Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
リモートワークを支えるヘルプデスクの現在と今後の挑戦 / Current and future...
Search
yayoi_dd
July 13, 2023
Technology
0
210
リモートワークを支えるヘルプデスクの現在と今後の挑戦 / Current and future challenges of help desks that support remote work
弥生株式会社 もくテク
快適なフルリモート弥生生活を支えるインフラ・ヘルプデスクの挑戦(2023/07/13)
https://mokuteku.connpass.com/event/286881/
yayoi_dd
July 13, 2023
Tweet
Share
More Decks by yayoi_dd
See All by yayoi_dd
弥生のQAエンジニア 品質保証活動と今後の課題 / Yayoi QA engineers, Quality assurance activities and future challenges
yayoi_dd
0
8
【弥生】20250130_AWSマルチアカウント運用セミナー登壇資料
yayoi_dd
1
250
Amazon OpenSearchのコスト最適化とZeroETLへの期待 / Amazon OpenSearch Cost Optimization and ZeroETL Expectations
yayoi_dd
1
44
フロントエンドとバックエンド非同期連携パターンのセッションを見てきた話 / Talk about seeing a session on front-end and back-end asynchronous coordination patterns
yayoi_dd
0
42
reInventで学んだWebシステム運用のBadDayへの備え方 / How to Prepare for BadDay in Web System Operations Learned at reInvent
yayoi_dd
0
30
AWS reInventで感じた世界に見る生成AIの競争 / Competition in Generative AI as Seen Around the World at AWS reInvent
yayoi_dd
0
40
データの意味を適切に伝えましょう データ可視化のお手本/Conveying the Meaning of Data Appropriately: Exemplary Data Visualization
yayoi_dd
0
53
「失敗」から学ぶこと ~ソフトウェア開発と失敗の歴史~/Learning from 'Failures': The History of Software Development and Failures
yayoi_dd
0
53
ソフトウェアアーキテクチャーの基礎 エンジニアリングに基づく体系的アプローチ/Fundamentals of Software Architecture: A Systematic Approach Based on Engineering
yayoi_dd
0
55
Other Decks in Technology
See All in Technology
【Developers Summit 2025】プロダクトエンジニアから学ぶ、 ユーザーにより高い価値を届ける技術
niwatakeru
2
1.6k
ホワイトボードチャレンジ 説明&実行資料
ichimichi
0
130
RSNA2024振り返り
nanachi
0
620
OSS構成管理ツールCMDBuildを使ったAWSリソース管理の自動化
satorufunai
0
350
全文検索+セマンティックランカー+LLMの自然文検索サ−ビスで得られた知見
segavvy
2
130
脳波を用いた嗜好マッチングシステム
hokkey621
0
170
Perlの生きのこり - エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス2025
kfly8
1
220
Oracle Cloud Infrastructure:2025年2月度サービス・アップデート
oracle4engineer
PRO
1
330
N=1から解き明かすAWS ソリューションアーキテクトの魅力
kiiwami
0
140
PHPで印刷所に入稿できる名札データを作る / Generating Print-Ready Name Tag Data with PHP
tomzoh
0
140
ソフトウェアエンジニアと仕事するときに知っておいたほうが良いこと / Key points for working with software engineers
pinkumohikan
1
130
エンジニアのためのドキュメント力基礎講座〜構造化思考から始めよう〜(2025/02/15jbug広島#15発表資料)
yasuoyasuo
18
7.1k
Featured
See All Featured
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
53
5.3k
BBQ
matthewcrist
87
9.5k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
55
9.2k
Facilitating Awesome Meetings
lara
52
