U30 Battle Conferenceでの基調講演スライド。
U30な僕らの⽣生存戦略略@U30 Battle Conference@y_̲matsuwitter2017.03.11
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2©Gunosy Inc.今⽇日話したいこと
3©Gunosy Inc.⾃自分の⽬目的に合致した努⼒力力と成果、評価を※特定の技術に関する話はしません。
4©Gunosy Inc.⾃自⼰己紹介
5©Gunosy Inc.⾃自⼰己紹介n Gunosy Inc.– 新規事業開発室 執⾏行行役員n 業務– 開発全般のマネジメント– 技術に関する横断的な課題対処– 現在は新規事業⽴立立ち上げがメイン– VR・MR的な社内検証n 経歴– 現在27歳– 在学時に⼆二社のベンチャーの⽴立立ち上げ・開発に携わり1つ事業売却– 2013年年3⽉月 東京⼤大学⼯工学部卒業– 2013年年1⽉月よりGunosyに⼊入社– 2014年年6⽉月執⾏行行役員就任、現在に⾄至る松本 勇気 @y_̲matsuwitter
6©Gunosy Inc.これまで何をやってきたのか?
7©Gunosy Inc.学⽣生時代: エンジニアリング未経験のCTO様々なプロダクトを作りながら全レイヤの技術を触って作れるように。n 最初のエンジニア経験はいきなり学⽣生起業でCTOから。– とにかくユーザーに使われるものを作ってみたかった。– 作ったものはAR×SNS的なサービス– Python/GAE的な構成n 数社のベンチャーを経た– 時間割のアプリ開発でRubyやiOSn Gunosy以前の状態– 正直AWSもiOSもあまり分かってない振り返るのも⾟辛いレベルの技術⼒力力でプロダクトを作っていた。なんかSNS作るぞ!!俺達が次のザッカーバーグ!!!!数百万円資⾦金金調達!当時ありがちな光景
8©Gunosy Inc.Gunosyでのこれまで必要なことは全てこなし、いつの間にか⼤大体の領領域で牽引できる程度度に。n 最初は簡単なデータ基盤から、最終的に機械学習以外の部分を担当– 必要な技術を都度度必死にキャッチアップn 執⾏行行役員就任前後から社内の技術的な牽引へ– Go, Docker, Rx, Serverless …etcn 0 -‐‑‒> 1800万DLの成⻑⾧長を⽀支えるチーム作り– 波乱万丈でしたが…– 現状では約50名の開発チームへn 現在は新規事業⽴立立ち上げ担当へ。プロダクト改善で機械学習以外の全てを⽀支える業務。
9©Gunosy Inc.⾃自分の考える、⽣生き残るために⼤大事なこと
10©Gunosy Inc.⽬目的地に対して最短のスタートラインから始める
11©Gunosy Inc.エンジニアリングは常に⾞車車輪輪を⽣生み続ける基礎というのは時代で変わる、最短距離離をまずは⾛走るn エンジニアリングの各レイヤの難易易度度は、それを解決するOSSやマネージド・サービスが登場し下がっていく– RoR, EC2, BigQuery…etcn ⾃自分の⽬目標に対して最も最短のラインから堂々とスタートしよう– よくある「コレも知らないの?」とか気にしない、まずは⽬目的に向かう。n 達成に近づいてから、必要に応じて逆向きに深掘りする5年年前のスタートラインは今のスタートラインにならない。昔今Webサービス作るならLinux環境作成から!!AWS LightsailやGAEでさくっと作ろう
12©Gunosy Inc.どこを⽬目的地にするのか考える
13©Gunosy Inc.どこを⽬目指すのか意識識する(⻑⾧長期の課題設定)何を⽬目的とし、そのために何を評価軸とするのか考えるn ⽬目標は⾊色々ある…– お⾦金金を稼ぎたい– エンジニアとして認められたい– すごいOSSを作りたいn 最終的にはどこで誰に評価されるか– あなたは本当にエンジニアに評価されたいのか?– ユーザーに評価されたいのか?– 経営陣に評価されたいのか?何が⾃自分の⽬目指す先にあるのか⻑⾧長期なり短期なりで明確化。あの⼈人みたいなエンジニアになりたいN歳までに⼀一発当てたいOSSで評価されたい海外でも活躍したい
14©Gunosy Inc.課題は設定できた時点で7割解決している現状認識識 => 課題 => 仮説 => 施策 => 検証
15©Gunosy Inc.正しく課題を設定しよう!
