると、セキュリティのベストプラクティスのチェックを自動化 し、セキュリティアラートを単一の場所と形式に集約し、すべての AWS アカウントで全体 的なセキュリティの体制を把握することができます。 出典:https://aws.amazon.com/jp/security-hub/ AWS
Security Hubとは AWSによると...
AWS Security Hub を使用すると、セキュリティのベストプラクティスのチェックを自動化 し、セキュリティアラートを単一の場所と形式に集約し、すべての AWS アカウントで全体 的なセキュリティの体制を把握することができます。 出典:https://aws.amazon.com/jp/security-hub/ AWS
Security Hubとは AWSによると... AWS謹製のベストプラクティスやCIS ベンチーマーク、NISTなど様々な ルールがあり、その中から選択して 使用する
AWS Security Hub を使用すると、セキュリティのベストプラクティスのチェックを自動化 し、セキュリティアラートを単一の場所と形式に集約し、すべての AWS アカウントで全体 的なセキュリティの体制を把握することができます。 出典:https://aws.amazon.com/jp/security-hub/ AWS
Security Hubとは AWSによると... 選択したルールが適用されているか を12時間 or 24時間毎に自動で チェックする
AWS Security Hub を使用すると、セキュリティのベストプラクティスのチェックを自動化 し、セキュリティアラートを単一の場所と形式に集約し、すべての AWS アカウントで全体 的なセキュリティの体制を把握することができます。 出典:https://aws.amazon.com/jp/security-hub/ AWS
Security Hubとは AWSによると... ルールに反しているもの(アラート)を 1つのアカウントのダッシュボードに 集約してくれる
AWS Security Hub を使用すると、セキュリティのベストプラクティスのチェックを自動化 し、セキュリティアラートを単一の場所と形式に集約し、すべての AWS アカウントで全体 的なセキュリティの体制を把握することができます。 出典:https://aws.amazon.com/jp/security-hub/ AWS
Security Hubとは AWSによると... Organizationに所属しているアカウ ントはSecurity Hubを有効にするだ けで自動で集約される Org外のアカウントもInvitationと Acceptは必要だが集約可能
KAG内のSecurity Hub集約図
責任共有モデルとSecurity Hub
責任共有モデルとSecurity Hub AWS設定に関わる部分を 対象としている
Security Hubの画面
Security Hubの導入にあたって準備したこと • クロスアカウント設定の確立 • 共通コントロールの作成と全アカウントへの適用 方法確立 • 社員向けの説明資料作成
クロスアカウント設定の確立 Org外のアカウントはひと手間必要になる 1. 対象アカウント:Security Hubを有効化 2. 管理アカウント:対象アカウントにInvitationを 送る 3. 対象アカウント:InvitationをAcceptする
4. 対象アカウント:コントロール設定用IAMロール 作成 5. 管理アカウント:コントロール定義配布
クロスアカウント設定の確立 Org外のアカウントはひと手間必要になる 1. 対象アカウント:Security Hubを有効化 2. 管理アカウント:対象アカウントにInvitationを 送る 3. 対象アカウント:InvitationをAcceptする
4. 対象アカウント:コントロール設定用IAMロール 作成 5. 管理アカウント:コントロール定義配布
共通コントロールの作成と全アカウントへの適用方法確立 Org外のコントロール設定はAWS公式のサンプルソリューションである aws-security-hub-cross-account-controls-disabler を使う https://github.com/aws-samples/aws-security-hub-cross-account-controls-disabler
共通コントロールの作成と全アカウントへの適用方法確立
社員向けの説明資料作成
KAGが関わるアカウント全てに Security Hubを導入した話
KAGが関わるアカウント全てに Security Hubを導入した(い)話
ぶっちゃけまだ1プロジェクトしか 終わってないw
これから全プロジェクトへ展開して 5月までに導入完了の予定
導入後にやりたいこと • GuardDuty ◦ 悪意のあるアクティビティの検知/可視化 • Inspecter ◦ 脆弱性の検知/可視化 •
Amazon Detective ◦ セキュリティ調査プロセス効率化
まとめ • AWSのセキュリティ品質を一定以上に保つため、AWS Security Hubを導入するのがおすすめ • 導入に当たってはクロスアカウント設定はポリシー適用などい くつかの手順を踏む踏む必要がある • Security
Hub以外にもセキュリティに関わるサービスがあるの で、導入していきたい