6.2k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
30
2.2k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
328
24k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
26
5.1k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
10
1.3k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
22
1.4k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.3k
Building Applications with DynamoDB
mza
93
6.2k
Transcript
リモートワークを支えるヘルプデスクの現 在と今後の挑戦 自己紹介 弥生歴9年目 元々弥生会計デスクトップのエンジニア 現在はヘルプデスク 技術だけでなく人とも接することが多い環境が好き 現状 SplashtopよりもVPNが主流になりつつある 入退場が複雑になっている
使用するツールが増えた PCの要求水準が高くなった フルリモートでほとんど出社しない人も増えた 現状 SplashtopよりもVPNが主流になりつつある 入退場が複雑になっている 使用するツールが増えた PCの要求水準が高くなった フルリモートでほとんど出社しない人も増えた 入退場が複雑になっている 入場時に下記の2つの要素を考慮する必要がある 1. 初日出勤の場所 2. 勤務形態(フルリモートかどうか) 1.初日出勤の場所
※開発本部正社員の場合 出社場所 PC受け渡し 東京オフィス 人事総務部経由による手渡し リモート出社 郵送 他拠点 担当チームPMによる手渡し これだけではなく・・・
雇用形態の違い 部署の違い ノートPCかデスクトップPCか 網羅した形だと 2.勤務形態 フルリモート or 非フルリモートの2種類 フルリモートの定義 「部門で定められたオフィス」から100km以遠 基本オフィスに出社しない オフィスに出社する場合は出張扱いになる PCが壊れた際は郵送
非フルリモート リモートメインで必要な時のみ近くの拠点に出社 PCが壊れた際は近くの拠点へ持っていく 各拠点の状況 東京 東京ヘルプデスク在籍 大阪 大阪ヘルプデスク在籍 札幌 札幌ヘルプデスク在籍
席なし 事前にビルへの入場申請必要 他拠点(名古屋、仙台、福岡・・・) ヘルプデスク不在 フルリモートも加えると 東京 東京ヘルプデスク在籍 大阪 大阪ヘルプデスク在籍 札幌 札幌ヘルプデスク在籍 席なし 事前にビルへの入場申請必要 他拠点(名古屋、仙台、福岡・・・) ヘルプデスク不在 フルリモート PCトラブル時は郵送か遠隔で対応 パターンが多い
使用するツールが増えた 使用するツールが増えた Slack 小規模で使われていたが、1200ユーザーまで爆増 backlog DocBase Splashtop Zoom etc... 問題児
Slack 小規模で使われていたが、1200ユーザーまで爆増 backlog DocBase Splashtop Zoom etc... Slack 管理側で手動操作になることが非常に多い 一括操作は管理側はWebアプリ作成が必要 APIが非常に使いにくい 管理画面のUIや機能を知らぬ間に変更 事前告知ほぼ無し Slackのサポートすら知らないことも多い 最上位権限の「契約者」でないと、アカウントの削除が不可能 無効化で凌いでいる どうしても削除必要な場合:情シス部長が実施 毎年1億円かかっている Zoom
GPUへの負荷が特に高い Intel第11世代以降(Xe) or Ryzenでないと無理・・・ 現状の標準スペックノートはRyzenに Zoom 自宅回線の問題が出やすい VPN使用時は帯域を狭めるのでより細く・・・ 弱めのインターネット問題 マンション付属のWi-Fi
CATVインターネット ADSL 混雑したVDSL 古いモバイルルータ etc... PCの要求水準が高くなった 共通の要件 GPU 常時Zoomに耐えることができる Iris Xe 内蔵Radeon 重量 出社時を考慮すると軽いほうが・・・ 1kg切るのが望ましい ハイスペックノート CPU 第11世代以上i7 Ryzen 7 6XXX以上 まだ採用実績なし メモリ 32GB以上
ストレージ SSD 2TB以上 標準スペックノート CPU 第11世代以上i5 Ryzen 5 6XXX以上 メモリ
16GB以上 ストレージ SSD 512GB以上 今後どうするか 「入退場が複雑になっている」 入退場の複雑さはシンプルにするのは難しい 代わりとして・・・ 1. 想定できるパターンやシナリオを洗い出し、明確化する オペミスや物品返却忘れも無くなる 明確化することで迷うコストも負荷も減る 2. 入場時作業での負荷を減らす アカウント作成の負荷軽減 手順の部分的なコマンド化/スクリプト化 一部の手順にPowerShell導入など ソリューション導入 PCキッティングの負荷軽減 Intune/Autopilot 「使用するツールが増えた」
対抗策として・・・ 統括できるソリューション導入 ツールの見直し/統合 「PCの要求水準が高くなった」 根本的な解決法はなし 今後 1. PC選定の機会を重視する PC選定できる人を増やす 選定法の定型化
トレーニング 新しい概念が入ってきたらすぐ対応する必要あり 2. 良さそうな機種がないか情報収集 アンテナ張っておく 各ベンダーの営業さんから情報を得る 3. 時間による解決 ご静聴ありがとうございました