略)そこには、人がいて建物はあっても組織はモノとしては存在せず、実は誰もそれ自体を見たことがありません。 『他者と働く - 「わかりあえなさ」から始める組織論』 著:宇田川元一 日本の「場」には、人と人との関係性が含まれていて、「感情」や「感覚」が入っているのです。ですから、日本語の 「場」は、物理的な入れ物や条件だけを意味するのではなく、感情や感覚や関係性に大きく依存しています。 『共に働くことの意味を問い直す - 職場の現象学』 著:露木恵美子 場における感覚は、その場にいる人々が共に感じている(中略)から、それぞれの身体と身体の間で働いていると いう意味で、「間身体性」が働いているといういい方もできます。 人が共感することができるのは、身体と身体の間に働く無意識の基盤がいつも働いているからです。 『共に働くことの意味を問い直す - 職場の現象学』 著:露木恵美子 ちなみに、脳神経科学の言葉で言えば「ミラーニューロン」が働いているということだろう。 また、「知識創造理論」でも同じことを言っている。