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成果を出し続けるエンジニア組織を目指してやってること

 成果を出し続けるエンジニア組織を目指してやってること

・VP of Engineering とは成果を出し続けられるエンジニア組織を作っていくこと

・成果を出し続けるエンジニア組織を目指してやってること
 →問題に当たったら、先人の知恵をお借りして物事を進めてます。

yasuhiro1711

April 02, 2018
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Transcript

  1. 成果を出し続ける
    エンジニア組織を目指して
    やってること
    先人の知恵から大いに学んで
    1
    株式会社ウエディングパーク
    @yasuhiro1711 Yasuhiro Nishiwaki

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  2. ・自己紹介
    ・ウエディングパークについて
    ・VPoE(今後、VP of Engineering=VPoEと表記)の捉え方
    ・エンジニアリングマネージャーとしてやってるVPoE的なコト
      メンバーとの対話/チーム作り/その他
    ・まとめ
    今日話すこと
    2

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  3. Yasuhiro Nishiwaki @yasuhiro1711
    所属:株式会社ウエディングパーク@表参道
    メディア開発本部: 
      技術ボード
      SREチーム エンジニアリングマネージャー
    Wedding Park AI Lab:
      Labマネジャー
    書籍:
    →を監訳・監修
    自己紹介
    3

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  4. 株式会社ウエディングパーク
    4
    ・通称「ウエパ」
    ・インターネット X ブライダル で事業
    ・実はアメブロと同い年
    ・可愛いキャラクターが
     最近生まれたよ

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  5. http://www.weddingpark.net/
    http://foreign.weddingpark.net/
    ウエパのサービス紹介
    5

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  6. マネージャー = VPoE的役割
    技術ボード  = CTO的役割
    CTO、VPoE の役職はありません。
    ウエパのエンジニア系組織
    6

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  7. VP of Engineering の捉え方

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  8. VP of Engineering とは
    成果を出し続けられる
    エンジニア組織を作っていく
    こと
    8

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  9. じゃあ、
    それ目指して
    何をやるもんなの?
    今日はこの話をお伝えできればと。
    9

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  10. 成果を出し続けられる
    エンジニア組織
    10
    = ビジネス的動きが取れる
      (仕事が出来る)
      エンジニアチーム

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  11. 私のマネージャー業務  一例
    11
    ・全体、チームの目標やKPI設定
    ・目標達成のための各種施策実施
    ・それらの定期的な進捗確認
    ・他部署のマネージャや、
     担当執行役との定期的な情報共有やMTG
    ・目標やKPIの振り返りと改善
    ・エンジニア採用(私は少ない)
    ・全社横断的な課題について、解決策の提案
    etc…

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  12. 成果を出し続ける
    エンジニア組織を目指してやって
    ること
    →問題に当たったら、
     先人の知恵をお借りして
     物事を進めてます。
     (多分、自分一人の力で解決できたことは一度もないくらいに、先人の知恵万歳!)
    12

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  13. エンジニアリングマネジャーとして
    やってるVPoE的なコト

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  14. エンジニアリングマネジャーとして
    やってるVPoE的なコト
    メンバーとの対話ポイント

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  15. メンバーとの対話ポイント
    15
    1on1
      ・週に1人20分
      ・メンバーとの会話時間
      ・No雑談。 (雑談はアイスブレイクだけ)
      ・目標進捗を話すことは少ない
      ・週ごとに、テーマを決めての会話
      ・コーチング時間であることを意識

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  16. 参考:「技術スキルと人間スキルが
        成長のための両輪である」
    16
    エンジニアの成長、
    会社の成長。
    いかに成果をあげ、成長するか。
    「技術スキルと人間スキルが
        成長のための両輪である」
    と心得よう。
    「ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣」より引用

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  17. 参考:内発的動機を加速させる役割
    17
    ・内発的動機と外発的動機
     「モチベーション3.0」にて
    ・エンジニアはアメとムチの管理では
     内発的動機を壊してしまう
    ・メンバーの内発的動機を
     1on1を通じて加速させよう
    「ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣」より引用

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  18. メンバーとの対話ポイント
    18
    権限委譲
      ・言葉の解釈は奥深くて難しい。
        → 自分がやるべき仕事をするために、
          人にできる仕事(ゴール)を渡すこと。
      ・上司→部下だけでなく、チーム内外でやろう。
      ・自発的な組織を作る第一歩
      ・若手ほど権限委譲で「伸びる!」
      ・不満のあるメンバーは、自分の仕事の領域で
       権限がない(orゴールがない)状態であることが
    多い。

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  19. 参考:メンバーに「生き生き」
       仕事してもらう
    19
    ・自分がやるべき仕事をするために、
     人にできる仕事(ゴール)を渡すこと
    ・仕事を「人」に合わせること
    ・適材適所
    ・メンバーに生き生きと
     仕事をしてもらう事がつまり大事 
    「経営者の条件」より一部を引用

