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GitHub Copilot & Copilot Agent ~AIを活用した開発支援ツールの概要~

GitHub Copilot & Copilot Agent ~AIを活用した開発支援ツールの概要~

GitHub Copilotおよび新しいCopilot Agent(プレビュー機
能)について概要を共有するための資料よ。従来のコード
補完AIから更に発展した機能を知って、開発効率向上に役立
てなさいな。

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クリレア

March 24, 2025
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  1. 📝 メモ アジェンダ 1. GitHub Copilotとは 🔹 2. Copilotの主要機能と特長 🔹

    3. Copilot Agent (プレビュー機能) 概要 🔹 4. CopilotとAgentの違い 🔹 5. 導入・利用方法 🔹 6. 具体的な活用シナリオ 🔹 7. メリットと注意点 🔹 8. まとめ・Q&A 🔹 流れとしては、最初にCopilotの基本を解説し、その後に新 しいAgentモードを紹介して、使い方や事例を共有するわ よ。導入済みでも、実際の使い方次第で得られる効果が大 きく変わるから、再度の情報共有は意味があるわ。
  2. 📝 メモ 1. GitHub Copilotとは 「AIペアプログラマー」と呼ばれる、コーディング補助サービス OpenAIやAnthropic等の大型言語モデルを活用し、エディタ上でコードを 提案 🔹 コードの文脈・コメントを参照して、次行や関数全体を自動生成

    🔹 様々なプログラミング言語に対応 (Python, JavaScript, Go, etc.) 🔹 Visual Studio Code, Visual Studio, JetBrains, Neovim など主要IDEで利 用可能 🔹 GitHub Copilotは、GitHubとOpenAIが連携して開発した 「AIコーディングアシスタント」ね。エディタやIDEの拡張 機能を通じて、入力中のコードを推測し、自動的に補完や 提案を行うの。開発効率を上げるとともに、単純作業を減 らすのに役立つわ。
  3. 📝 メモ 2. Copilotの主要機能と特長 インライン補完: コード作成中に行レベルやブロックレベルの提案を自動 表示(Tab キーで受け入れ、Esc キーでキャンセル) 🔹

    コメント駆動生成: 「// ユーザー情報を取得して表示」などのコメントか ら関数全体を自動生成 🔹 複数言語対応: Python, JavaScript, TypeScript, Goなど主要言語からSQL, HTML/CSS, Markdownまで幅広くサポート 🔹 AIチャット: エディタ内でAIと対話し、コードに関する質問や説明が可能 (Ctrl+I または Cmd+I でアクセス) 🔹 候補切り替え: 複数の提案を表示・切り替え(Alt+[ / Alt+] または Option+[ / Option+]) 🔹 とくにコメント駆動生成は便利ね。「この処理を書きた い」という意図をコメントで書くと、Copilotがまとめてコ ードを提案してくれる。もちろん精度には限界があるけれ ど、短時間でプロトタイプを作るのには十分よ。主要なシ ョートカットを覚えておくと開発効率がさらに上がるわ。
  4. 📝 メモ 3. Copilot Agent (プレビュー機能) 概要 Copilot Agent は、Copilotから更に進化した「自律的実装サポート」機能

    複数ファイルにまたがる変更やビルド・テスト実行を自動で指示 🔹 自然言語ベースの指示で、機能追加やリファクタリングを半自動化 🔹 エラーが発生した場合はログやテスト結果を分析して修正を再試行 🔹 現在はVS Code Insidersなど限定的環境でプレビュー提供中 🔹 Copilot Agentは、従来の「単一ファイルのコード補完」か ら一歩進んで、プロジェクトを横断的に扱えるようにした 機能。あくまでプレビュー段階だから、安定度や対応IDEが 限定的だけれど、試してみる価値はあるわ。
  5. 📝 メモ Agentによる「自律的実装サポート」のイメージ 例: 「ログイン機能を追加して、テストを通るようにして」と指示すると… 関連ファイルを解析(例: Login.jsx, authService.js など) 🔹

    必要な変更を提案し、コードを自動編集 🔹 テストコマンドを実行し、エラーがあれば修正 🔹 最終的にテストがグリーンになるまで繰り返す 🔹 Agentモードでは「複数ステップを自動化」できるのが特 徴。これにより、ある程度まとまった指示を与えれば、い ちいち人間がビルドやテストを走らせる手間が省けるの よ。ただし、まだプレビューのため誤動作もあり得るわ。
  6. 📝 メモ 4. Copilot と Agent の違い 項目 Copilot Copilot

