Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
開発生産性向上の取り組みログ
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
Ryota Kunisada
November 14, 2023
Programming
140
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
開発生産性向上の取り組みログ
旭川 ゆるい勉強会
で発表した時の資料です。
Ryota Kunisada
November 14, 2023
More Decks by Ryota Kunisada
See All by Ryota Kunisada
開発者とQAの越境で自動テストが増える開発プロセスを実現する
92thunder
1
450
フロントエンドエンジニアとQAエンジニアの協働による自動テストを増やす開発プロセス
92thunder
0
87
トランクベース開発の導入で見えた DevOpsの技術・プロセス・文化との繋がり
92thunder
0
1.5k
どんなページでも動かす!JS_CSS汚染を避ける戦い
92thunder
0
360
Other Decks in Programming
See All in Programming
えっ!!コードを読まずに開発を!?
hananouchi
0
220
AIを活用したE2Eテスト実装効率化のあゆみ / ebisu-mobile-14-kotetu
kotetuco
0
170
AI時代の仕事技芸論〜ソフトウェア開発で「遊ぶように働く」職人的熟達のすすめ(スクフェス仙台 2026バージョン)
kuranuki
0
660
そのテスト、説明できますか?~LWテスト戦略FW~のご紹介
nakahara
0
210
フィードバックで育てるAI開発
kotaminato
1
120
Hatena Engineer Seminar #37「言語モデルの活用に関する研究」
slashnephy
0
530
20260623_Loop Engineeringで自分の分身の問い合わせBotを作る
ryugen04
0
220
【やさしく解説 設計編 #0】DDDのコード、読めるのに分からない人へ
panda728
PRO
2
270
信頼性について考えてみる(SRE NEXT 2026 miniLT)
hayama17
0
200
PHP初心者セッション2026 〜生成AIでは見えない裏側を知る:今だからLAMPを通して仕組みを学ぶ〜
kashioka
0
530
『コードを書く以外の』エンジニアリング〜課金基盤移行プロジェクト推進のためのTips4選
yuriko1211
0
510
SREの積み重ねがAI駆動開発のガードレールになった ― 7つの実践/SRE Guardrails The 7
tomoyakitaura
8
4.5k
Featured
See All Featured
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
22k
The SEO Collaboration Effect
kristinabergwall1
1
510
Writing Fast Ruby
sferik
630
63k
Ruling the World: When Life Gets Gamed
codingconduct
0
280
Game over? The fight for quality and originality in the time of robots
wayneb77
1
220
Tell your own story through comics
letsgokoyo
1
1k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
187
22k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
130k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
67k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.7k
Leveraging Curiosity to Care for An Aging Population
cassininazir
1
400
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
174
15k
Transcript
開発生産性向上の 取り組みログ 旭川 ゆるい勉強会 2023/10/21 @92thunder
自己紹介 • 国定 凌太 @92thunder • 1994年生まれ • 岡山県 →
上京して就職 → 2023年6月に旭川に移住 • 津山高専 → ソニーグループ会社 → 当時創業1ヶ月経ったばかりのスタートアップ • テックタッチ株式会社のフロントエンドエンジニアとして 自社サービスの開発に取り組んでいます