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  20. メンバーとの対話ポイント
    20
    成果へのありがとう
      ・メンバーの成果への感謝の気持ち。
      ・感謝は「ありがとう」の言葉より、同調。
    ・褒めることは重要じゃない。
    ・マネージャーは誰にでも真摯になれないと、
       同調できない。(大事)

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  21. 参考:(マネジャーには)根本的な素質が
       必要である。真摯さである。
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    ・ドラッカーは、
     マネジャーに必要不可欠な資質は
     「真摯さ」だと言っている。
    ・何が正しいかだけを考え、
     誰が正しいかを考えない。
    ・VPoEの視点でも同様。
     野球チームとも同じ。
    ドラッカーの言う「真摯さ」とは何かを考えてみた を参照
    http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1609/07/news020.html

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  22. メンバーとの対話ポイント
    22
    個人ビジョンに沿う目標の設定
      ・目標設定は、3ヶ月(Q)毎に実施
      ・将来の個人ビジョンとの連動目標を1つは入れる
      ・1つも入れれないなら、入れれるように、
       マネージャーが道を作る。
      ・決定した個人目標はメンバー同士で共有

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  23. 参考:それは「強みに集中する」
       目標設定か?
    23
    ・弱みの改善より、強みを伸ばす
    ・より仕事を楽しみ、
     集中できるようになる。
    「不得手なことの改善にあまり時間を使ってはな
    らない。自らの強みに集中すべきである。まった
    くの無能を平均以下の水準にするには、 一流を
    超一流にするよりも、はるかにエネルギーと努
    力を必要とする。」
    「ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣」より引用

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  24. メンバーとの対話ポイント
    24
    コトに向かう
      ・私が最近、大事さを再認識してるワード
      ・「自分に向かわず、他人に向かわず、コトに向かう」
        (DeNA南場智子さん)
      ・組織をつくること = コトに向かうこと
      ・人と自分に向いすぎずに、
       仕事に向かう。コトに向かう。
       コトを成すことに精一杯取り組む。
    DeNA南場智子さんの講演「ことに向かう力」がいい話だった【全文】 - NAVER まとめ
    https://matome.naver.jp/odai/2137283171836034701
    より、一部引用

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  25. エンジニアリングマネジャーとして
    やってるVPoE的なコト
    チームづくり

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  26. チームづくり、どうしてますか?
    26
    ・どうやって団結させよう?
    ・エンジニア組織の活性化施策を何やろう?
    ぜひこれらより先に、
    「カンバン方式」の導入をオススメ。
    なぜって?
    次のスライドからそのお話です。

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  27. 書籍「カンバン仕事術」
    27
    2016年発売

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  28. 「カンバン方式」が効果を発揮する状況
    28
    納期によく遅れる
    見積もりが不正確なことが多い
    チームは仕事に追われている
    優先度がよく分からない
    色々なところからチームに仕事がくる
    誰が何をやっているのかよくわからない

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  29. うちの「カンバン方式」導入時のルール
    29
    ・会社で時間を使う事を全てをチケット化しよう。
    ・定例ではやってることを語り合おう。
     周りに刺激を与え合おう。
    ・予定工数と工数の記録を適当でいいのでつけよう。

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  30. 「カンバン方式」を導入した結果
    30
    ・仕事が見える化された。
    ・タスクの流れが明確になった。
    ・メンバーの自主性が大きく伸びた。
    ・変化していくことを楽しめるようになった。
    ・チームメンバー間の信頼度アップ。
    詳細はブログにも載せてます。
    https://engineers.weddingpark.co.jp/?p=1091

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  31. 「カンバン方式」の導入により
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    導入前よりも、
      ・チーム力アップ
      ・仕事力アップ
           が図られているでしょう!
    せっかくならこの状態になってから活性化施策や、エン
    ジニア施策を考えるのをオススメです。
    ウエパでは、、、

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  32. エンジニアリングマネジャーとして
    やってるVPoE的なコト
    その他

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  33. その他
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    経営層の考えをメンバーに伝達
     ・経営層の端的な言葉を、まず自分が噛み砕く。
     ・それを自分の言葉にしてメンバーに伝える。
     ・エンジニア視点に置き換えることが重要。
     自分が誰よりも強い意思を持って動き、魅せる!
    メンバーからの信頼を得る
     ・「好かれなくても、信頼される」になる。

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  34. その他
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    エンジニア組織外の人に
    エンジニアを理解してもらうことの
    難しさ
     ・気合いを重視する割と営業寄りな文化はある。
     ・それを押し付けられると萎える。
     → マネージャーが社内に理解を
    広める役割もってる。
     → 話す、話す、話す。

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  35. まとめ

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  36. VPoEを進める人に伝えたいこと(まとめ)
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    1, 先人の知恵は凄い!借りれるだけ借りよう
    → 本を沢山読もう。
    2, 先輩方の経験を聞けば、そのまま力になる
     
    → 話を聞きに、会いに行こう。
      自分から率先して、経験を話そう。

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  37. VPoEを進める人に伝えたいこと(まとめ)
    37
    というか、
    ドラッカーすげーから読んでみてください。

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  38. 38
    エンジニア絶賛募集中!

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