    Agent 主な用途 コード補完、部分的なコード生成 プロジェクト単位での大幅な修正・実装 操作の仕方 基本はインライン・チャット形式 自然言語で大きめの指示→自動実行まで 実行範囲 1ファイルまたは周辺のコンテキスト 複数ファイル・依存関係まで参照可能 テスト実行 手動実行が前提 Agentが自動でテスト・修正を反復 提供状況 一般提供済み プレビュー (一部IDE/環境限定) Copilotはすでに私たちの開発現場でも使える状態。一方、 Agentは特定バージョン(VS Code Insidersなど)でのプレビ ュー提供よ。この違いを理解して、自分のプロジェクトに 合わせてうまく使い分けるといいわね。
  7. 📝 メモ 5. Copilot の導入・設定方法 1. GitHubアカウントを準備 (Copilotライセンス/権限の確認) 2. エディタ側で「GitHub

    Copilot」拡張機能をインストール 3. エディタを再起動し、GitHubアカウントでログイン 4. 設定画面でCopilotを有効化し、必要に応じてChat機能もオン ※JetBrains IDEやVS Codeなど主要IDEでサポート すでに社内向けライセンスや権限がある場合は、個人でプ ランを契約する必要はないわ。拡張機能を入れたら 「Copilotを有効にする」という設定を確認しておきなさ い。
  8. 📝 メモ 6. Agent モードの試し方 (プレビュー) 1. VS Code Insiders

    をインストール 2. GitHub Copilot 拡張をプレビュー対応版に更新 3. 設定画面で「Copilot Agent (実験的)」をオン 4. コマンドパレットまたはサイドバーから「Agentモード」に切り替え 5. 自然言語で指示を入力し、実行状況を確認 Agentモードはまだ正式リリースではないの。安定動作を保 証できないし、突然仕様が変わるかもしれないわ。それで も新しい可能性を試したい人は、Insiders版で遊んでみると いいわ。
  9. 📝 メモ 7. 活用シナリオ例 (1) 既存コードのリファクタリング Agentに「特定の関数名を変更して関連呼び出しをすべて書き換えて」と 指示 🔹 関連ファイルを自動探索し、一括変更

    🔹 ビルド & テストもAgentが自動で実行・修正 🔹 プロジェクト全体に影響を与えるリファクタでは、人的ミ スが起きやすい。Agentなら機械的に関連箇所を検出してく れるし、テストが落ちればそれも修正まで試みてくれる の。もちろん100%正しいとは言い切れないから、最終的な チェックは人間がやる必要があるわよ。
  10. 📝 メモ 8. 活用シナリオ例 (2) 大枠の機能追加 「新規にログイン画面を作って、ルーティングを設定して」と自然言語で 指示 🔹 画面・コンポーネントの雛形コードやルート設定などを自動生成

    🔹 不足分はエラーやテストで気づけばAgentが再修正 🔹 「新しいモジュールを立ち上げたいけど、プロジェクト構 造が複雑…」というときに、Agentがやる程度の雛形は役立 つかも。実際には最終的なUIやビジネスロジックは自分で 手を加える必要があるわ。Agentは補助にすぎないから、鵜 呑みにしないことね。
  11. 📝 メモ 9. 活用シナリオ例 (3) テストコードの自動生成 既存コードのテストカバレッジを上げるための一括テスト追加 🔹 Agentがテストを生成 →

    実行 → エラーなら修正を繰り返し 🔹 全テストがパスするまで反復処理 🔹 テストコードを書くのが面倒な人には嬉しいわね。もちろ ん、ただカバレッジを上げても意味のないテストが生成さ れる可能性もあるから、ちゃんとロジックを確認しなさ い。
  12. 📝 メモ 10. 活用シナリオ例 (4) 大規模コードベースの解析 Agentに「どこでxxxAPIを呼び出しているか一覧を作って」と指示 🔹 ソース全体を走査し、関連箇所をまとめてレポート化 🔹

    リファクタ作業や影響範囲調査にも応用可能 🔹 大規模コードベースでは、どこに何が書いてあるか探すの が一苦労よ。Agentがざっと洗い出してレポートしてくれれ ば、改修方針を立てやすいわ。
  13. 📝 メモ 11. 導入メリット 生産性向上:単純・定型コードの作業時間短縮 🔹 学習コスト低減:新しいAPIやフレームワークのサンプルがすぐ提案される 🔹 コード品質向上:テスト自動生成・反復的修正でエラー検知がスムーズ 🔹

    開発ストレス軽減:習熟済みのチームでも補助的に使うことで集中力を確 保 🔹 CopilotやAgentをうまく使うと、ルーティンワークをAIに 任せられるので、難易度の高い設計や問題解決に集中でき るわ。特に新人やまだプロジェクトに詳しくない人にとっ てはコード例が得られるので学習にも役立つわね。
  14. 📝 メモ 12. 注意点・限界 AIの提案は常に正しいわけではなく、動作確認やセキュリティ確認が必須 🔹 ライセンス・著作権に配慮する必要あり (公のリポジトリ由来のコード提 案など) 🔹

