Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

アラート対応をAIエージェントでどこまでできるか試してみた

 アラート対応をAIエージェントでどこまでできるか試してみた

DevelopersIO 2026 Nagoya(2026年10月9日)の登壇資料です。

アラートが鳴ってから「原因を調べる」「直してプルリクエストを出す」までを、AWS DevOps Agent と Claude Code にどこまで任せられるか、検証環境で試した結果をまとめました。

登壇レポート: (ブログの URL)
#devio2026

Avatar for CM_石井悠汰

CM_石井悠汰

October 22, 2026

More Decks by CM_石井悠汰

Other Decks in Technology

Transcript

  1. ⾃⼰紹介 ⽯井 悠汰(Ishii Yuta) • • • 経歴 ◦ 福岡出⾝

    ◦ 前職:⿅児島で⽣産管理システム開発 ▪ Spring Boot(API)× React(UI)× Docker ◦ 2025年11⽉:クラスメソッドにジョイン ▪ TypeScript / HonoでAPI開発 趣味: ◦ 飲み会、美味しいもの探し ◦ ドライブ、旅⾏ 現在の⽬標: ◦ AWS全冠(残り1つ — ANS) 4
  2. ⾃分が思いつく限りで、このぐらい • • • • • • • ⽉次の運⽤報告書をまとめる 問い合わせに答える

    アカウントを発⾏する、権限を⾜す 証明書の期限を⾒て更新する ログをローテートする、保管期間を決める バックアップが取れているか確かめる OSにパッチを当てる • • • • • • • ライブラリのバージョンを上げる EOLの告知が来たので影響を調べる コストが跳ねた理由を調べる 脆弱性スキャンの結果を仕分ける 性能が落ちた原因を探す アラートが鳴ったので原因を調べる 直して、リリースする 6
  3. 今⽇話すのは、この2つ • • • • • • • ⽉次の運⽤報告書をまとめる 問い合わせに答える

    アカウントを発⾏する、権限を⾜す 証明書の期限を⾒て更新する ログをローテートする、保管期間を決める バックアップが取れているか確かめる OSにパッチを当てる • • • • • • • ライブラリのバージョンを上げる EOLの告知が来たので影響を調べる コストが跳ねた理由を調べる 脆弱性スキャンの結果を仕分ける 性能が落ちた原因を探す アラートが鳴ったので原因を調べる 直して、リリースする 7
  4. ⾃動化の進み⽅ ① すでに⾃動化できている作業 ② ⼈が残っていた作業 ③ まだ⼈がやっている作業 今回検証 ログのローテート アラートの原因調査

    サーバーの再起動 証明書の更新 コスト異常の原因究明 デプロイ OSのパッチ 脅威検知のトリアージ お客様への報告 バックアップ ログの読み取り 判断が要らず、ルールで書ける 検知は⾃動化済み 鳴った後が、⼈だった 実⾏と判断 今⽇話すグループ 9
  5. 同じ形で、今年 AI が⼊ったもの ⼈が残っていた作業 2026年に AWS から出たもの 今回の扱い アラートの原因調査 AWS

    DevOps Agent(GA 2026-03) 今回検証 コスト異常の原因究明 AWS FinOps Agent(プレビュー 2026-06) 調べた範囲 脅威検出のトリアージ GuardDuty 調査エージェント 調べた範囲 ログの読み取り CloudWatch ⾃然⾔語クエリ‧Log Analytics(2026-06) 調べた範囲 どれも「検知の後」に⼊っている。 今⽇はアラート対応だけを深掘りする。 12
  6. 題材にしたアプリと、5つの障害 架空の受注処理アプリの裏側。画⾯は無く、受注の取り込み‧レポート集計‧レコード取り込み‧レ ポート読み出し‧請求書取得の Lambda 5本が共有の S3 バケットを読みに⾏く。関数名は答えが分 からないよう中⽴にしてある。 関数 仕込んだ障害

    原因の所在 order-intake 原因がログに明記された例外を投げる コード(ベースライン) report-aggregator メモリを無限に確保し続けて使い切る コード record-importer WARN ログだけ出して処理は成功する 障害ではない(ノイズ判定) report-reader S3 の読み取り権限が無く AccessDenied インフラ(IAM) invoice-fetcher 存在しない S3 オブジェクトを参照する データ∕コードの不整合 15
  7. 設定するだけの部分と、⾃分で書いた部分 壊れた Lambda エラー ×5 CloudWatch アラーム発⽕ アラーム 転送 Lambda

    HMAC 署名 Webhook AWS DevOps Agent ⾃律調査 完了通知 EventBridge 調査完了イベント 起動 CodeBuild + Claude Code push / PR GitHub プルリクエスト 紫:CloudWatch アラーム、AWS DevOps Agent。設定するだけ オレンジ:アラーム転送 Lambda、CodeBuild 上のスクリプト。⾃分で書いた(配線 300⾏ほ ど、CDK で 500⾏弱) なぜ⾃分で書く必要があったのか。後半で話します。 • • 19
  8. 何で、どこまでできたか 原因を調べる • • ⼈の介⼊ゼロで到達 ⽤意した正解より深いところまで 直して PR を出す •

    • 到達したが、⾃分で配線を書く必要 があった サービスを設定するだけでは届かな い 28
  9. AIは、どこまで⽀援してくれるのか どこまで 何が要るか 調べる 原因と直し⽅が出る。⼈の介⼊ゼロ、⼗数分 設定するだけ 直す プルリクエストまで出る 配線を⾜す(300⾏ほど) 決める

    マージ‧デプロイ‧お客様への説明 ⼈ これから:リリース判定が東京に来れば PR → リリース判定まで繋がる。 コスト‧脅威検知にも同じ形のエージェントが出てきている。 30
  10. なごやクラメソゆる勉強会 #6 • • • • • 2026年11⽉4⽇(⽔)19:00〜21:00 クラスメソッド名古屋オフィス(伏⾒駅徒歩5分) 「Claude

    Codeで⼀歩踏み出す:⼿を動かしてつくっ てみよう」 その場で Claude Code と対話しながらアプリを作る 実践回 定員15名‧先着 https://classmethod.connpass.com/event/408161/ 31