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LLMと共に進化するプロセスを目指して
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y_matsuwitter
June 11, 2026
Technology
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LLMと共に進化するプロセスを目指して
AI要件定義サミット2026にて登壇
y_matsuwitter
June 11, 2026
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Transcript
© LayerX Inc. LLMと共に進化するプロセスを⽬指して 〜FDEとPlatformによるプロジェクト推進の現在と未来〜 2026/06/11, @y_matsuwitter
⽬次 Agenda • ⾃⼰紹介 • アウトカム変換の壁 • Platform • FDE
• 回り続ける変換
我々について
4 © LayerX Inc. すべての経済活動を、デジタル化する。 会社概要 会社名 株式会社LayerX(レイヤーエックス) 代表取締役 代表取締役CEO 福島
良典 代表取締役CTO 松本 勇気 創業 2018年 8⽉1⽇ 資本⾦ 282.6億円(準備⾦含む) 拠点 東京本社 〒104-0045 東京都中央区築地1-13-1 銀座松⽵スクエア 5階 関⻄⽀社 〒530-0002 ⼤阪府⼤阪市北区曽根崎新地1-13-22 御堂筋フロントタワー 内 中部⽀社 〒466-0064 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-2-32 STATION Ai 内 九州⽀社 〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲3-7-24 WeWorkゲイツ福岡 11F 内 従業員数 646名 (2026年3月末時点)
5 © LayerX Inc. 「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに、複合的な事業を通して⽇本の社会 課題を解決し、AIの⼒で⼈々の創造⼒がより発揮される未来をつくります。 事業紹介 バクラク事業 バックオフィス向け AIエージェントサービスを提供
Fintech事業 資産運⽤サービス 「ALTERNA(オルタナ)」を提供 Ai Workforce事業 エンタープライズ向け AIプラットフォームを提供 Security事業 AIエージェントによる ⾃律的なペネトレーションテストを提供
© LayerX Inc. 6 我々について ⾃⼰紹介 株式会社LayerX 代表取締役CTO 株式会社三井物産デジタル‧アセットマネジメント取締役 ⽇本CTO協会
顧問(創設時理事) Fintech/AI‧LLM事業を主に管掌。 過去、AI系スタートアップにてCTOおよび新規事業を担当、プ ライム市場まで上場。 その後、数千⼈規模の事業会社のDXなどをCTOとして担当 のち2021年3⽉よりLayerXへ。 松本 勇気 Matsumoto Yuki
本⽇の話題 変わるボトルネックと開発プロセスの進化
© LayerX Inc. 8 LLMの進化とともに“ソフトウェア開発”のスコープを広げよう Executive Summary ボトルネックが実装では無くなる中で、より良いソフトウェアを作る営みの終点はリリースから、よりア ウトカム寄りに変化していく。
変換の壁 なぜ今プロセスが変わるのか
© LayerX Inc. 10 従来の開発は、⼈⼿の多段翻訳 変換の壁 要件定義 = 暗黙知を動くソフトウェアに変換する営み。⼈⼿の場合複数のステップの中で情報の劣化は避 けられなかった。
© LayerX Inc. 11 ⾏動と意思‧意図の2つの暗黙知 変換の壁 既存の仕様‧設計やログに出て来やすい⾏動に関するProcess Miningに向いた暗黙知と、その裏にある意 思や思想に関する暗黙知のうち、前者はAIで掘り起こしやすくなった。 事業の根幹にある意思‧意図に関する
暗黙知へいかに光を当てるかが 今後のソフトウェア要件の重点。 意思‧意図があれば、Agentはより正 しい仕事をこなせる。
© LayerX Inc. 12 開発プロセスにおけるボトルネックの移動 変換の壁 実装が安く‧速くなった結果、制約は中央の実装から前後の暗黙知の明確化とアウトカムの創出へ。
© LayerX Inc. 13 LLMの進化とともに成⻑するためのAgent Harness 変換の壁 LLMの「⻑時間‧⾼品質な⾃律実⾏」能⼒が進化し続ける。その能⼒を活かすための、暗黙知を精度⾼く ソフトウェアに変換する装置がAgent Harnessであると⾔える。
Agent Harnessの重要性が叫ばれるが、それと同等に的確に 暗黙知を抽出する仕様策定能⼒がより重要になった。
Platform 変換を確実にする
