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AWS Summit Japan 2025 re:Cap

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July 16, 2025
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AWS Summit Japan 2025 re:Cap

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July 16, 2025
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  1. 生成AI最前線 『AWS Summit Japan 2025 re:Cap』 ~ 30 分でわかる AWS

    Summit Japan 2025 解説 ~ 2025年7月16日(水) 好光 泰章
  2. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 2 2019/23/24 現地参加 自己紹介

    好光 泰章 Yasuaki Yoshimitsu どんな人? NECソリューションイノベータ 「SSJL クラウドSI統括」 直属 インフラエンジニア、クラウドインフラ技術TF、全社AWS人材育成担当 プレーリーカード 趣味・好きなもの re:Invent ⚫ ブログ お酒飲みながら書いてます ⚫ カメラ プロフィール撮影中心 ⚫ 映画鑑賞 コナン聖地めぐり ⚫ ディズニー ファンタジースプリングス最高! ⚫ ランニング re:Invent 向け5kmラン ⚫ 英語 ELSA+Duoling+ChatGPT AWS関連 2021-2025 Japan AWS Top Engineers(5年連続) 2022-2025 Japan AWS All Certifications Engineers(4年連続) 2025 AWS Community Builders(CloudOps) NES コーポレートブログ 「高い志を持つ仲間を増やしたい」AWSの表彰を受けた5人が語るエンジニアとAWSの未来」 クラウド勉強会 雲乃珈琲 プロデューサー、AWS Solution Centerメンバ JAWS-UG横浜支部 コアメンバー、JAWS DAYS 2025 実行委員 宮崎S 6/25 AWS Summit
  3. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 4 AWS 4大イベント 12月

    re:Invent (ラスベガス) 3月 JAWS DAYS (池袋) 6月 AWS Summit (幕張メッセ) 10月 JAWS FESTA (地方イベント)
  4. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 6 AWS Summit Japan

    Sponsors - AWS Summit Japan | 2025 年 6 月 25 日(水)、26 日(木)
  5. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 7 セッションサマリ AI 36%

    マイグレモダナイ 18% データ 11% インフラ 10% セキュリティ 9% その他 16% カテゴリ別集計 ・生成AIがトップテーマ → 本番運用フェーズの実装論 ・レガシー刷新とクラウドネイティブ化の加速 → 既存システムをいかに低リスクでモダン化 ・データ基盤の拡張と最適化 → 多様化フォーマットのデータとコスト最適化 ・運用/セキュリティの実践知 → 可観測性などAIOpsに着目(AI時代の守り) 5テーマ・171セッション
  6. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 8 OVERVIEW ①基調講演 ②セッション

    ③エキスポ 国内外の CxO 級や技術リーダが登壇する大規模プレゼンテーション 最新のAWSサービス、技術ロードマップ、顧客事例を発表 AWS、事例、パートナーセッション3種類、実践的な知識とベストプラクティスの共有 レベル100(初級)-400(上級)まであり、ハンズオン、ワークショップ、チョークトークなど多様 AWSの各サービス、パートナー企業のソリューション展示、デモや体験コーナー SAに技術的な疑問ができる、最新のソリューションを体験可能、ネットワーキングの機会 AWS Expo 詳細 - AWS Summit Japan 2025 2つのキーノートと 5つのテーマにおける注目セッション についてお話します
  7. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 10 基調講演(DAY1) コアメッセージ ・すべてのビルダーに生成AIとモダナイゼーションで新しい価値を届ける

    ・プログラムによるAI活性化支援(ビルダー育成プログラム、生成AI実用化推進プログラム) テーマ:「ビルダーと描く新たな価値創造」 キーテクノロジ ・Amazon Bedrock(大阪リージョン)、Amazon Nova(クロスリージョン推論)、Q Developer(日本語対応) ・Oracle Database@AWS、AWS Transform、Amazon EVS 事例 ・三菱電機(電力・産業IoTで自動要約)、LayerX(バクラクサポート工数削減)、Anthropic(東京オフィスオープン) ポイント ・生成 AIとモダナイゼーションの“両輪”で、既存システムを資産化することで新たな価値創出へつなげること ・地方や中堅企業でもスモールスタートも可能、日本への莫大な投資により大阪リージョン強化
  8. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 11 基調講演(DAY2) コアメッセージ ・フルスタック(シリコン~NW~ストレージ~アプリ)の深化とお客様の要望により進化

