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施策が均質化する採用市場で何を捨て 何を大事にしていくかを考える

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September 25, 2025

施策が均質化する採用市場で何を捨て 何を大事にしていくかを考える

イベント: AI時代のエンジニア採用戦略会議〜スタートアップからメガベンチャー4社の試行錯誤〜
https://findy-enterprise.connpass.com/event/368251/

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September 25, 2025
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  1. © LayerX Inc. 2 ⾃⼰紹介 ⼤⽯ 陽 (おおいし あきら) |

    @akyun エンジニア採⽤担当、元エンジニア、趣味はスノーボード、マンガ、アニメ ベンチャー企業 → LINE → LayerX エンジニア エンジニア採用 toCサービス 事業責任者 エンジニア採用 toBサービス ベンチャー企業でWebエンジニアとしてキャリアをスタート。 その後、LINE株式会社に⼊社。リクルーターとしてDevOps、AI、データ、コーポレートIT組織の プロダクト職の採⽤を担当。 2023年よりLayerXにてバクラク事業、Fintech事業のソフトウェアエンジニアの採⽤を推進。 https://x.com/akyun_snow https://note.com/akyun
  2. 3 © LayerX Inc. 「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに、AI SaaSとAI DXの事業を展開 事業紹介 バクラク事業 企業活動のインフラとなる業務を

    効率化するクラウドサービス Fintech事業 ソフトウェアを駆使したアセットマネジ メント‧証券事業を合弁会社にて展開 AI‧LLM事業 社内のナレッジやノウハウをデータ ベース化するAIプラットフォーム AI SaaSドメイン AI DXドメイン
  3. © LayerX Inc. 5 今⽇のテーマ 今⽇のテーマ「AI時代のエンジニア採⽤戦略を考える」 • 2025年において注⽬の⾼いテーマ「⽣成AIの採⽤活動への活⽤」 • 全員が「まずは使ってみる」フェーズ

    ◦ 使った上で、⾃社でどういう成果をあげることができるのか ◦ 使った上で、何を捨て、何に集中していくべきか(戦略性)
  4. © LayerX Inc. 6 ⽣成AIによってできるようになったこと ⽣成AIによってできるようになったこと • シニアリクルーターの7割のアウトプットを誰もが出せるようになった ◦ ゼロから考える必要がなく、雑に対話するだけで観点出しが可能に

    ▪ あらゆるトピックに対して、卒なく観点を出すことができる ◦ ⽴てる問いが正しければ、今年リクルーターになった⼈も歴10年のリク ルーターの7割と遜⾊ない観点を持つことができる(学習の⾼速化)
  5. © LayerX Inc. 7 ⽣成AIによってできるようになったこと 歴10年のメンターにアドバイスをもらう形で質問する • 例えばスカウト強化したいと考えた場合、⾃社の現状と課題を伝えた上で⽂ ⾯や週間で送るべき通数や改善⽬標の⽴て⽅を聞いてみる ◦

    ⽂章案はどれだけでも叩きを作成してくれて、⽴てるプランもそれらし いものが出てくる。深堀りしてAIと⼀緒に練り続けることもできる。 まったくの不正解といえる出⼒は少ない ◦ あとは⼈がやればいい状態までお膳⽴てされる。実⾏だけが残る
  6. © LayerX Inc. 9 実⾏⼒ 差がつく部分: 実⾏⼒ • プランニングをAIが担った場合、必要なものは実⾏⼒。AIに採⽤活動の実⾏ の代替はできない。⼈が⾏動しやすい状態をAIで作り、次々にそれを実⾏し

    ていく、その⼿数の多さが重要に。リクルーターが実⾏⽀援のための仕組み づくりやコミュニケーションをしていき、実⾏を後押ししていく。 • 全員が同じ武器を⼿にしているので活動の本質は変わっていない。AIを活⽤ しないプレイヤーだけが不利、活⽤しているプレイヤーがやることは同じ
  7. © LayerX Inc. 11 まとめ まとめ: 捨てるもの、⼤事にするもの • 捨てるもの: ◦

    業務に⽣成AIを使わないルールやマインド(⼀⽅的に不利になる) • ⼤事にするもの: ◦ 実⾏⼒を⾼める取り組み、⾏動を促進するコミュニケーション