2018年6月7日に開催された UIT#3 The “Backends for Frontends” sharing https://uit.connpass.com/event/88434/ の「merpay Frontend における BFF」のセッション資料です。
merpay Frontendにおける BFFUIT#3 The “Backends for Frontends” sharingShogo Sensui (@1000ch)
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Shogo Sensui(@1000ch)Software EngineerMerpay, Inc / Mercari, Inc
「信用を創造して、なめらかな社会を創る」
メルペイ事業における Web● 実現することが沢山あり、それ毎にプロジェクト化されている○ 加盟店様向けに提供するダッシュボードとか …○ お客様からの問い合わせに対応するための管理画面とか …○ EC サイト(例)で「メルペイで決済する」ボタンを配置するための SDK とか…● とにかく色々ある。それを Frontend チームで適時開発している
@1000ch 的なモチベーション● 余程の事情が発生しない限り SSR + SPA を実現したい○ SEO の有無に関わらずパフォーマンスを担保したい○ アーキテクチャの難易度による初期コストはあれど、長期的に見れば誤差(要出典● メルカリは React 製品で揃えているし、メルペイは違うものにしようかな○ React はある程度触ったし、他のものを使いたい○ React 以外の知見もメルカリ + メルペイに蓄積したい● メルペイの Web 開発で使う技術はある程度揃えておきたい○ 人員の再配置をしやすくしたい○ メルペイ内で踏んだ轍を共有したい
メルペイ Web の技術スタック● Vue○ {} によるテンプレート構文○ 双方向データバインディング○ Virtual DOM による HTML の差分更新● Nuxt○ Next.js にインスパイアされたフレームワーク○ フレームワーク制約の元で SSR や SPA を簡単に実現○ 静的ファイルも出力可能● CSS 周辺○ PostCSS で @import をバンドルしたり autoprefixer したり ○ CSS in JS は使わない■ はつけておくが基本的には命名規則( BEM)でケア<br/>
Web 周辺アーキテクチャの概観User Land Microservices Land on GCPBrowser SSR Server API ServerhttpIsomorphic App
そもそも BFF とは
“Single-purpose EdgeServices for UIs andexternal parties”via Sam Newman - Backends For Frontends
The General-Purpose API BackendMicroservices LandUser Landimage via: Sam Newman - Backends For Frontends
広がる BFF の解釈● BFF とは何なのか、会長が寄稿してた● そもそも「Frontends のためのBackends だし…」感はある
>「これらの状況を鑑みて、フロントエンド側にクライアントごとの要求に応えるためのサーバを配置してバックエンドのAPIサーバとの橋渡し役とするアーキテクチャが開発されるようになりました。BFFによってHTMLを構築したり、リクエストの数を少なくしたりできるなどの利点があるからです。」って会長が言ってた
The General-Purpose API BackendMicroservices LandUser LandHTML を生成させると色々都合が良さそうimage via: Sam Newman - Backends For Frontends
メルペイにおける Backends For FrontendsUser Land Microservices Land on GCPBrowser SSR Server API ServerhttpIsomorphic App
メルペイにおける Backends For FrontendsUser Land Microservices Land on GCPSSR Server API Server広義(?)の BFF本来(?)の BFF だけどBackends for BFF 状態
今日だけ BFF と Backends for BFF を区別しますUser Land Microservices Land on GCPSSR Server API ServerBFFBackends for BFF
違う Backends For Frontends 案(ボツ案)User Land Microservices Land on GCPSSR ServerhttpSingle Purpose ではなくなってしまっているhttphttpBrowser
Node.js が API サーバーを兼ねてはまずい?● 責務をキレイにしたかっただけ○ Node.js: Isomorphic App を動かすサーバー○ Golang: クライアントサイドの通信先となる API サーバー○ Frontend と Backend の関心を分離できる● 仮に Node.js が API サーバーを兼ねようとすると○ マイクロサービスがひとつ減る○ クライアントサイドの設計に応じて Frontend が API サーバーを修正できる○ SSR 時の Node.js → API (Backend) へのエンドポイントをどう設計するの問題○ SSR 時の処理だけでなく API リクエストも受け付けることによる負荷への懸念
BFF もとい Backend for BFF がやっていること● 基本は API Gateway として動作させる○ つまり HTTP リクエストを(gRPC に変換して)を後ろに横流しているだけ○ 将来的にはアグリゲーションさせるかもしれない○ Isomorphic App がどのリソースへアクセスし何をするかを知っておく● axios が http/2 対応するのを心待ちにする○ Backend for BFF への HTTP リクエストの数は一旦忘れる○ Backend for BFF から後ろは gRPC (http/2 上) なのできっと大丈夫
おしまい