© LayerX Inc. 15 Agent時代のPlatformとは Platform 再利⽤可能な器を通じて、効率的にAgentを構築‧改善するための基盤がPlatform。暗黙知を効率的に動 くAgentにするための道具箱である。
© LayerX Inc. 16 Agentになるべく考えさせない Platform LLMに⾃由に考えさせるのではなく、なるべく考えずに仕事をさせる。再現性や監査性など現実的に求め られる性能を担保していくことが必要。
© LayerX Inc. 17 要件〜リリースの改善ループを閉じる Platform 特定領域において⾼速にAgentを実装‧運⽤‧検証‧修正のループを回せる状態を作り上げる。Coding Agentなども組み合わせて新しい⽔準のAgent構築を実現している。 ‧FDEが暗黙知を抽出し、要件‧制約‧判断などをPlatformへ投 ⼊。
‧Platformを通じてCoding Agentが構築⽀援、品質保証系と連 携してAgentを構築、検証。 ‧顧客への本番実装‧データ蓄積‧運⽤を通じて改善 ‧次回より速く、より精度⾼く実装できるようPlatformに対し てPull Request、テンプレート化‧資産化
FDE 暗黙知を掘る⼈
© LayerX Inc. 19 残った両端は、⼈の仕事 FDE ソフトウェア開発においてボトルネックが両端へ移動。残った両端とは暗黙知の明確化と価値の実現。 仕様策定 (アウトカムの抽出 と⾔語化)
価値の実現 (導⼊‧活⽤から アウトカム創出) 実装 検証 リリース 両端のボトルネックはもうしばらく⼈の仕事 であり続ける。
© LayerX Inc. 20 FDEとはなにか FDE FDE = Forward Deployed
Engineer。"前⽅展開"は軍事⽤語。お客様の課題に最前線で向き合い、技術で 解決する⽴場。 要件を"聞く"のでなく、観察‧実験‧その場で構築して学ぶ。従来のコンサル/受託 が埋められなかった「契約↔本番コード」の距離を、現場で埋める役回り。
© LayerX Inc. 21 FDE = AI Builder FDE FDEは、アウトカムを明確化し実現するために要る。外から、すでにある暗黙知を短時間で⾔語化する⽴
ち位置(⻑期の内⾯化ではない)
© LayerX Inc. 22 アウトカムの明確化と確実な実現 FDE 事業を理解し、暗黙知を掘り、経営戦略まで議論して、観測可能なアウトカムへ翻訳する。そして Platformを活⽤し、実装‧検証‧修正の⾼速なサイクルを実現する。
© LayerX Inc. 23 FDE FDEとの取り組みは顧客負荷‧社内負荷双⽅⾼い。だからこそ、⼤きなアウトカムが出ることを前提に深 く、共に取り組むことが必須。作ることではなく、アウトカム創出に責任を持つ。 ⼤きな成果にコミットする 取り組みの重さ •
FDEという⾼度専⾨⼈材の確 保 • Platform構築チームの確保 • 単発のAgent構築などではな く業務全体の変⾰ • ⾼頻度なコミュニケーショ ンと検証サイクル 結果として、相当の負荷を強いる 取り組みとなる。 事業においてインパクト⼤きい‧難易度 の⾼い取り組みになるべくフォーカス し、⼤きなアウトカムを⽣み出すことが 必須となる。
回り続ける変換
© LayerX Inc. 25 FDE × Platformで回す⾼速な暗黙知の変換 回り続ける変換 Platformが要件の実装物創出を⾼速化、その前後をFDEが密に取り組むことで、お客様のアウトカム創出 の両輪となる。
仕様策定‧要件定義 価値の実現 実装 検証 リリース FDEの伴⾛による事 業インパクトの特定 Platformによる ⾼速‧正確なアウトプット FDEによるアウトカ ム実現の伴⾛ FDEとProduct Teamによる継続的な Platformへの知⾒資産化
© LayerX Inc. 26 回り続ける変換 再利⽤可能なPlatformとそれにPull Requestを送れる環境がそこにあるか。⼩さなAgentの実現ではな く、顧客の⼤きなアウトカムを⻑期間にわたって伴⾛出来ているか。 我々にとっての「FDEとは何ではない」か Platformを持たない‧改善出来ない
事業インパクトの最⼤化にコミットしない ⾔われたものを作るだけ
© LayerX Inc. 27 回り続ける変換 ⽇々のFDEノウハウとLLM進化を受け⽌め効率化し続けるPlatform⾃体の改善で、要件からアウトカムま での距離を極限まで縮める。これが最も効果的な要件定義‧暗黙知の抽出機構となる。 要件とアウトカムの距離を縮め続ける LLMの進化 Platformの進化
FDEチームの洗練化 新しいユースケースの実現 実装精度‧機能精度向上 機能の拡充‧改善 素早い価値実現
最後に
© LayerX Inc. 29 最後に Agentの⼒を、事業の最も重要なアジェンダに投⼊しアウトカムに変換する。その営みをLLMとともに進 化しつける事業構造に落とし込む、これがFDE+Platformの取り組みである。 開発プロセスの視野を広げ、インパクトに貢献する