16©Gunosy Inc.例例えば「技術X のスペシャリストになりたい」
17©Gunosy Inc.時間軸で考える分析 課題設定の例例n 技術Xは何年年先まで使われうるのか。n この先の発展性・応⽤用性はどういったものがあるのか。n 技術Xのスペシャリストになるにあたってどれほど時間が必要か。n 技術Xから派⽣生していく技術Yにも⽬目を向けて習得を⾃自⾝身のマイルストーンに組み込んでおく。n 1年年内でコミュニティ内での発表、⾃自⼒力力でのプロダクト導⼊入実績を作る…など。3年年、5年年先にどういった環境がやってくるか、そのための備えを考える。技術Xが今後の時間経過でどうなっていくのか。
18©Gunosy Inc.場所軸で考える分析 課題設定の例例n 技術Xのスペシャリストが評価される場所はどこか。組織や事業軸として考えてみる。n 技術Xに関して成⻑⾧長できる場所はどこか。同様の⼈人間が多くあつまるコミュニティなど。n 技術Xを業種Aで⽤用いることでコストメリットを作れる。n その業種のある会社で開発者のポストがまだ空いてるので必要なスキルを習得して転職を検討。n 国内・国外のユーザーグループに定期的に顔を出す。⾃自分の⽬目標が出来る限り評価される場所に居続ける。技術Xのスペシャリストはどういった場所で戦うべきか。
19©Gunosy Inc.評価軸で考える分析 課題設定の例例n 誰に評価されたいのか。n その評価者は何を評価軸とするのか。n ⾃自分はどの程度度の評価を得たいのか。n 最終的には経営者に認められ、経営に携わるエンジニアポジションを獲得。n そのためには事業成果として評価される実績を上げる必要がある。n 事業成果の結果として⼗十分な⾦金金銭的なリターンが欲しい。欲しい評価は偽らずに認識識し、評価軸にそって⾏行行動する。⾃自分はスペシャリストになった末誰にどう評価されたいのか、どうありたいか。
20©Gunosy Inc.マイルストーンを設定しよう最終的な⽬目的に対して中継地点を設定して⼀一段⼀一段登っていく。マイルストーンが出来上がれば、あとは施策と検証を繰り返すのみ!1年年内の課題5年年内の課題10年年内の課題⻑⾧長期的⽬目標導⼊入実績を作る => コミュニティ発表と事業成果につなげる周辺技術までマスタし、責任者クラスを⽬目指す。技術側⾯面担当として経営レイヤに⼊入る。マイルストーンの例例技術者として内外で評価される!
21©Gunosy Inc.ちなみに…
22©Gunosy Inc.評価者は多くの場合経営者事業を理理解できるエンジニアであることがどう戦うにしても⼤大前提となる
23©Gunosy Inc.⾃自分の場合
24©Gunosy Inc.⾃自分の場合どうだったか時間軸l 今伸びている市場と、これから伸びうる市場のそれぞれに関わる技術の両⾯面を常に学び続ける。評価軸l 多くのユーザーに価値を届け、利利益に転換する、売上・利利益軸l 時間がかかれば市場に置いていかれる => 達成速度度という軸場所軸l 上記が評価され伸びる場としてGunosyという開発チームとその⽂文化を皆で作った学んできたことl プロダクト開発に関わる広いレイヤの知識識l 事業数値を理理解し、定量量的に成⻑⾧長させ続ける事業を起こし、ユーザーに価値を届ける中で技術・資本的な可能性を追求できる⼈人間で有りたい。
25©Gunosy Inc.最後に
26©Gunosy Inc.⽬目的と現在の環境、その間のマイルストーンを意識識すればその⽅方向に最も素早く正しく向かえる
27©Gunosy Inc.⽬目的に対して最短距離離を⾛走り続け望む⽅方向で評価されていこう