### PDF概要
**タイトル**: バイブコーディングでちゃんとした開発ができるか試してみた
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#### 1. 目的
* **AIだけを使って 1 行もコードを読まずにサービス開発を完走できるか**を検証する試み。
* 将来的には “イケてる PM が AI と二人三脚で安定的に本格サービスをリリースできる” 世界を想定。
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#### 2. 実験対象
* リアルタイムストラテジー系のゲーム(バトルコマンダー風)をサンプルプロダクトに設定。
* 部隊移動・拠点・アイテム・兵器開発など多機能が必要で、**“バイブスだけで作るのは無理”** な規模をあえて選定。
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#### 3. ワークフローとツール
| フェーズ     | AI にさせること                         | 補足                                      |
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| PRD 作成   | ざっくり要望 → **MVP 前提で PRD**生成        | o3 / Claude Opus4 / Gemini 2.5 Pro など推奨 |
| タスク分解    | PRD から **Epic & タスク**を自動生成        | Epic は「システム単位」がコツ                       |
| 実装サイクル   | Epic / タスク単位で **ClaudeCode に丸投げ** | 進行中も PRD・タスクを常に更新                       |
| 品質保証     | 各タスクで **ユニット & 統合テスト**生成・実行       | デグレは ClaudeCode が検知し自動修正                |
| ドキュメント統制 | **CLAUDE.md** に開発フロー・コマンド・ルールを明文化 | /init でアーキテクチャ概要を随時再生成                  |
| Git 運用   | PRD/タスク更新・実装変更ごとに **自動 commit**   | 専用コマンドで粒度を保つ                            |
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#### 4. MUST ルール(抜粋)
1. **要望追加 → PRD 更新 → Epic/タスク更新 → 実装**の順を厳守。
2. フェーズ区切りで必ず **テスト実行 & commit**。
3. 五月雨仕様は後追いでドキュメントを整備し、**“仕様の出元”** を残す。
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#### 5. 成果
* **8 時間で 88 commit** のスピード感で、
  * 部隊クリック → 移動指示 UI
  * 移動先選択
  * 敵発見 → 攻撃 → ダメージ判定
    といったコア機能を実装完了。
* 適切にタスクを刻めば、**微エンジニアの PM でもフル AI 開発が可能**と確認。
* テストを徹底すればデグレも自動検知・自動修正できる。
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#### 6. 考察・推奨事項
* “バイブス” でなく **現場レベルのプロダクトマネジメント**を AI に代行させるのが鍵。
* **PRD とタスク粒度**が粗いと品質低下・やり直しが増える。
* **テストコード生成をルール化**すると、AI が自己修復しやすい。
* **ドキュメント(CLAUDE.md)を中心に据えた開発統制**が、長期のプロジェクト維持に有効。
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##### ひとことで
> **「AI を労働力として使い倒すには、  
> 仕様とタスクを刻んで “AI に説明できる言語” に翻訳し続ける PM 力が不可欠!」**