Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ISUCONのススメ
Search
yamamoto-hiroya
August 31, 2019
Technology
0
890
ISUCONのススメ
builderscon tokyo 2019 LT 登壇資料
https://builderscon.io/tokyo/2019
yamamoto-hiroya
August 31, 2019
Tweet
Share
More Decks by yamamoto-hiroya
See All by yamamoto-hiroya
パフォーマンスを改善するには仕様変更が1番はやい
yamamotohiroya
15
6.5k
プルリクサイズが大きいと警告してくれる君を作りました!
yamamotohiroya
1
400
安全にプロセスを停止するためにシグナル制御を学ぼう!
yamamotohiroya
0
1.4k
カンファレンスはフィードバックが大事
yamamotohiroya
1
120
Other Decks in Technology
See All in Technology
東京Ruby会議12 Ruby と Rust と私 / Tokyo RubyKaigi 12 Ruby, Rust and me
eagletmt
3
870
ドメイン駆動設計の実践により事業の成長スピードと保守性を両立するショッピングクーポン
lycorptech_jp
PRO
12
1.7k
新しいスケーリング則と学習理論
taiji_suzuki
10
3.8k
30分でわかる「リスクから学ぶKubernetesコンテナセキュリティ」/30min-k8s-container-sec
mochizuki875
3
440
My small contributions - Fujiwara Tech Conference 2025
ijin
0
1.4k
Docker Desktop で Docker を始めよう
zembutsu
PRO
0
160
AWSサービスアップデート 2024/12 Part3
nrinetcom
PRO
0
140
Formal Development of Operating Systems in Rust
riru
1
420
Evolving Architecture
rainerhahnekamp
3
250
EMConf JP の楽しみ方 / How to enjoy EMConf JP
pauli
2
150
データ基盤におけるIaCの重要性とその運用
mtpooh
4
500
Godot Engineについて調べてみた
unsoluble_sugar
0
390
Featured
See All Featured
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
10
860
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
5
210
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
BBQ
matthewcrist
85
9.4k
Docker and Python
trallard
43
3.2k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.2k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
46
7.2k
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.3k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
A Philosophy of Restraint
colly
203
16k
Designing for Performance
lara
604
68k
Transcript
ISUCONのススメ Hamee株式会社 山本紘也 twitter @HiroyaYamamoto1
Hameeでは エンジニアを 募集しております! • Hameeはbuiderscon tokyo2019の同時通訳スポンサーをしております • 転職をお考えの方は是非気軽に話しかけてください(選考が有利になる チケットがあるとかないとか…)
目次 • ISUCONとは • 参戦履歴 • 学び • まとめ
ISUCONとは http://isucon.net/ WEBサービスのチューニングのうまさを点数化して全国で競い合うコンテスト 名前は「いい感じにスピードアップコンテスト」(Iikanjini Speed Up Contest)の 略。 毎年10月前後に開催していて今年で9回目 予選と本選があり、予選上位数チームが本選出場
きっかけ 2015/08に会社のインフラエンジニアの社内発表にて存在をする 当時エンジニア2年目だった私はどこまでやれるのか試してみたいと思い参 加表明 優勝賞金100万円に目がくらむ
参戦履歴1 • 2015/09 ISUCON5 ◦ バナナマンズ ◦ 予選落ち(T_T) • 2016/09
ISUCON6 ◦ バナナマンリターンズ ◦ 予選落ち。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 • 2017/10 ISUCON7 ◦ バナナマンさん ◦ 予選落ち༼;´༎ຶ ༎ຶ༽
参戦履歴2 • 2018/09 ISUCON8 ◦ バナナマンズ -4thの覚醒- ◦ 予選落ち。。。 ◦
ただし528チーム中64位と大健闘 • 2019/09 ISUCON9 ◦ BANANINE ◦ comming soon
ISUCON5 • SNSっぽいサービス • 画面数・テーブル数が多く、ボトルネックを探すところから • 2年目エンジニアはsshした先のサーバで色んな操作をするだけで一苦 労、時間がかかった • 結果:
65点→1864点 • 何の成果も得られませんでした! • お祭りに参加できたことに満足
ISUCON6 • Wikipediaのような百科事典サービス • ボトルネック調査(ツール)→N+1クエリの改修 • 前年よりできることが増えていることを実感 • 直しているはずなのにスコアが伸びず… •
結果: 0→14400 • 前年より色々動けたが相変わらずスコアに繋がらない
ISUCON7 • チャットサービス • ボトルネック調査ツールを使わずともコードを読みながらN+1のクエリ、 臭い処理を検討つけることができた • テーブルチェック→効きそうなところにインデックス付与で大幅点数アッ プ •
キャッシュ化対応が間に合わず • 結果: 4097→29758 • 確実にできることが増えているのを実感
ISUCON8 • 座席の予約システム • sinatraの素振りをやっていたおかげでローカル環境の構築がスムーズ に行え、ベンチのfail率が下がった • ノウハウを生かしてN+1クエリや不要なループなどを愚直に直した • 結果:
1500→15842 • あと入れたい修正が2,3あったので全部やりきったらもう少し上を目指せ たかも?
None
セオリー • N+1クエリ • インデックス • 画像ファイルのnginxによる静的ファイル化 • よく参照されるデータのキャッシュ化 •
データ構造の見直し
学び • インデックスは大体どこに貼れば効くかは検討がつくようになった • N+1クエリは悪 • キャッシュ化と言ってもRedisを使うとかオンメモリに持つとか色んな方法 があるのでその都度選択する必要がある • 通常の業務でも「速度」というものを意識するようになる
• 楽しい!\(^o^)/
まとめ 相変わらず予選突破できませんが、当日のお祭り感は一度経験してみること をおすすめします。 自分が社会のエンジニアとしてどのくらいの位置にいるのか客観的に分かる のでオススメです。 参加チームが増えてくれることに期待します! (1人でも参加できるけどチームの方が楽しいよ!)
まとめ 相変わらず予選突破できませんが、当日のお祭り感は一度経験してみること をおすすめします。 自分が社会のエンジニアとしてどのくらいの位置にいるのか客観的に分かる のでオススメです。 参加チームが増えてくれることに期待します! (1人でも参加できるけどチームの方が楽しいよ!) ISCUONやろうぜ!
参考 ISUCON5に参加したのでその雑記 ISUCON6に参加したのでその雑記 ISUCON7に参加したのでその雑記 ISUCON8に参加したのでその雑記 https://qiita.com/yamamoto_hiroya/items