Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
メモリと遊んでみた Pert2
Search
akira345
June 11, 2016
Technology
0
78
メモリと遊んでみた Pert2
LT駆動開発 26 - Extended 報告会 後朝祭
にて、SRAMをArduinoで制御してみたので報告しました。
akira345
June 11, 2016
Tweet
Share
More Decks by akira345
See All by akira345
脱・同期処理!マイクロサービスにおける負荷分散の勘所
akira345
0
83
AWSデプロイツール紹介
akira345
0
49
40歳でやったこと
akira345
0
27
回路を読むために必要なこと
akira345
0
16
おれのAWSがこんなに辛い訳がない!!
akira345
0
23
Dockerを触ってみよう
akira345
0
85
アラフォー世代が基板を作ってみた(公開用)
akira345
0
140
ESP-WROOM-02でプチIoT
akira345
0
110
トランジスタの働き(超入門編)
akira345
0
19
Other Decks in Technology
See All in Technology
AWS運用を効率化する!AWS Organizationsを軸にした一元管理の実践/nikkei-tech-talk-202512
nikkei_engineer_recruiting
0
160
意外と知らない状態遷移テストの世界
nihonbuson
PRO
1
160
ZOZOの独自性を生み出す「似合う4大要素」の開発サイクル
zozotech
PRO
0
110
MariaDB Connector/C のcaching_sha2_passwordプラグインの仕様について
boro1234
0
1k
「もしもデータ基盤開発で『強くてニューゲーム』ができたなら今の僕はどんなデータ基盤を作っただろう」
aeonpeople
0
190
たまに起きる外部サービスの障害に備えたり備えなかったりする話
egmc
0
360
事業の財務責任に向き合うリクルートデータプラットフォームのFinOps
recruitengineers
PRO
2
170
なぜ あなたはそんなに re:Invent に行くのか?
miu_crescent
PRO
0
120
AlmaLinux + KVM + Cockpit で始めるお手軽仮想化基盤 ~ 開発環境などでの利用を想定して ~
koedoyoshida
0
150
1人1サービス開発しているチームでのClaudeCodeの使い方
noayaoshiro
2
550
Identity Management for Agentic AI 解説
fujie
0
360
202512_AIoT.pdf
iotcomjpadmin
0
120
Featured
See All Featured
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
55
9.4k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
9.7k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
355
21k
Designing for Timeless Needs
cassininazir
0
88
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.6k
Money Talks: Using Revenue to Get Sh*t Done
nikkihalliwell
0
120
Writing Fast Ruby
sferik
630
62k
Applied NLP in the Age of Generative AI
inesmontani
PRO
3
2k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
515
110k
From Legacy to Launchpad: Building Startup-Ready Communities
dugsong
0
110
We Analyzed 250 Million AI Search Results: Here's What I Found
joshbly
0
230
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
34
9k
Transcript
メモリと遊んでみた LT駆動開発 26 - EXTENDED 報告会 後朝祭 AKIRA345
概要 • 去年の8月、OSC島根に遠征に行ったついでに、島根にあるパーツ屋さん でSRAMを入手。 • 近所の大学の為に電子部品を店頭にむき出しで展示していました。 • 展示されている部品に直感的にSRAMだと踏んで、交渉の末Getしました。 • 以前実験したDRAMより扱いやすいです。
メモリの種類 今回はこれ。
SRAM? • コンピュータなどに使用される半導体メモリの1種である。 ダイナミックRAM (DRAM) とは異なり、定期的なリフレッシュ(記憶保持動 作)が不要であるため「スタティック」と呼ばれる。
特徴 • DRAMのリフレッシュ動作などが不要で、制御が簡単 • データの格納されているアドレスを指定して読み書き • 書き換え回数の制限がない • バッテリで記憶を保持できる •
DRAMに比べ構成するトランジスタの量が多いので高価 • 高速に動作ができる • 容量が大きくなると、それだけ格納するビット数が増えるので、ピン数が増 える。
用途 • サターンやファミコンのバックアップメモリ • CPUの一時キャッシュ • BIOSの記録保持 • マイコンのメモリや液晶のVRAM •
プリンタやCDドライブのキャッシュメモリ • ゲーム機のRAMとして
まずは使い方を調査 • かなり古いSRAMだが、ネットでググればデータシートが出てくる。
データ出力ON! アドレス指定 8bitでデータ出力 書き込みは禁止にしておく。 チップセレクトON 制御が単純!
ここでARDUINOの登場 • とりあえず、アドレスを指定して、チップをセレクト、書き込み禁止にして 出力有効にするとデータが出る。というのは分かったので、さくっと実装。 • 例によってArduinoの動作が遅い為に動作しないという罠 • アドレス指定に十進数を用いて、SRAMのアドレス(ビット指定)にするのに 真面目に10進->2進変換ロジックを組むも遅いので動作せず(汗 •
いくつか高速化のロジックを参考にするもビット演算分かんねー • 実はArduinoのポートに10進数投げつけても、問題なかった。
少し説明 0 1 2 3 4 5 6 7 PortZ
• PortZ(仮称)という変数(正確にはレジスタ)が、マイコンの物 理的なPINに対応。 • 例では PortZ = “B0110101” のように2進数を代入するように書かれている。 • この変数に値を渡すときは2進数じゃないとダメ? • 実際はPortZ = 10 と渡しても、内部ではB00001010になるので、直接渡して問 題ないのでした。 10年以上C言語なんて触ってなかったから 忘れてたよ!!
なんだかんだと3日ばかし費やす・・・ • SRAMに読み書きすることに成功!! https://github.com/akira345/arduino_sram_test/
分かったこと • 予想通り、制御はDRAMに比べ圧倒的に楽。 • DRAMと違いデータが8bitパラレルで出てくれるのも楽。 • ちゃんとバッテリで保持できた。 • 数十年はむき出しで放置されていたと思われるけど、意外に壊れないもん だ。
• 古いSRAMなので、5Vだし動作も遅く、現代ではあまり使われないけど、 Arduinoなどで遊ぶには、80年代の古いものが扱いやすい。 • 最近のは3Vだったり高速だったり制御が複雑だったり・・ • DRAMに比べアドレスバス、データバスとPIN数が多いので配線が酷い
まとめ • 興味関心を持ったことを調べるのは楽しい。 • 頭で理解した内容が合っているのか?の検証は割と苦労する。 • 苦労した分動くとやっぱり楽しい!! • 圧倒的に基礎知識が不足している。今回ロジックではなく一番苦労したの はC言語の扱い。
• メモリ単品で扱うことは少ないのか、当たり前すぎるのか、具体的にどうや ればいいのか?という突っ込んだ説明は例によって見当たらず・・・
時間が有ればデモ