「テックタッチ」の紹介 • WebサイトにサードパーティJSを組み込むことで、 ノーコードでガイドやツールチップでの案内を追加できる • スニペット / ブラウザ拡張で提供
生産性向上に向けて取り組んでいるが 何度も壁にぶつかりながら試行錯誤している 自分の頭の中を整理するためにも話します
なぜ開発生産性向上に取り組むか • 「LeanとDevOpsの科学」の影響を受けて Eliteチームと呼ばれる開発チームを目指してビジネスに貢献したい • 個人開発や開発初期のmainブランチに変更を加えて すぐに反映されるあの感じで普段から開発できたら絶対楽しい • 技術大好き、マネジメントが好きというわけではないが アジャイルや開発プロセスの領域は好き
https://amzn.asia/d/0vi6VZG
開発生産性を測る Four Keys • 変更のリードタイム - commit から本番環境稼働までの所要時間 • デプロイの頻度
- 組織による正常な本番環境へのリリースの頻度 • 変更障害率 - デプロイが原因で本番環境で障害が発生する割合(%) • サービス復元時間 - 組織が本番環境での障害から回復するのにかかる時間 学術的にもこれらの向上が生産性の高いチームに繋がることが証明されている
リードタイム短縮に注力 • 現状自動テストが難しく手動テストに頼っているということもあり デプロイ頻度は3ヶ月に1度で固定し、品質をじっくり検証している ◦ ここに手をかけるにはBiz含む関係者の調整やデプロイ完全自動化など 時間をかけて取り組む必要がある • リードタイム短縮のプラクティスはたくさんあるので手をつけやすい ◦
ペアプロ、トランクベース開発、同期コードレビュー、自動テスト 他の指標は並行しつつ、リードタイム改善に向けて手を動かす
トランクベース開発:1日に1回はmainにマージ • Git-FlowやGitHub-Flowに代表されるようなブランチ戦略の1つ • mainブランチから派生したブランチで作業し 1日に1回はmainブランチにマージする • デプロイ頻度のメトリクスにも直結するため mainブランチは常にマージ可能な状態を維持する必要がある 機能の開発途中ではマージできない🤔
フィーチャートグルで開発途中の機能でもマージできる • マージ可能な状態 = 本番環境で開発途中の機能が見えない • フィーチャートグル機構があれば コードに変更を加えず機能の使用可否を切り替えできる • 1日1回mainブランチにマージするには必要不可欠
新機能の導線を隠す!
フィーチャートグルを作る • 動的フィーチャートグル ◦ 管理画面からネットワーク経由で切り替えできる ◦ 障害に強い構成にするため、キャッシュ機構が必要 • 静的フィーチャートグル ◦
ソースコードの一箇所を変更するだけで機能の公開を切り替えできる ◦ 簡単に導入できるためこちらを選択 • Reactで開発体験に気をつけていい感じに実装しドキュメントもバッチリ 作って2ヶ月、未だ使われてない😢
ドキュメント抜粋
フィーチャートグルを適用しやすいケース • 既出機能ではなく「完全に新規」の機能 • 導線がはっきりしていて機能公開の切り替えが容易 • 新機能が他の機能でも基盤とする実装に依存していない 適用しにくいケースの方が圧倒的に多い🥺
既出機能にも改修が必要な新機能 新機能 既出 機能 コンポーネント 少し手を加えれば同じコンポーネントを 使い回すことができる🤩 新機能 既出 機能
コンポーネント コンポーネントにも分岐が強要されてしまう 🤢 フィーチャートグルによる分岐があちこちに発生すると辛い ... フィーチャー トグル コンポーネント
フィーチャートグルを使う方法を模索中 • 既出機能の一部を変更する場合、思い切ってコピーする作戦 ◦ /awesome_feature ▪ main ▪ component1, component2…
↓コピー ◦ /new_awesome_feature ▪ main ▪ component1, component2... 似たようなコードが増え、完全置き換えまでにバグになるリスク増
フィーチャートグルを使うための設計スキル • SOLID原則に立ち返る ◦ S: 単一責任 ◦ O: 既存コードの変更なしで拡張できるように •
DI(依存性注入)という考え ◦ DIするためには、既存の機能との分離が必要 ◦ 上位レイヤーでモジュールや振る舞いを注入する考え方が 導線を切り替えるだけで、機能の公開可否できる設計に繋がる フィーチャートグルを使うために良い設計に近づく副次的効果
開発タスクを細分化する技術 • 機能ブランチに変更を加えていく方が考えることが少なくて楽 タスク分割から意識しないとフィーチャーフラグを使う考えに繋がらない • INVEST ◦ 独立、交渉可能、価値がある、見積もり可能、小さい、テスト可能 • INVESTに従ってタスクを分割するには
普段からタスク分割に気をつけた上で、それなりの開発経験が必要
開発生産性の向上を目指す ⬇ タスク分割、設計、自動テストなど 高いソフトウェア開発スキルに 向き合い続けることにも繋がる