Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
MPSVプロセスを活用した目標設定ワークショップで 目標の解像度が向上した話 / How th...
Search
Satoshi Okami
August 30, 2024
0
11
MPSVプロセスを活用した目標設定ワークショップで 目標の解像度が向上した話 / How the Goal-Setting Workshop Utilizing the MPSV Process Improved Goal Clarity
第58回 チームの雰囲気を盛り上げる!ふりかえりのファシリテーションとは?
https://agile-hiyoko-club.connpass.com/event/325686
Satoshi Okami
August 30, 2024
Tweet
Share
More Decks by Satoshi Okami
See All by Satoshi Okami
MPSエクササイズで働きがい爆発!エンゲージ爆発 / Work engagement improvement strategy
after12am
0
51
スケーラブルの、その先の、レジリエンスを支える仕組み / Mechanisms supporting resilience beyond scalability
after12am
0
480
Fun Done Learn 1.5 short ver.
after12am
0
240
Fun Done Learn 1.5
after12am
0
150
スケーラブルなチームの作り方 / How to make a scalable team?
after12am
0
96
ようこそ、開発者チームファーストの世界へ / Throw away Project first, take up Developer Team first!
after12am
0
140
(速攻理解)開発者チームファースト / Developer Team First
after12am
0
350
なんとなく分かる開発者チームファースト / We got a sense of world of the developer-team-first-test
after12am
2
560
属人性の解消で到達する粗(ほぼ)引き継ぎのない世界線 / A world line with almost no handoff reached by eliminating personality
after12am
0
550
Featured
See All Featured
Building an army of robots
kneath
302
42k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
327
21k
Optimizing for Happiness
mojombo
375
69k
The Invisible Side of Design
smashingmag
296
50k
From Idea to $5000 a Month in 5 Months
shpigford
380
46k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
65
11k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
201
24k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
3
77
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
43
13k
Making Projects Easy
brettharned
114
5.8k
Speed Design
sergeychernyshev
22
460
The Cult of Friendly URLs
andyhume
76
6k
Transcript
Nikkei - Satoshi Okami MPSVプロセスを活用した目標設定ワークショップで 目標の解像度が向上した話
• MPSVプロセスとは? • 目標設定ワークショップとは? • 目標設定ワークショップの実施手順 • 個人目標がどのように改善したか? • チームの成熟度の定量評価について少し
目次 2 時間の都合で話せないところや 続きはXP祭りで話します。
MPSVプロセスとは? 3 意義とは 現在あるいは将来の 自分の利益のこと 喜びとは 満足感や楽しさを 感じる仕事のこと 長所とは 自分の強みや得
意なスキルのこと 価値とは チームが評価す る仕事のこと Happier 幸福も成功も手にするシークレット・メソッド p163 第7章 「働く幸せ」を味わい尽くす方法 自分の仕事を天職 だと認識している人たちにとっ ては、仕事自体が楽しい ことです。彼らにとって も、報酬や昇進は、もちろん大切なものですが、 彼 らが働くのは 、まず第一に、それが彼らの 「行いた いこと」だから です。彼らは自分の情熱に従って意 欲的に仕事を行い、充実した毎日を送っていま す。彼らにとって仕事は、幸せの源以外の何もの でもありません。 MPSVはMPSの 拡張概念
目標設定ワークショップとは? 4 MPSVプロセスを活用して、一人一人の人事考課 の目標をチームと合意形成しながら決定していく ワークショップ。 チームメンバーのフィードバックを通して、個人の 目標とチームの目標を一致させ、全体のパフォー マンス向上を図ります。 次に、チームにとって価値の ある目標に絞り込んで、アク
ションを具体化 まず、自分の目標をベ ン図に貼っていき
目標設定ワークショップ実施手順 5 ① 目標を書いて、 MPSのベン図を完 成させます。 似た目標は、重なり 領域を保持したま ま、近くに集めま す。
目標設定ワークショップ実施手順 6 ② MPSの各目標を 精査して、チームに とって価値がある目 標をMPSVにコピー します。
目標設定ワークショップ実施手順 7 ③ MPSVの各目標 について、フィード バックを行い、目標 を改善します。 どのような役割を担ってほしいか? 昇格のためには何をすれば良い か?の観点でフィードバック
Before After Aさん 新機能を実装する 新機能実装に関してプロダクトマネ ジメントする Bさん 新機能を日経IDに導入したい 新機能を日経IDに導入。開発以外 の面でのサポートも含めて
Cさん 新機能の検討から市場導入までの チーム活動支援 Dさん 新機能開発 新機能をMVPとして関係者に提供 する 個人目標がどのように改善したか? 8 なんと!対外チームに新機 能の重要性を伝える新しい役 割が生まれた 役割、責任範囲、求 められるスキルセット が拡大した! 行動が具体化し、責 任範囲が拡大した! 目標が具体化した! ※ 表の新機能は全て同じ機能を指します。 ※ 意義よりの意義、喜び、長所の重なり領域の拡大図 ※ 未公開機能であるため、ぼかしを入れています。 チームのフィードバックを通じて目標 の合意形成が生まれる
ワークショップ形式は役割の衝突を回避する 従来の目標設定では、目標の重複により役割の衝 突が生じる可能性がありましたが、ワークショップ形 式を採用することで、問題を解消できました。 また、目標設定の段階で役割の合意を得ているの で、実作業における協力体制が自然と生まれます し、相互理解は深まります。 9 Before After
Aさん 新機能を実装する 新機能実装に関してプロダクトマネ ジメントする Bさん 新機能を日経IDに導入したい 新機能を日経IDに導入。開発以外 の面でのサポートも含めて Cさん 新機能の検討から市場導入までの チーム活動支援 Dさん 新機能開発 新機能をMVPとして関係者に提供 する ※ 表の新機能は全て同じ機能を指します。 目標が同じなので、タスクの取り 合いが発生する可能性
面白そうな傾向?
MPSプロセスのベン図の中で、似た目標が近くに存在することは、チームの方向性の一致や集団凝集 性が高いことを示唆しています。これは、チームが良好な状態である証拠に見えます。 チームの成熟度の定量評価に利用できそう? 11 ※ 未公開機能であるため、ぼかしています。 ※ A、B、Dさんは同じ機能の実装を目標にしています。 タックマンモデル
つづきはXP祭りで 12
詳細はブログに記載しています。 13 ご興味が出ましたら、詳細はブロ グでもご確認いただけます。 MPSVテンプレートのベン図はQR コードからダウンロードいただけま す。
仲間募集 “日経は、競争でなく協力して楽しく仕事したい仲間を募集しています。 インフレが加速する世界で、ベアによる安定昇給を提供しています。 日経は社員に安心と安定を提供しています。一緒に働いてみませんか?” 14 Hack The Nikkei / JOBS
発表者紹介 15 慎重エンジニア。2019年7月、日本経済新聞社に入社。日経IDチーム 所属。知の探索 が趣味です。 speakerdeck@after12am docswell@after12am Github@after12am