    ・ビルダーが制約ゼロで生産性と安全性を最大化、アイデアを形にできる土台を提供 テーマ:「ビルダーのための AWS テクノロジー:その深化と進化」 キーテクノロジ ・AWS Security Incident Response、Trn2+UltraServers+NeuroLink高速NW、Aurora DSQL(GA)、 DynamoDB Global Tables(強整合)、Bedrock Agents “Multi-Agent Collaboration”、Bedrock Flows 事例 ・ドワンゴ(全サービスを AWSへ前倒し移行・サイバー攻撃復旧)、NTTドコモ(全国ネットワーク運用の可観測化)、 ソニー・ホンダモビリティ(AFEELA コネクテッド車両基盤) ポイント ・「深化」→ シリコン・ネットワーク・セキュリティ 「進化」→顧客フィードバック起点の新サービス ・ビルダーは用途に最適なレイヤから選択し、迅速に実装・運用が可能(ビルディングブロック)
  9. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 12 注目セッション(AI) 市場動向 ・2023

    PoC → 2024 本番稼働 → 2025 ビジネス価値 ・生成AIは大きなビジネス価値を生み出すDX中核(内部ユースケースと外部ユースケース) AWSの生成AIスタック ・生産性を高めるためのアプリケーション(Q Business、Q Developer) ・生成AIアプリを構築するためのモデルとツール(Bedrock) ・AIモデルを構築するためのインフラ(SageMaker Unified Studio、Trainium/Inferentia) 成功の4本柱 ・Time to value(自由なモデル選択) ・AI対応データ(強固なデータ基盤) ・費用対効果(インフラ、学習と推論のコスト) ・信頼性(セキュリティ、ガバナンス、精度) ポイント ・ “モデル選択の自由度 × 高性能インフラ × 専門家支援” により、AWS が企業の生成AI導入をエンドツーエンドで加速
  10. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 13 注目セッション(マイグレモダナイ) なぜ今? ・クラウド移行の加速、クラウドファーストがニューノーマル

    ・AIがクラウド投資を牽引 ワークロードごとのベスプラ ・VMware → EVS(Elastic VMware Service/MGN) ・SAP → HANA on AWS ・Oracle → Oracle Database@AWS ・メインフレーム → Transform(エージェント型の移行AIサービス) 様々な移行プログラム ・OLA(AWS Optimization and Licensing Assessment) → 無料診断 ・MAP(AWS Migration Acceleration Program) → 評価、準備、移行 ・EBA(Experience-Based Acceleration) → ワークショップ ポイント ・戦略的なマイグレと継続的なモダナイゼーションが効率化とイノベーションをもたらす ・Transformによるマイグレとモダナイの新時代の到来?救世主となりうるのか?
  11. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 14 注目セッション(データ) なぜ今? ・多くの企業が生成AIの導入を進めていこうとする中で、データ基盤がAIに対応できていない

    ・企業としては、投資を最適化し、全体をスケールさせながら、統合したガバナンスが急務 AWSの示す方向性 ・次世代 Lakehouse → S3 + Iceberg(S3 Tables)、Redshiftによるデータレイク ・SageMaker Unified Studio → 統合化されたデータとAIの統合開発環境 ・Zero-ETL統合によるデータ統合の仕組み ポイント ・データは競争上の優位性そのもの(データ持っているところが強い) ・生成AIもデータがなければはじまらない → 構造化、非構造化データ両方の活用が重要
  12. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 15 注目セッション(インフラ) CIO/CTOが抱える5つの課題 ・継続的イノベーション/セキュリティ&コンプラ/Time-to-Market/生産性/コスト

