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多分この説明が一番正確だと思います (AZマッピング編)

多分この説明が一番正確だと思います (AZマッピング編)

AZマッピングについて、かつて存在した唯一の公式ドキュメントはAWS RAMユーザーガイドのものでした。
2025年に登場したAWS Regions and Availability Zones ユーザーガイドによって判明した、詳しいAZマッピング規則についてもご紹介します。

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きせのん

March 18, 2026

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  1. whoami きせのん • Twitter (X): @Xe_ry • 大阪のユーザー系SIerで名ばかりCCoEとネットワーク屋さんをしています • 好きなAWSサービス

    ◦ AWS Transit Gateway (アタッチメントにルートテーブルを複数関連付けさせてほしい) ◦ AWS CloudShell (いつも一時クレデンシャルをありがとう) ありがとうaws login… • 2024-2025 Japan All AWS Certifications Engineer ◦ 2026の更新、MLSがギリ足りなかった (4/26期限切れ) のでAIPを頑張りました • 自作キーボードとインディーゲームをつまみ食い 2
  2. アベイラビリティゾーン コード ap-northeast-1a ap-northeast-1b ap-northeast-1c ap-northeast-1d アカウント内で各AZを区別するため の名前 apne1-az1 apne1-az2

    apne1-az3 apne1-az4 物理的な各AZの識別子 AZ ID (2018年に登場) この2つを紐付けるのがAZマッピング 4
  3. わたし「AZマッピングは完全ランダム?なにそれこわい」 ※違います が、そう読める表現で書いている “AWS は、物理アベイラビリティー ゾーンを AWS アカウントごとの アベイラビリティーゾーン名に ランダムにマップします。

    (中略) その結果、自分の AWS アカウントの アベイラビリティーゾーン us-east-1a が、異なる AWS アカウントについては us-east-1a と同じ物理的な場所を表さない 可能性があります。" AWS リソースのアベイラビリティーゾーン ID - AWS Resource Access Manager 6
  4. AWS RAMのユーザーガイドにおけるAZ IDの記述は 正確ではない • Q: でも、記事もスライドも全部これを参照している。なぜか? • A: 2018年当時から2025年初頭まで、AZ

    IDについて説明した 唯一のドキュメントだったから • 現在では「嘘はついていないが、説明不足」といえる内容に 8
  5. AWS RAMのユーザーガイドにおけるAZ IDの記述は 正確ではない • Q: でも、記事もスライドも全部これを参照している。なぜか? • A: 2018年当時から2025年初頭まで、AZ

    IDについて説明した 唯一のドキュメントだったから • 現在では「嘘はついていないが、説明不足」といえる内容に 新しいドキュメントはあちらですよ> 9
  6. AWS Regions and Availability Zones User Guide とは • その名の通りリージョンとAZ、あとついでに請求コードのみ説明している

    奇特なユーザーガイド ◦ ちなみに請求コードとは?→ 請求書とかCURの請求項目に出てくるリージョン識別子 ▪ APN3-Requests-Tier2 (S3リクエスト料金)とか ▪ APN3-APN1-AWS-Out-Bytes (リージョン間データ転送料金)とか • おそらく2025年3月頃に登場 (AZの詳細な地理情報の開示と同時かも?) • 6ページしかない ◦ Concepts ◦ Regions ◦ Availability Zones ◦ AZ IDs ◦ Billing codes ◦ Document history 11
  7. AZ IDsのページになんか書いてる!!!!! (Google翻訳) “以下のリージョンでは、2025年11月より前に作成されたアカウントについては、各AWSアカウン トごとにアベイラビリティゾーンとコードが個別にマッピングされます。2025年11月以降に 作成されたアカウントには、同じアベイラビリティゾーンとコードがマッピングされます。 その他のリージョンでは、統一されたマッピングが使用されます。” • アメリカ東部(バージニア北部) •

    アメリカ西部(北カリフォルニア) • アメリカ西部(オレゴン) • アジアパシフィック(シンガポール) • アジアパシフィック(シドニー) • アジアパシフィック(東京) • ヨーロッパ(アイルランド) • 南米(サンパウロ) • AWS GovCloud (米国西部) AZ IDs - AWS Regions and Availability Zones 12
  8. ここで初めて出てきた本当のAZマッピング規則3つ 1. 新しいアカウント (2025年11月以降に作成された) なら、 全リージョンでAZマッピングが統一されている ←NEW!! 2025/12 2. 新しいリージョン

    (2012年12月以降にオープンした) なら、 全アカウントでAZマッピングが統一されている 3. 古いアカウント かつ 古いリージョン の場合のみ AZが個別にマッピングされる可能性がある ◦ バ北、オレゴン、東京辺りは…しょうがないね ◦ とはいえ身近でのマッピング違い発覚、一度しかない 古いリージョンのみなさん(再掲) • アメリカ東部(バージニア北部) • アメリカ西部(北カリフォルニア) • アメリカ西部(オレゴン) • アジアパシフィック(シンガポール) • アジアパシフィック(シドニー) • アジアパシフィック(東京) • ヨーロッパ(アイルランド) • 南米(サンパウロ) • AWS GovCloud (米国西部) AZ IDs - AWS Regions and Availability Zones 13
  9. まとめ • Regions & AZs ユーザーガイド、いまあなたが本当に見るべきAZの資料 ◦ 正しく知って正しく怖がろう ◦ マッピングが統一されている大阪リージョン、使っていきませんか

    • ちなみにChatGPTやClaudeは最初から正確なドキュメントを見てくれます ◦ だからAI生成記事で出回るかなと思ったのに、誰も書いてくれなくて … • アカウントの作成日時いつだっけ?を調べたくなったら GetAccountInformation を叩いてみよう!(宣伝) ◦ 【2025新登場】AWSアカウントの作成日時を取得する 【Account.GetAccountInformation】 ◦ ここで書いてた「AWSアカウントの作成日時を調べたいこと」がこの件でした 14