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プロジェクト改善、まずは“ネタ出しの文化”から / Improving Projects St...
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yayoi_dd
May 29, 2025
Technology
0
99
プロジェクト改善、まずは“ネタ出しの文化”から / Improving Projects Starts with a Culture of Idea Generation
弥生株式会社 もくテク
「こうなったら嬉しい!」を実現する業務改善アイディアLT(2025/05/29)
https://mokuteku.connpass.com/event/354006/
yayoi_dd
May 29, 2025
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Transcript
プロジェクト改善、 まずは“ネタ出しの文化”から 弥生株式会社 志田 拓也
アジェンダ 自己紹介 はじめに 改善MTGとは? 個人のふりかえり共有
改善ネタの共有 ナレッジの展開 AIに関する話題 おわりに
自己紹介 志田 拓也(しだ たくや) ▪2021年12月 弥生にJoin ▪弥生会計オンライン・青色申告オンライン 開発チーム プロジェクトマネージャー ▪2023年10月に、QAエンジニアからPM職に
キャリアチェンジ ▪最近はAI(Copilot)の試用にハマってます (社内環境に慣れると、自宅環境が辛い…)
はじめに 普段のプロジェクト業務で、以下のような悩みはありませんか? タスクが細かすぎて全 体像が見えない… チャットが多すぎて重 要な情報が埋もれる… 開発環境の構築に時間 がかかる… 相談しづらい雰囲気が
ある…
それ、「改善MTG」で話してみませんか?
改善MTGとは? チームで週次で実施しているMTG 個人のふりかえりの共有、改善ネタの共有、ナレッジの展開などを中心に話し合う 最近は新たに、AIに関する話題も取り入れている 話題にあまり制限は設けず、1人1人が自由に話せる時間
普段何気なく思ったことをアウトプットできる時間としている 『プロジェクト内の改善活動』を活発にしたいために開始 発足から、かれこれ2年ほど継続中 『ネタ出し』の機会を創出
個人のふりかえり共有 各メンバーがその週の気づきを共有 壁打ちで終わることもあるが、改善の種になることも 小さな違和感や発見を大切にしている 話題の例
ChatGPTのおかげで細々した時短ができた! 前回のMTGで上手くファシリできなかったことを反省… バージョンアップ作業の手順などが整備されていない! ⇒ここから「バージョンアップ作業のルールをチーム内で整備しよう」 という改善活動に発展!! 些細な一言が、プロジェクトの改善に繋がることも!
改善ネタの共有 業務やプロセスで気になる点を自由に発信 需要・効果がありそうなものは計画して対応 チームで「やってみよう」の文化を育てている 話題の例
「プロジェクト作業の全貌が把握しにくい…」 「Backlogにチケットが点在してしまっている…」 「とりまとめ用のチケットを作ればいいのでは?」 ~~~改善施策を実施~~~ 「全体が見通しやすくなった!」 「プロジェクト毎に必要となる作業も漏れにくくなった!」 「言ってみて良かった!」 小さな改善が、大きな効果を生むことも!
ナレッジの展開 これは便利そう、と思った事などを自主的に展開 メンバー間で協力しあう文化の醸造 話題の例 Backlogの普段の使い方を画面共有
各人の「小技」があることが分かり、それを全員の共通認識とできた Excelのショートカットとかの、アレです 中には作業効率が劇的に改善するものも…! 紹介したメンバー以外からも「こういうやり方もありますよ」と 更なる業務効率化につながる声も上がった ちょっとした工夫が、みんなの「便利」になることも!
AIに関する話題 AIに対するリテラシー向上のために実施 AIは切っても切れない存在になりつつある 日常的にAIの事を考える時間を作ることができる 話題の例
最近見つけたAI活用商品の共有 生成AIの業務活用を検討している話の共有 競合他社のAIに関する取り組みについて共有・議論 メンバー間で定期的に話すことで AIをより身近に感じられる
まとめ 小さな気づきが改善の種になる 必ずしも、大きな改善である必要は無い 小さな改善の積み重ねが、ふりかえると大きな改善になっている 継続的な場づくりが改善の文化を育てる
継続的に話すことで、改善活動をチームの「あたりまえ」にすることができる 「アウトプットの場がある」という安心感も得られる 改善は特別なことではなく、日常の中にある 自分のあたりまえは、他者のあたりまえではない ふとした事の共有が、大きな効果を生むこともある まずは、「ネタ出し」の文化から始めてみませんか?
ご清聴ありがとうございました