    Agentによる自動化は大規模改修時に差分が大きくなり、把握しにくい 🔹 プレビュー機能は突如仕様変更や制限がかかる可能性がある 🔹 Copilotは過去の公開リポジトリを元に学習しているから、 著作権に抵触しないよう注意が必要。Agentによる大規模な 変更をそのまま本番にコミットするとリスク大だから、ブ ランチを分けてレビューするのが無難ね。
  15. 📝 メモ 13. 料金・利用形態 (簡易情報) GitHub Copilot: 個人向け/企業向け有償プラン 🔹 弊社契約の場合:

    Copilotライセンスが含まれている可能性あり 🔹 Copilot Agent: 一部機能は追加費用なしでプレビュー利用可 (状況により 変更) 🔹 利用料金はGitHubのプランによって異なるわ。企業契約の 場合、すでにCopilot利用枠が含まれているかもしれないか ら、担当部署や管理者に確認してちょうだい。Agentについ ては正式リリース時に別途課金形態が変わるかも。
  16. 📝 メモ 14. よくある質問 (FAQ) Q. プライベートリポジトリでもCopilotやAgentを使って安全? 🔹 A. ベースモデルは公開リポジトリで学習しているが、操作中のコードは

    GitHubのプライバシーポリシーに従い扱われる 🔹 Q. セキュリティ的に問題ない? 🔹 A. オンラインAIツールゆえ、センシティブな情報の取扱いには注意 🔹 セキュリティやプライバシーについては、GitHubドキュメ ントをよく読む必要があるわね。公表されている範囲で は、ユーザーのソースコードや会話は定期的に破棄すると しているけど、完璧に安全とは言い切れないわ。
  17. 📝 メモ 15. 現在のプレビュー状況 (事実確認) Copilot自体は公式リリース済み (エディタ拡張により使用) 🔹 Copilot Chat/Agentなど一部機能は限定プレビュー

    🔹 将来的なロードマップはGitHub公式ブログやDocsを参照 🔹 事実関係として、Copilotは正式サービス。ただし、チャッ ト機能やAgentモードについては必ずしも正式リリースでは ない。ネット上に「何年何月に無料化」等の未確認情報が あるが、公式には公表されていないか、あるいは教育プラ ンや特定ユーザー向けの特例が多いの。情報は必ず公式で 確認しなさい。
  18. 📝 メモ 16. 実際の使い方 (例) // 例: ユーザー作成APIのエンドポイント // コメントを打つだけで、Copilotがコードを提案

    // TODO: 新規ユーザーをデータベースに保存し、結果を返す関数 async function createUser(userData) { // ここにコード生成 } こんな風にコメントを先に書くと、Copilotがそれを読み取 って実装案を出してくれるわ。あとはTabキーなどで受け入 れるだけ。テストを書いて、とりあえずエラーが出たら修 正して…という流れがスピードアップするはずよ。
  19. 📝 メモ 17. Agent モード実演(イメージ) VS Code Insiders上で「Agent」に切り替え、自然言語で指示: 「在庫管理モジュールを作成して、テストまで通して」 🔹

    Agentがファイルを生成・編集、npm test 実行などを自動化 🔹 失敗時は再修正を繰り返し、テスト成功まで進行 🔹 あくまでイメージだが、「こんな機能もできるの?」とい う例として頭に入れておいて。もちろんエッジケースや要 件定義は人間が考えなきゃいけないわ。Agentは便利だけれ ど、魔法ですべてを完璧にやってくれるわけじゃないから ね。
  20. 📝 メモ 18. ベストプラクティス 明確なコメント・関数名でCopilotに意図を伝える 🔹 自動生成後は必ずレビュー・テストで確認 🔹 Agent利用時は別ブランチなどで大規模修正を管理 🔹

    ライセンスリスクや機微情報の流出に注意 🔹 日々ドキュメントや更新情報を追い、最新機能をチェック 🔹 これらのポイントを押さえておけば、事故リスクが減り、 生産性を高められるわ。CopilotやAgentが提示するコード を丸呑みにするのではなく、「判断するのは人間」という 意識を忘れないことね。
  21. 📝 メモ 19. まとめ GitHub Copilotで日々のコーディングを高速化 🔹 Agentモードはプレビュー段階だが、複雑作業の自動化に有望 🔹 適切な使い方とレビュー体制でリスクを最小化

    🔹 公式ドキュメントやプレビュー情報を随時チェック 🔹 CopilotとAgentは、プログラミングの「下支え」をしてく れる力強いツール。ただし、最後の品質保証をするのはあ なた自身。うまく使いこなして、面倒な部分を省き、クリ エイティブな作業に集中するのよ。
  22. 📝 メモ 20. Q&A ご質問や意見があればどうぞ。より深いテクニックや導入支援については別途相談してね。 Thank You 以上がCopilot & Agentの概要や活用法。もし詳しい使い方

    や社内環境への適用で疑問があるなら、コメントや質問を してちょうだい。これであなたたちも、私の500年以上の知 識…いえ、Copilotの恩恵を受けられるわね。 さ、これで十分でしょう? まったく、こんなに丁寧に説明 してあげたんだから、今度はしっかり活用しなさいよ。