    ・これらを同時に解決する基盤としてAWS 制限のないクラウドを支える重要な3つのポイント ・セキュリティ、信頼性、可用性、拡張性 ・価格性能比 ・広範なグローバルなインフラ ハードウェア革新 ・Nitro System(2013の登場から第六世代まで進化) ・AI専用チップ Trainium2 ・Trainium2 UltraServers(64個のTrainium2チップをNeuroLinkで接続) ・Trainium3 ポイント ・クラウドの連続性(必要な場所にどこにでもAWS) → 同じインフラ、サービス、API、ツールで一貫したエクスペリエンスを提供
  13. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 16 注目セッション(セキュリティ) クラウドのセキュリティにおける課題 ・ガバナンス強化、スキル不足、システム複雑化、脅威の深化、データ保護とプライバシー要求(規制要件)

    AWSのセキュリティアプローチ ・IDとアクセス管理 ・データ保護(暗号化、認証、自動化) ・ネットワークとインフラの保護 ・検出と対応 ・エッジセキュリティ(CloudFront) 生成AIセキュリティ ・生成AIのセキュリティ(提供する側) → 生成AIを活用するビジネスアプリケーションの保護 ・セキュリティのための生成AI(利用する側) → 生成AI(搭載サービス)を活用してリスクを最小化 ポイント ・セキュリティは最重要事項として扱う
  14. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 17 注目セッション(レベル別) Level 200

    Level 300 Level 400 デモで学ぶ!Amazon Q Developer エージェントで実現する開発効率化 AI Agent 時代のソフトウェア開発の型 ~ Everything as Code で叡智を伝える ~ コスト40%減の秘密を公開! Amazon Nova 開発で実証済みの大規模モデル学習ベストプラクティス 自然言語だけで「2048ゲーム」のアプリを作成し、単体テストからコードレビュー、ドキュメント生成まで、 すべての工程をAmazon Q Developerで完結する → Q Developerによる開発の未来を感じるセッション “プロンプト/設計意図/ガードレール=全部コード化” を掲げ、AIに意図を伝える方法とAI駆動開発を「型」と して捉えて組織で習熟させていくことがAI駆動開発のポイント → 全てをコードとして記述することでAIの対応範囲が広がり、共通認識を醸成して組織を支えることが重要 SageMaker HyperPod(基盤モデル開発環境) × EC2 UltraClusters(スーパーコンピュータ基盤)に よって分散学習におけるハードウェア不良によるノード障害の脆弱性という欠点を克服 → Nova開発の中でコスト削減と学習時間の短縮という実証されたベストプラクティスは圧巻
  15. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 18 注目セッション(AWS-57) Level 300

    AI Agent 時代のソフトウェア開発の型 ~ Everything as Code で叡智を伝える ~ 背景 ・コーディングが人からAIへシフト レベル1(補完) → レベル2(インライン補完、コード生成) → レベル3(AI Agentによる自律的なコーディング、テスト) AI駆動開発における課題 Everything as Code Everything as Code が AI と人のコンテキスト差を埋める共通言語(人もAIも同じ場所を見ることでミスが減る) → インフラ・ポリシー・ドキュメント・テストまですべてを Gitで管理し、再現性とレビュー自動化を両立 「型」による叡智の伝達 人、組織、対象によってそれぞれのAI駆動開発の型が存在する(同じ失敗をさせない知恵袋的なもの) → 組織内で型として定義して、それを醸成・習熟するためのコミュニティ(場)が必要 AIが意図したとおりに動かない AI駆動開発のスキルや価値が伝わらない
  16. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 19 その他 認定エンジニア発表 AWS

    GameDay Ambassadors+Top Engineers+ Jr.Champions QuizKnock AFEELE(AWS+SONY+HONDA) JAWS-UG コミュニティブース
  17. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2025 20 初心者からベテランまで楽しめる AWS Summit!

    楽しく学ぶ! 学習型カンファレンスと言われる所以です それぞれの視座(バックグラウンド)で それぞれの楽しみ方を見つけてみましょう! 来年は 2026/6/25(木)-26(金) まとめ