Agent Development Kit (ADK) でLINE Bot作ってみた

LINE DC Generative AI Meetup #6の登壇資料です。

https://linedevelopercommunity.connpass.com/event/355879/

Google ADKでチャットしてみる。 - YouTube
https://youtu.be/ah1d4pdqzUc?feature=shared

#LINEDC

Transcript

1. 1 Agent Development Kit (ADK) で LINE botを作ってみた LINE DC Generative AI Meetup #6
2. 2 デモ動画
3. 今日お伝えしたいこと • 自己紹介 • Google ADK（Agent Development Kit）とは • ADKに登場する要素（LINE botを作るにあたって必要なもの） • ADKベースでLINE botはどう動くか • Google ADKを使ったLINE bot開発の流れ • 課題 3
4. 山田顕人（Kento.Yamada） @ymd65536 自己紹介 4 仕事：MSP向け内製システムの開発、マルチクラウドエンジニア/デベロッパー 活動：.NETラボ勉強会、Azure AI Communityの運営 LINE API Expert（2024年〜） Google Cloud Partner Top Engineer 2025 DataAnalytics（2024年〜） Google Cloud Partner Tech Blog Challenge 2023 Cloud AI/ML 部門 Microsoft MVP for Developer Technologies（2024年〜） AWS Community Builders LAPRAS OUTPUT AWARD 2024 01
5. Google ADK（Agent Development Kit）とは 5
6. Google ADKとは何なのか 6
7. A2Aを実装するためのSDKとも言える 7
8. 補足：A2Aにコミットしている企業 8 ※現在においてはMicrosoftもコミットしている。 https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-cloud/blog/2025/05/07/empowering-multi-age nt-apps-with-the-open-agent2agent-a2a-protocol/
9. でLINE botを作るには 9
10. LINE botを作るにあたって最低限必要なADKの機能（全体像） 10 InMemorySessionService LlmAgent Runner name model description instruction AgentTool Tool エージェントの情報 Agent as a Toolの設定 Toolの設定 チャットセッションの管理 ルートエージェント エージェントの起動 SubAgent SubAgentの設定
11. はどのようにしてエージェントを起動するか 11
12. Step1 Toolを作成 12 ① Toolが存在しない場合はStep2に進む。 ※サブエージェントが存在しない場合も同様 InMemorySessionService LlmAgent Runner name model description instruction AgentTool Tool SubAgent
13. Step2 エージェントを作成 13 メタ情報やサブエージェントを巻き込んだ ルートエージェント(LlmAgent)が完成 InMemorySessionService LlmAgent Runner name model description instruction AgentTool Tool SubAgent ②
14. Step3 InMemorySessionServiceを作成 14 エージェントとのやりとりを管理する セッションサービスを作成 ※チャット履歴を記録するための機能 InMemorySessionService LlmAgent Runner name model description instruction AgentTool Tool SubAgent ③
15. Step4 Runnerを作成 15 ④ アプリがエージェントを呼び出すための機能 開発者はAgentを意識する必要がない。 Runnerを呼び出すだけで良い。 InMemorySessionService LlmAgent Runner name model description instruction AgentTool Tool SubAgent
16. を使ったLINE bot開発の流れ 16
17. 全体の流れ（開発のループを回す） 17 実行 評価 テスト 作成 改修 今回はADKによるエージェントの実行方法について説明します。 ※ADKにはエージェントをテスト/評価・デプロイする機能が含まれていますが割愛
18. 動作確認の方法 主な実行方法は3つ 1. Runnerとやりとりできるプログラムを作成してターミナルでチャットを実行する 2. LINE botで直接試す 3. adk web（Google ADKのチャット機能）を使う 手段1と手段2は開発のイテレーションを回しにくい。 エージェントの動きを試すために手間をかけたくない場合はadk webが良い。 ※次のスライド：動画で紹介 18
20. 挨拶と要約以外をお願いしてみると？ 20
22. 課題（ひとつあげると） 22 • Flex MessageレスポンスするAIエージェントを開発する場合 Flex Message Simulatorを使おう！
23. 23 2025/06/30(月) 19:30 〜 21:30 クラウド×AI 勉強会 〜プロバイダー別最新動向・LINE Bot・アーキテクチャ実装事例集〜 次回予告
24. おわり 24
25. おまけ 25
26. 26 エージェントの関係が可視化
27. 27 Eventタブでは Contentの詳細が表示されます。
28. 28 Requestタブでは主に以下の情報が表示されます。 • 利用されたモデル名 • toolの設定 • 入力されたプロンプト
29. 29 Responseタブでは主に以下の情報が表示されます。 • 入力されたプロンプト • 利用トークン数